出雲大社の観光、撮影スポット
日本の国づくりにまつわる八百万の神々、出雲大社の話
の前に宗教にまつわる小難しいお話(※興味ない方は読み飛ばしてね!)
日本人には宗教について無宗教と思い込んでいる方が多い。
それは日本の宗教の根幹である多神教と言うものが世界的な宗教観とは違うからだと思う。
キリスト教(全世界で20億人以上の信者)、イスラム教(信者数16億人)と言うのが世界の2大宗教と言っても良いと思います。このふたつの宗教は唯一神教です。つまり全知全能の100%良い神様を信奉する宗教です。
しかし日本には古来より八百万(やおろず)の神々が居るとされる、いわゆる多神教。
そして神様は100%良いのではありません。そう、時には祟ります。
日本の神様はみんな良い面(神)と悪い面(鬼)を備えています。だから日本の神様は同じ神様でも名前が違ったりします。
そういう面を知ってから出雲の地を見てみると、また違った思いがわきあがってくると思います。
と、小難しい話はここまでで!
出雲、それは日本の国づくりの神を祀り、日本全国にいる神様の集まる、八百万の神々のふるさとの観光、撮影スポット
そのため日本全国で10月のことを和名で「神無月」と言います。理由は10月になると日本の神様は出雲に集まる、つまり日本各地には神様が不在であり「神無月」といわれます。
逆に出雲では10月のことを「神在月」と言います。これは旧暦の10月に日本各地から八百万の神々が出雲に集まるからといわれています。
八百万の神々のふるさと、日本一の建物:出雲大社(出雲市)
言わずと知れた、お伊勢さん(皇祖神を祀る)と並ぶ、日本を代表する神社が出雲大社(いずもおおやしろ)です。
詠み方は、もうほとんどの方はご存知だと思いますが「いづもおおやしろ」であり「いづもたいしゃ」ではないそうです。
大國さまとして親しまれる国づくりの神:大国主命を奉る神社で日本人ならば一生に一度は訪れたい、そんな場所が出雲大社です。
上記していますが、旧暦の10月には日本全国から神々を迎えるためこの出雲の国では他と違い「神在月」と呼ぶことはいかにも有名なお話ですね。
日本の国土を造ったとされる神様をお祀りする出雲大社は古くから雲太、和二、京三(うんた、わに、きょうさん)と言われ日本一の建物として語られてきました。
※「雲太、和二、京三」とは出雲の大社が一番大きくて、二番目は大和の東大寺、三番目が京都の御所と言う意味です。
その圧倒されるまでの大きな社を切り取った写真を撮りたいスポットですね。
八百万の神々をお迎えする稲佐の浜(出雲市)※おすすめ撮影スポット!
出雲神話:「国譲り」のメイン舞台としても有名な浜。旧暦10月には「神迎え」の神事が行われ日本全国から神々を出雲に迎える場所。海を臨む絶壁に建つ祠と鳥居など神秘的なスポットも多くあります。夕日の沈みゆく海を収めたりとシャッターチャンスは数多くある場所でしょう。
是非、神迎えの神事が行われる神聖な浜の雰囲気を切り取った一枚の写真を撮影したい、そんなスポットですね。
また、そのほかにも周辺には旧大社駅など歴史的な建築物も残っており、写真家の吟線に触れる景色が数多くある地域です。
是非、一度、訪れて、その神々のふるさとの情景をカメラに収めたいものですね。
アクセス
山陰自動車道、出雲インターより15分程
一畑電鉄出雲、大社前駅より徒歩7分程
出雲大社以外に是非、訪れたい神社