近年ではアジサイ寺として有名な 長谷寺 。
あじさい以外にも四季折々の花が咲く花の寺として昔より知られています。
鎌倉の長谷寺、その歴史は非常に古く、寺伝によると奈良時代の736年に奈良の長谷寺を開いた徳道を藤原房前が招請し開いたと伝わる。
見どころとなる境内は大きく分けて2つに分かれる。
池のある日本庭園が美しい下境内
下境内には妙智池と放生池の2つの池が配された回遊式庭園。この庭園は「鎌倉の西方極楽浄土」とも呼ばれる風情を持ち四季折々に咲く花を愉しみながら散策できる。放生池の奥には、かつて弘法大師が参篭されたといわれる弁天窟もあり、その風景は写真を撮影するのにもってこいの風情を醸しています。
また大きな赤いちょうちんの掲げられた有名な山門も下境内の入り口にある。
あじさいが咲き乱れ、眺望も良い上境内
境内の山肌を彩るアジサイとそれに囲まれた寺院、そして竹林も広がっており様々なアングルからのシャッターポイントは無限大に広がります。
アジサイの時期にはしとしとと振る雨の中、色とりどりの花と緑に囲まれ、時を忘れ心ゆくまでカメラを構えて撮影する、そんな愉しみ方がおすすめのお寺と言えるでしょう。
また、上境内には数多のお地蔵様が並び、圧巻の風景を作り出している地蔵堂。
40種約2500株ものアジサイに囲まれながら散策でき、由比ヶ浜も一望できる眺望散策路など写真を撮りたくなるスポットが多数あり身も心も、そして眼も愉しませることができます。
ほかにも毎年1月1日の元日夜には万灯祈願会が行われ、このときには奉納された祈願ローソク5000個以上が上境内に灯されます。この万灯祈願会の様はまさしく幽玄で多くの写真家も訪れ心ゆくまでシャッターを切っています。
また、鎌倉には長谷寺のほかにも有名な鶴岡八幡宮や長谷寺と同じくあじさいが有名な明月院、縁切寺として有名な東慶寺、日本最古の禅寺:建長寺、竹林の美しい報国寺、苔の緑が美しい鎌倉最古の寺:杉本寺など紹介しきれないほどに観光、撮影スポットが所狭しと立ち並び、とても一度では回りきれないエリアとなっています。ぜひ、鎌倉への旅をしっかりと計画し、アジサイの咲く頃に写真を撮る旅へと訪れてみませんか?
アクセス
横浜横須賀道路、朝比奈インターより25分程
新湘南バイパス藤沢インターより20分程
江ノ島電鉄、長谷駅より徒歩5分程
住所:神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2