奈良大和路花の寺: 長谷寺 (奈良県桜井市の観光、撮影スポット)

長谷寺本堂の舞台から望む五重塔、桜も陽の光に輝く - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -

奈良県桜井市にある 長谷寺 は西暦686年に創建されたと伝わる、真言宗豊山派総本山の寺院で大和と伊勢を結ぶ初瀬街道を見下ろす地に建ちます。

花の寺として知られる長谷寺、仁王門とその先の登廊の風景が有名 - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
花の寺として知られる長谷寺、仁王門とその先の登廊の風景が有名 – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

春の桜に包まれた境内を歩く春の長谷寺

長谷寺で有名なのは4月下旬から5月上旬の牡丹の花ですが、3月終わり頃から4月はじめの季節には境内が美しい桜色に染まります。

初瀬川の橋から見上げた長谷寺境内の風景 - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
初瀬川の橋から見上げた長谷寺境内の風景 – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

この季節には門前町の脇を流れる初瀬川に掛かる橋から見上げれば桜やモクレンなど春の花に彩られた境内を眺めることができ、長谷寺へ訪れた際にはまず最初に味わいたい風景が広がります。

長谷寺仁王門としだれ桜 - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
長谷寺仁王門としだれ桜 – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

次に境内の手前まで歩いてゆけば、仁王門の手前に見事なしだれ桜が咲き乱れ、堂々たる仁王門と相まって美しい景観を作ります。

本堂からは断崖絶壁に作られた舞台から桜の花に包まれた全山を見下ろした画を切り取ったり、春の陽の光を浴びて輝く桜と五重塔の美しいコラボレーションを切り取ることもできます。

長谷寺本堂の舞台から望む五重塔、桜も陽の光に輝く - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
長谷寺本堂の舞台から望む五重塔、桜も陽の光に輝く – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

春の陽気に包まれて長谷寺名物の登廊(のぼりろう)をゆっくりと歩きながら絶景を堪能し、写真に収めたい観光、撮影スポットと言えます。

 

長谷寺と言えば牡丹。春の長谷寺を象徴する牡丹の咲き乱れる境内

この大和長谷寺の一番おすすめの季節は4月下旬から5月下旬。この時期には150種、7,000株もの牡丹の花が咲き乱れます。

長谷寺名物の登廊の脇を埋め尽くす牡丹の花はとても素晴らしく、絶景の言葉しか出てきません。

牡丹の花咲く季節には登廊の脇を牡丹が埋め尽くす - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
牡丹の花咲く季節には登廊の脇を牡丹が埋め尽くす – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

また、同じ頃には境内に石楠花の花も咲き始め花の寺の名にふさわしい寺院と言えます。

この時期には多くの観光客も訪れ思い思いに写真を撮影したり、その目に美しい景色を焼き付けることでしょう。

秋には紅葉も素晴らしい長谷寺

四季を通じて花の咲く長谷寺ですが、秋ももみじが絶景を作り出します。

日本を象徴する仏教文化の建築物と鮮やかに色づくもみじのコントラストがこの山を染め上げて絶景となります。

長谷寺の五重塔、春は桜、秋はもみじとの競演が美しい - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
長谷寺の五重塔、春は桜、秋はもみじとの競演が美しい – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

おすすめの撮影スポットは境内を見渡すことのできる初瀬川沿いから見上げる場所と本堂の舞台から眺める五重塔です。

是非、この季節にも訪れて納得の一枚を撮影していただきたいスポットです。

アクセス

西名阪自動車道、天理インターより40分程

名阪国道、針インターより30分程

 

近鉄大阪線、長谷寺駅より徒歩15分程

 

住所:奈良県桜井市初瀬731-1

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奈良県の観光情報 - -関西地方- - の観光、撮影スポット「撮る旅」
奈良県の観光情報 – -関西地方- – の観光、撮影スポット「撮る旅」

悠久の歴史を感じる朝焼けの藤原宮跡(奈良県にある観光、撮影スポット)

夜明け、東の空と山々の輪郭が少しずつ色づいてくる:藤原宮跡 - -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- -

大和三山に囲まれた地、 藤原宮跡

橿原市にある藤原宮跡はかつてヤマトの都の置かれた地。

深夜、月の沈み行く頃の誰も居ない藤原宮跡と畝傍山のシルエット - -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- -
深夜、月の沈み行く頃の誰も居ない藤原宮跡と畝傍山のシルエット – -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- –

この地で百人一首の「春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山」と持統天皇が夏の到来を詠んだ場所です。今では、その広大な土地に季節の花が咲き訪れる人々を愉しませています。

春は菜の花と桜の競演:藤原宮跡

春、藤原宮跡の北側にある醍醐池のさらに北側、春ゾーンに菜の花が黄色いじゅうたんを作り出します。醍醐池の堤に並ぶ桜の木々が咲かせる満開の桜の花とともに春の訪れを華やかに彩ります。

春、満開の桜と菜の花の競演が愉しめる藤原宮跡 - -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- -
春、満開の桜と菜の花の競演が愉しめる藤原宮跡 – -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- –

毎年、桜の花の毎回の時期に合わせ菜の花も満開になるよう地元の方々が苦労してこの春の競演を実現させています。

春の早朝、宇陀の山々の向こうから昇り来る朝日がつくる朝焼けを背にした桜や菜の花の写真などを撮るために多くの写真家たちが訪れます。

日いづるころ満開の桜も輝きを増し醍醐池に映える - -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- -
日いづるころ満開の桜も輝きを増し醍醐池に映える – -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- –

是非、神々しささえ感じる朝焼けと春の花の競演をカメラに収めに行ってみて下さい。

夏、ハナハスのひらく早朝の清々しい藤原宮跡

夏には藤原宮跡の東側に蓮の葉が水面を隠すほどに成長し早朝、ハナハスが開花します。

蓮の花は早朝に開き、昼前には閉じてしまう花のため午前中にしか楽しめません、しかしだからこそ、その美しい花の良さが際立つとも言えます。

朝、日の光を浴びて輝きを出す蓮の花:藤原宮跡 - -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- -
朝、日の光を浴びて輝きを出す蓮の花:藤原宮跡 – -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- –

藤原宮跡では天香具山、三輪山、さらに向こうに広がる宇陀、室生の美しい山々のある東側から徐々に明るくなってくる朝焼けの時間帯がよく似合います。

夜明け、東の空と山々の輪郭が少しずつ色づいてくる:藤原宮跡 - -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- -
夜明け、東の空と山々の輪郭が少しずつ色づいてくる:藤原宮跡 – -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- –

是非、早朝に訪れて蓮の花開くその瞬間を収めた美しい写真を撮影したいスポットです。

秋、一面に広がるコスモスの花が美しい藤原宮跡

およそ1km四方の広大な藤原宮跡、もっとも花に囲まれる季節が秋です。

広大な敷地一面に拡がるコスモスの花はまるで夢のような世界を作り上げます。

北を向けば耳成山が、東には天香具山、西には畝傍山と美しい大和三山と一面のコスモスと言った世界をカメラに収められます。

耳成山を背に一面に咲くコスモス:藤原宮跡 - -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- -
耳成山を背に一面に咲くコスモス:藤原宮跡 – -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- –

1300年前に都の置かれた藤原宮跡。悠久のときの向こうでも朝の日の出などの風景は変わらなかったことでしょう。この藤原旧跡では、ながいときを感じられる、そんな一枚を撮りたいものですね。

天香具山も一面に咲くコスモスを見守るようだ:藤原宮跡 - -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- -
天香具山も一面に咲くコスモスを見守るようだ:藤原宮跡 – -奈良県橿原市にある観光、撮影スポット- –

アクセス

西名阪自動車道、香芝インターより30分程

名阪国道、天理東インターより40分程

JR桜井線、畝傍駅より徒歩30分程

近鉄橿原線、畝傍御陵前駅より徒歩30分程

近鉄大阪線、耳成駅より徒歩30分程

 

住所:奈良県橿原市縄手町178-1

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奈良県の観光情報 - -関西地方- - の観光、撮影スポット「撮る旅」
奈良県の観光情報 – -関西地方- – の観光、撮影スポット「撮る旅」

日いづる三輪山を祀る 大神神社 (奈良県にある観光、撮影スポット)

夜、誰もいない境内は神秘的でもあり、昼間とは違った趣きがある - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -

ヤマトの象徴、三輪山を御神体として祀る 大神神社

実在する初代天皇とされる崇神天皇が宮をおき、出雲の国つくりの神:大物主大神が鎮座する三輪山を御神体として祀ったのが大神神社である。

古代の日本、ヤマトが始まった地に大和一の宮である大神神社がある。

大和一の宮:大神神社の拝殿。大神神社は拝殿の背後にある三輪山を御神体として祀る神社 - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
大和一の宮:大神神社の拝殿。大神神社は拝殿の背後にある三輪山を御神体として祀る神社 – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

朝、日の昇る古来より信仰された三輪山の美しさ

弥生時代以降、稲作が生活の基盤となった日本において太陽の恵みは多大なものがあった。その太陽の信仰を象徴し、さらには国つくりの神である大物主大神が鎮まる三輪山は大和を代表する名山で、その円錐形の美しい山容とともに古来より親しまれてきた。

美しい山容の三輪山。古代よりヤマトの人々に愛され敬われてきた三輪山は大神神社の御神体でもある - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
美しい山容の三輪山。古代よりヤマトの人々に愛され敬われてきた三輪山は大神神社の御神体でもある – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

『うま酒 三輪の山 青丹よし 奈良の山の 山のまに い隠るまで 道のくまいさかるまでに つばらにも 見つつ行かむを しばしばも 見さけむ山を 心なく雲の 隠さふべしや』とは万葉の世に詠われた額田王の歌。

この奈良の地より近江へと遷都される際に美しい三輪の山を何度も何度も振り返り振り返り、その姿が見えなくなるまで別れを惜しんだ、そんな歌。

この地にきたら古代より愛されてきた美しい山容の三輪山を是非、写真に収めたいものです。

いくつもの摂社をもち、神社めぐりを愉しめる大神神社

大神神社の境内には数多くの摂社がある、例えば大直禰子神社(若宮社)や狭井神社などである。

大神神社の手水舎は蛇をかたどった他にはあまり見られないタイプ。 - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
大神神社の手水舎は蛇をかたどった他にはあまり見られないタイプ。 – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

狭井神社では申し込みをすれば、御神体でもある三輪山へ登ることもできる。

時間があれば三輪山への登山も検討したいものである。

奈良の郷土料理にゅうめん、三輪素麺

三輪そうめんの歴史は古い、今から1300年も前にこの三輪の地が小麦作りに適しているとされ、その頃から素麺が作られているらしい。

実際に、大神神社の参道や周辺では、お土産としての販売やそうめんを提供する店舗が数多くある。

三輪そうめんのお店は多くあり、お土産としての購入から、その場で食べられるお店まである - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
三輪そうめんのお店は多くあり、お土産としての購入から、その場で食べられるお店まである – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

そうめん、にゅうめんと言うと関西の方々以外はさほど良いイメージは持っていないのかもしれません。私もにゅうめんはキライなものリストに入っていたのですが、この三輪の地で食したことで晴れてキライなものリストから削除されました(笑)

また、食べ物ついでに紹介したいのが日本酒。

万葉の世から「味酒(うまさけ)の三輪」と詠まれてきた、この地では今でも酒作りがさかんで近年では大神神社の神域に咲くササユリから造られた酵母を使った日本酒もあり、これがなかなかに「うまし酒」となっています。

写真からは離れてしまいましたが是非とも味わって頂きたいものです。

夜、誰もいない境内は神秘的でもあり、昼間とは違った趣きがある - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
夜、誰もいない境内は神秘的でもあり、昼間とは違った趣きがあり、おすすめ – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

日本最古の神社の1つで大和の国一の宮、三輪明神としても親しまれている大神神社。大物主大神を祀っており三輪山を御神体とする。日本神話にも縁のある神社で悠久の歴史に彩られた一枚を切り取れるのではないでしょうか?また、独特な三ツ鳥居や巳の神杉(みのかみすぎ)・しるしの杉など見所も多いので是非、あなただけの一枚を残してください。

アクセス

京奈和自動車道、木津インターより60分程

西名阪自動車道、天理インターより30分程

名阪国道、天理東インターより40分程

JR桜井線、三輪駅より徒歩5分程

 

住所:奈良県桜井市三輪1422

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お地蔵さまとあじさいの寺: 矢田寺 (奈良県の観光、撮影スポット)

あじさい寺として名高い矢田寺の境内には春日神社もある - -奈良県大和郡山市にある観光、撮影スポット- -

奈良県大和郡山にある 矢田寺 には50年ほど前、梅雨の時期にいろどりを添えるため300株ほどのあじさいが植えられた。

また、この矢田寺は西暦674年、天武天皇の勅願によって建立された地蔵信仰の中心地として今も脈々と信仰を集める古刹である。

あじさいの花が出迎える梅雨時の矢田寺境内 - -奈良県大和郡山市にある観光、撮影スポット- -
あじさいの花が出迎える梅雨時の矢田寺境内 – -奈良県大和郡山市にある観光、撮影スポット- –

梅雨の薄暗い矢田寺を明るく彩るあじさいの花

今日ではこのあじさいも約10,000株にまで増えており、梅雨の暗い季節をいろどっている。

お地蔵さまもあじさいに囲まれる矢田寺の梅雨の風景 - -奈良県大和郡山市にある観光、撮影スポット- -
お地蔵さまもあじさいに囲まれる矢田寺の梅雨の風景 – -奈良県大和郡山市にある観光、撮影スポット- –

このあじさいの花が雨に打たれながら咲く様は、人々の苦しみをその身に代わり受けやわらげてくださると信じられる地蔵菩薩様のすがたに通じるものがある。

境内の斜面を利用し立体的に作庭された紫陽花庭園は、まるで迷路のように壁をなし訪れる人々を愉しませている。

境内には約10,000株ものあじさいがある矢田寺 - -奈良県大和郡山市にある観光、撮影スポット- -
境内には約10,000株ものあじさいがある矢田寺 – -奈良県大和郡山市にある観光、撮影スポット- –

しっとりと色づく秋の矢田寺の風景

上で触れたように今日ではあじさいの寺として名高い矢田寺は秋のもみじも美しく人気である。

本堂へとつづく参道には、カエデの木々が両側から競うように染め上げている。

このもみじが色づく季節にも、広い境内のなか被写体を求めて散策するもの趣きがあってとてもおすすめです。

紅葉の時期には錦秋に彩られる矢田寺 - -奈良県大和郡山市にある観光、撮影スポット- -
紅葉の時期には錦秋に彩られる矢田寺 – -奈良県大和郡山市にある観光、撮影スポット- –

秋の紅葉と夏のアジサイ、どちらも寺院に多い風景ですが、それぞれ寺院ごとに趣きがあります。写真を遺すことを考えればひとつでも多くの撮影スポットをめぐりたいものです。

この矢田寺もここにしかない風情、趣きがあるはずできっとそれはあなたに見つけられることを待っていることでしょう。

あじさい寺として名高い矢田寺の境内には春日神社もある - -奈良県大和郡山市にある観光、撮影スポット- -
あじさい寺として名高い矢田寺の境内には春日神社もある – -奈良県大和郡山市にある観光、撮影スポット- –

アクセス

西名阪自動車道、法隆寺インターより

西名阪自動車道、大和まほろばスマートインターより

二阪奈道路、中町ランプより

 

住所:奈良県大和郡山市矢田町3549

 

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四季折々の花が咲く花浄土: 長岳寺 (奈良県の観光、撮影スポット)

創建当時から残る唯一の建造物、鐘楼門も春には華やかな桜に映える - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット:長岳寺- -

関西有数の花の寺:長岳寺(奈良県天理市)

長岳寺は西暦824年に弘法大師が開いたと伝わる古刹で、その創建当時から残る鐘楼門は重要文化財にも指定されている。春には桜の花に囲まれた鐘楼門の風景が格別!

春には大門とともに桜の花が訪れる人を出迎える長岳寺 - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- -
春には大門とともに桜の花が訪れる人を出迎える長岳寺 – -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- –

春の訪れを桜が運ぶ、華やかな山の辺の風景:長岳寺

この長岳寺には訪れて欲しい、おすすめの季節が多くある。

そのひとつが春、桜の咲く季節である。

創建当時から残る唯一の建造物、鐘楼門も春には華やかな桜に映える - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット:長岳寺- -
創建当時から残る唯一の建造物、鐘楼門も春には華やかな桜に映える – -奈良県天理市にある観光、撮影スポット:長岳寺- –

冒頭にも紹介したように長岳寺には創建当時から残る鐘楼門が重要文化財に指定されているが、この鐘楼門のすぐ脇に見事な花を咲かせる桜が植えられており、ともすれば涸れた風情の歴史的な建造物に艶を与える。

また、放生池を挟んで桜があるため池の水鏡に映りこむ春をも愉しめる。

参道や境内にはツツジの株が生えそろい、シーズンには華やかさも増す長岳寺 - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- -
参道や境内にはツツジの株が生えそろい、シーズンには華やかさも増す長岳寺 – -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- –

ツツジとカキツバタの競演が愉しめる:花浄土の長岳寺

この長岳寺のみどころのひとつが5月のカキツバタとツツジ。

ツツジは境内に焼く1,000株とされており、しかも3mほどの高さになる。このツツジの美しく華やかな花とともに、ここでもやはり冒頭で紹介した鐘楼門を含めた日本の初夏の美しさを写真に収めるのがおすすめ。

ツツジ、カキツバタ、桜、カエデと放生池の周りには四季によって彩を添える木々がたくさん - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット:長岳寺- -
ツツジ、カキツバタ、桜、カエデと放生池の周りには四季によって彩を添える木々がたくさん – -奈良県天理市にある観光、撮影スポット:長岳寺- –

また、ツツジの株は参道のみならず放生池を縁取るようにも咲き誇っており、池の水面に映りこむ様がとても美しい。

さらに、このツツジが終わりかける頃には、放生池の中にカキツバタが咲き始め、早朝などには、まさに極楽浄土を思わせる幽玄な風景がただよう。

この早朝の清々しい空気の中で、ツツジとカキツバタが咲く様は花浄土の言葉がふさわしく、この風景は何が何でもカメラに収めたいものである。

広い境内には苔の美しい緑を愉しめるスポットも!日本庭園の美しさを堪能できる長岳寺 - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- -
広い境内には苔の美しい緑を愉しめるスポットも!日本庭園の美しさを堪能できる長岳寺 – -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- –

秋のもみじは夕方が美しい:長岳寺の錦秋

この長岳寺は花の寺として関西花の寺二十五ヶ所のひとつとなっているが秋のもみじも素晴らしい。

桜のほかにもカエデなどの落葉樹が数多く植えられているので、うつくしくいろどられたもみじは日本の紅葉100選に選定されるのも納得の絶景と言える。

このもみじの鮮やかさと鐘楼門の歴史を感じさせる佇まいの組み合わせ、また、放生池に映りこむ錦秋も写真に収めたい瞬間と言える。

かつて塔頭のひとつであった庫裏の庭園も美しい長岳寺 - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- -
かつて塔頭のひとつであった庫裏の庭園も美しい長岳寺 – -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- –

関西花の寺のひとつとされるだけあり、季節ごとに数々の花に境内がいろどられ、遠方からなどでは、どの季節に訪れるべきか、非常に悩ましくもある長岳寺。

ここは是非!すべてのシーズンに予定を立て花の開花状況などに合わせて訪れたい、そんな撮影スポットと言える。

アクセス

西名阪自動車道、天理インターより10分程

名阪国道、天理東インターより20分程

JR桜井線、柳本駅より徒歩20分程(タクシーで5分程)

 

住所:奈良県天理市柳本町508

 

長岳寺以外の奈良県の観光、撮影スポットはこちらから

奈良県の観光情報 - -関西地方- - の観光、撮影スポット「撮る旅」
奈良県の観光情報 – -関西地方- – の観光、撮影スポット「撮る旅」

 

日本のはじまりを助けた神剣を祀る:石上神宮(奈良県の観光、撮影スポット)

楼門脇につづく色あざやかで美しい回廊:石上神宮 - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- -

古代より武門に信仰された石上神宮

石上神宮は神話にてヤマトの初代天皇とされる神武天皇が東征する際に遣わされた神剣:布都御魂をお祀りする日本最古の神社のひとつ。

その後、古代ヤマトの武門の棟梁である物部氏の氏神様として古代より信仰されてきた由緒ある神社となります。

ご祭神である御神剣:布都御魂大神と記された檜の大鳥居:石上神宮  - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- -
ご祭神である御神剣:布都御魂大神と記された檜の大鳥居:石上神宮 – -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- –

様々な神話に彩られ、歴史にも深いかかわりのある石上神宮は山の辺の道めぐりとも併せて訪れたいスポットです。

境内、周辺のおすすめ撮影スポット:石上神宮

境内には奈良県指定の天然記念物ワタカ(別名:馬魚)の棲む鏡池や樹齢300年を越え万葉の世には「布留の神杉」とも詠われた神杉、鎌倉時代に建立され重要文化財に指定されている楼門、同じく鎌倉時代に建立された国宝である拝殿など被写体としておすすめの撮影スポットが数多くあります。

楼門脇につづく色あざやかで美しい回廊:石上神宮  - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- -
楼門脇につづく色あざやかで美しい回廊:石上神宮 – -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- –

ほかにも小さいながらも趣のある手水鉢や、紅葉の時期には天理市内各所から望めるオオイチョウの木があるなど隠れた被写体もあります。

そこにあると知らなければ通り過ぎがちな苔の緑も美しい手水鉢:石上神宮  - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- -
そこにあると知らなければ通り過ぎがちな苔の緑も美しい手水鉢:石上神宮 – -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- –

また、隣接する神宮外苑公園や目の前を走る県道には桜の木が多く植えられており、春の桜の季節にはいっそうの華やぎを添え、車で石上神宮へ向かう際や、石上神宮から他のスポットへ向かい際にも気持ちよいドライブや散策を愉しめます。

石上神宮へと至る県道には桜の並木が続き春にはいっそうの華やぎを感じさせる  - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- -
石上神宮へと至る県道には桜の並木が続き春にはいっそうの華やぎを感じさせる – -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- –

写真の撮影スポット以外にもおすすめの石上神宮

このサイトは写真の撮影がメインですが、写真撮影以外にこの石上神宮で気になったものを紹介します。

それはお守り。

神武天皇の神話にまつわるお話から、起死回生の御神劔守があります。このお守りは御神剣をデザインしておりちょっと男心をくすぐるお守りです(笑)

また、交通安全ステッカーも御神剣をデザインしたものとなっていて是非!車に張っておきたいものです。

とかく写真撮影をする方は車やバイクでの移動も多くなると思いますので、この石上神宮の交通安全ステッカーのご利益にあやかってみてはいかがでしょうか?

アクセス

名阪国道、天理東インターより5分程

西名阪自動車道、天理インターより15分程

JR桜井線、天理駅より徒歩30分程

住所:奈良県天理市布留町384

 

奈良県の他の観光、撮影スポットはこちら

奈良県の観光情報 - -関西地方- - の観光、撮影スポット「撮る旅」
奈良県の観光情報 – -関西地方- – の観光、撮影スポット「撮る旅」

急勾配の峠みち:暗峠(大阪府、奈良県境にある観光、撮影スポット)

冬の空気の数だ日には、生駒山から西の方角にきらきらと光る平野が望める - -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- -

松尾芭蕉が最期に旅をした暗峠(くらがり峠)

奈良時代より街道として使われてきた暗峠

「菊の香に くらがり越ゆる 節句かな」これは江戸時代に松尾芭蕉がその最期の旅となる奈良から大阪へ至る際に、この暗峠にて詠んだ句である。

奈良県と大阪府境にある暗峠の石畳の峠道 - -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- -
奈良県と大阪府境にある暗峠の石畳の峠道 – -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- –

この暗峠は古来、大阪と奈良を結ぶ最短距離の街道として整備され、江戸時代には現在も頂上付近に残る石畳の道が敷かれたとされている。

また、この暗峠を越える暗越奈良街道は日本のみち100戦に選定されており、特に峠頂上部分の付近の石畳の街道の風情は写真に収めるのに格好の被写体と言えます。

この暗峠へ登りゆく道は大阪府側、奈良県側ともに車でも苦労するほどの急勾配が続いており、徒歩でゆっくりと上って行くのがおすすめです。

奈良時代より使われてきた峠道:暗峠 - -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- -
奈良時代より使われてきた峠道:暗峠 – -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- –

酷道としても有名な狭く急勾配のつづく峠道

奈良県生駒市と大阪府東大阪市をむすぶ暗峠は酷道と書かれる国道でも有名。

元祖、日本最強の国道とも呼ばれるこの暗峠は、その短い距離での高低差が大きく車での往来にも難渋するほどの急勾配が続く道。

写真撮影ではあまり関係はないのかもしれませんが、一部のファン層に人気のスポットです。

温かみのある色づきの美しいもみじ風景:暗峠

暗峠を散策する際に、おすすめしたい季節は、その山々が暖かい色に染まる紅葉の季節。奈良時代より使われてきた街道に沿って山を登ってゆけば、途中には棚田の風景などもあり、周囲の紅葉とともにカメラに収めたい風景が続く。

暗峠には温かみのある色合いに染められた紅葉がひろがる
暗峠には温かみのある色合いに染められた紅葉がひろがる

夜、生駒の山から見える絶景

暗峠の頂上付近にさしかかるとからは奈良方面、大阪方面ともに見晴らしの利くスポットがある。

また、頂上からは南北にハイキングコースも交差しており山道を歩けば大阪の広大な夜景を望めるスポットも点在する。

そんな夜景スポットの中でも、もっともおすすめのポイントは信貴生駒スカイラインからアクセスが容易な府民の森内のぼくらの広場。

ここからは圧倒的な大阪の夜景が目の前に広がる。

冬の空気の数だ日には、生駒山から西の方角にきらきらと光る平野が望める - -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- -
冬の空気の数だ日には、生駒山から西の方角にきらきらと光る平野が望める – -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- –

空気の澄んだ日には遠く明石海峡大橋まで見渡すことができ、暗い夜道にもかかわらず、この絶景を求めて多くの人が訪れる。

アクセス

第二阪奈有料道路、壱分料金所より車で15分程(暗峠)

近鉄生駒線、南生駒駅より徒歩(ハイキング)1時間程

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奈良県の観光情報 - -関西地方- - の観光スポット「撮る旅」
奈良県の観光情報 – -関西地方- – の観光スポット「撮る旅」

山桜がおりなす絶景:吉野山(奈良県の観光、撮影スポット情報)

春の桜と多宝塔 - -奈良県吉野町- -

下千本から咲き始める奈良県、吉野の桜がつくる絶景

吉野山の山桜

写真家ならずとも生きているうちに一度はその景色を目にしたいと思う、吉野山のサクラ。一般的な花の多いサクラと違いこの吉野山は花の少なめの山桜。

山々をピンクに染める吉野の山桜 - -奈良県吉野町- -
山々をピンクに染める吉野の山桜 – -奈良県吉野町- –

約3万本のサクラが下千本・中千本・上千本・奥千本と4つに分かれて密集しており、そのはかなげな風景を醸しだしている。

見ごろは4月、下千本から咲き始め中千本、上千本と咲き、最後に奥千本と時間差をもって咲いてゆくため約1ヶ月にわたり愉しむことができる。

また、開花期間中は夜間ライトアップされる為、また違った幽玄な風情も味わうことができるスポットと言える。

幽玄と言えば夜間のライトアップよりもおすすめしたいのが早朝の深い山々が目覚めるとき。徐々に日の光が届き山々を照らし出すが、霧のかかったこの時間帯はこの世のものとは思えぬほどに幻想的な光景が漂います。

吉野山のシンボル蔵王権現を祀る:金峯山寺

総本山 金峯山寺

役 小角により創建されたと伝わり、古来より修験者が多く訪れた修験場の入り口で吉野山のシンボル的存在の金峯山寺。

春の桜と多宝塔 - -奈良県吉野町- -
春の桜と多宝塔 – -奈良県吉野町- –

南北朝時代には南朝方の拠点としても関わった古刹。

境内に漂う空気も格別のお寺。吉野の山を象徴するとともに、ここより始まる密林の入り口としても存在感があります。是非ともその空気感をおさめた写真を撮りたいスポットでもあります。

金峯山寺のみどころは秘仏本尊である金剛蔵王大権現の公開。2018年は30年3月31日(土)~5月6日(日)の期間において公開されるので是非、吉野の桜とともにお目にかかってきてはいかがでしょうか?

※金剛蔵王大権現は撮影禁止となっているとのことです。

秋、深い色合いに染められる山桜たちの紅葉

また、花の咲く春以外にも吉野山は秋にも訪れてみたいスポットです。

春にはピンクに染められていた山々が紅葉にいろどられます。

主に山桜によっていろどられる吉野の紅葉は、可憐でいて深い色にそまります。

山桜主体の吉野の紅葉 - -奈良県吉野町- -
山桜主体の吉野の紅葉 – -奈良県吉野町- –

日本全国に多く紅葉スポットはありますが、この吉野山の紅葉もほかとは一味違って楽しめるのではないでしょうか?

春の桜、そして秋の紅葉、ともに他のスポットとは違ったこの吉野山でしか見られないシーンを是非、カメラに収めて持ち帰りたいものですね。

アクセス

京奈和自動車道、御所南インターより30分程

京奈和自動車道、五條北インターより30分程

近鉄吉野線、吉野駅よりロープウェイにて5分程の吉野山駅より徒歩10分程

 

長野県でも見られる桜が造る絶景:高遠城址公園

 

奈良の大仏さまで知られる東大寺(奈良県の観光、撮影スポット)

二月堂から眺める夕景 - -奈良県:東大寺- -

奈良を象徴する巨大寺院、東大寺

華厳宗大本山 東大寺 公式ホームページ

奈良、と言えば東大寺と言っても良いほどに有名で、例えば修学旅行などで一度は行ったことがある、そんな超のつく有名観光スポットと言える。

世界最大級の木造建築:東大寺金堂(大仏殿) - -奈良県:東大寺- -
世界最大級の木造建築:東大寺金堂(大仏殿) – -奈良県:東大寺- –

天平時代に創建された巨刹で当時から残っている建造物は転害門のみとなっているが、焼失などがあっても都度、再建されてきた、奈良のまちを守り、そして守られてきた、歴史的な重みのある寺院。ただ大きいだけではなく創建当時から唯一残っている、転害門など天平の息吹を感じられるスポットもある。

金堂(大仏殿)

広い境内に堂々と建つひときわ大きな建物大仏殿。内部には奈良の大仏さまがおられる。

2度の再建を経て創建当時と比べればいくぶんか小さくなってしまった大仏殿ではあるが、今なお世界最大級の木造建築物として残っている。

ならの大仏さま - -奈良県:東大寺- -
ならの大仏さま – -奈良県:東大寺- –

例えば早朝の霧に包まれた壮大な大仏殿など気象条件にもよるが是非ともお目にかかりたいシーンである。

二月堂

夕陽に染まる二月堂 - -奈良県:東大寺- -
夕陽に染まる二月堂 – -奈良県:東大寺- –

この地に立てば遠くに平城京跡、奈良の市街が見え、藤原氏の氏寺:興福寺、藤原氏の氏神:春日大社までもその眼下に見ることができる、非常に眺望の良い場所であることがわかる。朝日に照らされた奈良の風景を一目見れば、この寺が奈良の人々に愛されてきたことが伺える。また、この地から是非、撮りたいのが夕景。

奈良のまちの向こうに沈み行く夕陽を奈良のまちのシルエットとともにカメラに収めたいスポットです。

二月堂から眺める夕景 - -奈良県:東大寺- -
二月堂から眺める夕景 – -奈良県:東大寺- –

転害門

東大寺、と言うと大きい、そんなイメージが強く見逃されがちな転害門。

大仏殿の裏側、正倉院の西にあるこの門は天平時代の創建から唯一残っている遺構でもある。奈良のまちの1300年近い歴史を見つめてきた東大寺に訪れたら是非とも、この転害門にも立ち寄り天平の息吹を感じることができる一枚を撮影したいものです。

春、サクラの花の咲くころの東大寺はひときわ華やかに - -奈良県:東大寺- -
春、サクラの花の咲くころの東大寺はひときわ華やかに – -奈良県:東大寺- –

是非、奈良へ行く際には東大寺に多くの時間を割き、歴史と日本の文化に触れられるような一枚を撮影するために広い東大寺を散策してみてください。

アクセス

京奈和道、木津インターから15分程

近鉄奈良線、奈良駅より徒歩20分程

 

奈良県の観光、撮影スポットの一覧はこちら

奈良県の観光情報 - -関西地方- - の観光スポット「撮る旅」
奈良県の観光情報 – -関西地方- – の観光スポット「撮る旅」

橿原神宮、畝傍山、神武天皇稜(奈良県橿原市観光スポット)

神々しさを感じる2678年前に日本のはじまった地:橿原神宮 - -橿原市:橿原神宮- -

橿原神宮の背に神々しさすら感じる美しき:畝傍山

 

近鉄の畝傍御陵前駅から西へ向いたその道をゆく、

すると神々しいまでに美しいカタチの小高い山が姿をあらわす。

それこそ大和三山のひとつ畝傍山であり、特に神武天皇陵手前から眺めるのが美しい。

万葉の頃から「畝傍雄々し」と詠われてきたその姿を是非にカメラにおさめたい。

藤原宮跡から眺める畝傍山 - -橿原市:畝傍山- -
藤原宮跡から眺める畝傍山 – -橿原市:畝傍山- –

初代ヤマト王の眠る地、神武天皇稜

また、畝傍山の手前にある神武天皇陵もヤマトの初代王の御陵と伝わり、その空気の清々しさは格別のものがある。

それは日本書紀に記された神話・・・

日向の高千穂より東へ向かい(神武東征)、熊野より上陸した神武天皇はこの地にたどり着きヤマトの初代王となり、今日までの2678年にも及ぶ日本の歴史がスタートした地です。

その地に今、あるのが橿原神宮である。

2678年に及ぶ日本の歴史がはじまった地、橿原神宮

橿原神宮ホームページ

神々しいまでに美しい畝傍山を背にした橿原神宮は広々とした、境内に厳かな拝殿などが建ち「日本のはじまりの地」にふさわしい雰囲気をまとう。

神宮としての歴史は浅いが2600年以上の歴史の地:橿原神宮 - -橿原市:橿原神宮- -
神宮としての歴史は浅いが2600年以上の歴史の地:橿原神宮 – -橿原市:橿原神宮- –

神宮自体は明治時代に建てられたものであるが、ここに立てば日本の歴史の重みを感じることができるであろう。

実際には初代の神武天皇から数代は実在が証明されておらず、神話の域を出ないのだが、そういう神話があるのだと思って、この清々しさ感じるとひとしおのものがあるのでは?

古代の歴史に、日本のはじまりの地に、思いを馳せて、それにふさわしいと思えるようなロマンあふれる写真を撮りたいものだと思える、それが自己満足であろうとも、見た人がそう感じ取れるような、そんな一枚をこの場所でとることができれば写真家冥利に尽きるのではなかろうか。

神々しさを感じる2678年前に日本のはじまった地:橿原神宮 - -橿原市:橿原神宮- -
神々しさを感じる2678年前に日本のはじまった地:橿原神宮 – -橿原市:橿原神宮- –

是非にこの橿原神宮、神武天皇陵そして畝傍山の一帯を訪れ、神聖なる空気をまとった写真を撮影してみて下さい。

橿原神宮へのアクセス

近鉄、橿原神宮前駅より徒歩10分程

大和高田バイパス、四条ランプ交差点より南へ5分程