・商売繁盛の神として日本全国に社が点在するお稲荷さんの総本社:伏見稲荷大社
商売繁盛の神として日本全国に3万社もあり「お稲荷さん」として親しまれている稲荷社。その総本社に当たるのが京都市伏見区にある伏見稲荷大社です。
写真愛好家にとっても本殿から奥社へと続く道に出現する千本鳥居の独自の風景は被写体として愉しませてくれ、この地を訪れた方が必ず撮影するスポットです。
この伏見稲荷大社は24時間いつでも参拝することができるため、深夜や早朝などの人の少ない時間帯を狙って思い思いに写真を撮影するのがおすすめです。
また、本殿の背後にそびえる稲荷山にも熊鷹社、一ノ峰(上社神蹟)、間ノ峰(荷田社神蹟)など多くの社が立ち並んでおり、写真を撮影しながらぐるりと回って見れば、数多くの素敵なスポットを見つけることができるのではないでしょうか?
また、稲荷山の見晴らしの利く場所にはちょうちんでカタチ作られた鳥居が建っており、夜には楼門や本殿の背後に浮かび上がる紅い鳥居を捕らえることもできます。
また、夜の伏見稲荷大社の風景には是非とも訪れたいときがあります。それは毎年7月に行われる本宮祭です。
この本宮祭は7月、土用の丑の日の次の日曜か祝日に開催され今年2018年は7月22日(日)となります。この本宮祭が行われる際には、拝殿などの建物や千本鳥居をはじめ伏見稲荷大社のいたるところに赤いちょうちんが灯されます。その数は1万余りとも言われ、まさに圧巻の風景と言えます。
この本宮祭が開催されるときの伏見稲荷大社は、いつもにも増して異世界と言う雰囲気を強くかもし出します。この風景は写真家ならずとも多くの方が訪れ愉しみます。
是非、この異界へと通じたかのような伏見稲荷大社をカメラに収めて歩き回ってみたいものですね。
さらにこの伏見稲荷大社近くには古くから続くみやげ物店などが軒を連ねる通りや住宅街を抜けた先には江戸時代中期に活躍した画家:伊藤若冲の晩年作である五百羅漢を裏山に配した石峰寺などもあり、伏見稲荷大社とは違った風景を写真に収めることができます。
是非、京都へ行った際には伏見稲荷大社近くに多くの時間を割き納得ゆくまで写真の撮影をしてみてはいかがでしょうか?