京都らしい風情が愉しめる: 祇園白川 (京都府の観光、撮影スポット)

さくらの咲く頃の擬音白川:巽橋 - -京都、祇園白川- -

 祇園白川 は京都に住む方々でさえ「京都らしい」と言える観光、撮影スポット

昔ながらの風情が残る御茶屋が並ぶ通り、石畳が敷かれたみち、白川の向こうに立ち並ぶ町屋、白川にかかる橋、どれをとっても京都。そんなスポットは祇園界隈にしかないのでは?

なぜか心惹かれる京都:祇園の路地と町屋  - -京都、祇園白川- -
なぜか心惹かれる京都:祇園の路地と町屋 – -京都、祇園白川- –

春、満開の桜の下を歩く人波

春の桜が咲く頃の祇園の華やぎは格別のものがあります。

上でも書いたように、これぞ京都!と言う風情に美しい桜の花が添えられると写真家ならずともシャッターを切るしかありません。そんな華やかさと古い街並みを一枚に収めた写真を撮りたいおすすめの撮影スポットです。

さくらの咲く頃の擬音白川:巽橋  - -京都、祇園白川- -
さくらの咲く頃の擬音白川:巽橋 – -京都、祇園白川- –

祇園白川にかかる巽橋

白川にかかる巽橋。ちいさな橋なのに、異様に惹きつけられる。京都の橋を代表する小さな橋かもしれない。

この周辺には白川にかかる橋は他にもあるが、やはり巽橋がもっとも美しく感じる。

この巽橋を渡った先には町屋の間を抜ける小さな通り。

町屋の間を抜ける路地と白川にかかる巽橋  - -京都、祇園白川- -
町屋の間を抜ける路地と白川にかかる巽橋 – -京都、祇園白川- –

京都を訪れた際には是非とも立ち寄って欲しい、そんなちいさな橋です。

京都の町屋建築をコレでもかと愉しめる祇園白川

この周辺は本当に映える。

写真でも映像でも映える。このあたりを着物を着て歩けばえもいわれぬ気持ちになれるのかもしれない。が、写真を撮る人には被写体となるのかも?(笑)

夜のライトの照らされた桜と白川  - -京都、祇園白川- -
夜のライトの照らされた桜と白川 – -京都、祇園白川- –

お茶屋が軒を連ねるこの付近には舞妓さんも多く歩いており、京都というまちを象徴するようなシャッターチャンスに出会えることだろう。

やはり、満開の桜がライトアップされ、その下の石畳のみちを歩く舞妓さん、そんな写真を心ゆくまで撮り続けたい撮影スポットではないだろうか?

アクセス

京阪電車、祇園四条駅より徒歩5分程

京阪電車、三条駅より徒歩10分程

阪急電車、河原町駅より徒歩10分程

 

安倍晴明が修行した阿寺の七滝(愛知県新城市の観光、撮影スポット)

下からは最上部まで見えないが美しい曲線を描く阿寺の七滝 - -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- -

平安時代の陰陽師:安倍晴明が若年期に修行したとの伝説が残る地、阿寺の七滝。

日本の滝100選に愛知県内で唯一、選出された滝でもあります。

七段にかかる、優美な曲線をもった阿寺の七滝

阿寺の七滝

この阿寺の七滝のおすすめポイントは豊かな自然に囲まれた美しい滝の姿。

駐車場から約900mほど歩いた先に阿寺の七滝があるのだが、そこまでの起伏の少ない歩きやすい遊歩道では緩やかに流れる川のせせらぎを左に聞きながら歩いてゆく。

阿寺の七滝へ向かう途中、振り返れば緑の中をすすむ道が伸びる  - -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- -
阿寺の七滝へ向かう途中、振り返れば緑の中をすすむ道が伸びる – -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- –

道中には苔むした杉の木など美しい緑の景色が広がり、写真を撮るのにも最適!

春から初夏にかけてのまぶしいばかりの新緑に包まれた遊歩道

杉の巨木の根元は鮮やかな緑の苔に覆い尽くされている  - -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- -
杉の巨木の根元は鮮やかな緑の苔に覆い尽くされている – -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- –

夏には岩肌の露出した山肌に咲くイワタバコの花

秋には美しい紅葉の中をすすむ遊歩道

と訪れる季節によってみどころもたくさん。

光に照らされ真新しい緑の木々も秋には錦に染まる  - -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- -
光に照らされ真新しい緑の木々も秋には錦に染まる – -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- –

そして滝へたどり着けば、豪快さはないものの優雅に流れ落ちる美しい曲線を持った阿寺の七滝が出迎えます。

夏には滝から流れる渓流で水遊びも楽しめるスポットで水に関連する写真が多く撮れる撮影スポットです。

下からは最上部まで見えないが美しい曲線を描く阿寺の七滝  - -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- -
下からは最上部まで見えないが美しい曲線を描く阿寺の七滝 – -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- –

また周辺には車でさらに山へと走った先に愛知県最大の百間滝と言う趣の違った滝もあり、こちらもおすすめです。

ゼロ磁場に流れる迫力の滝:百間滝

百間滝

阿寺の七滝から北東へ行った先には長野県の分杭峠と同じく日本最大の断層である中央構造線上のゼロ磁場にひときわ大きな滝:百間滝がある。

この百間滝は全長が120mほど、落差は43mもある愛知県で最大と言われる滝。

愛知県で最大と言われる百間滝の迫力ある姿  - -愛知県の観光、撮影スポット:百間滝- -
愛知県で最大と言われる百間滝の迫力ある姿 – -愛知県の観光、撮影スポット:百間滝- –

この滝も緑あふれる自然の中にあり、初夏の新緑に包まれた滝の姿は清涼そのももの姿と言えます。また、秋のもみじに包まれた滝も写真に撮るのにおすすめ!

ただし、こちらは付近の道路が一部通行止めになることが多いので事前に道路状況を調べてから行くことをおすすめします。

※道順がかわるだけで百間滝まではいけるようにはなっているはずです。

また、付近にはゼロ磁場のパワースポットから湧き出す水を汲める場所もあり、せっかくのパワーあふれる水を持ち帰れるようになっていますので、ペットボトルやタンクなどももって行くと良いと思います。

その、ほかにも周辺には鳳来寺や乳岩峡、河津桜の並木道、四谷の千枚田など多くの観光、撮影スポットがあり、新城市など奥三河へ行く際には是非、まわって多くの絶景を撮影してみてください。

アクセス

阿寺の七滝

新東名高速道路、新城インターより20分程

三遠南信自動車道、鳳来峡インターより20分程

百間滝

新東名高速道路、新城インターより30分程

三遠南信自動車道、鳳来峡インターより10分程

阿寺の七滝と百間滝の間は車で10分程の距離です。

 

愛知県の観光情報 - -東海地方- - の観光スポット「撮る旅」
愛知県の観光情報 – -東海地方- – の観光スポット「撮る旅」

八百万の神々集う、神の国:出雲大社(島根県の観光、撮影スポット)

旧暦10月に日本全国から集まる神々をお迎えする稲佐の浜 - -島根県:出雲大社- -

出雲大社の観光、撮影スポット

日本の国づくりにまつわる八百万の神々、出雲大社の話

の前に宗教にまつわる小難しいお話(※興味ない方は読み飛ばしてね!)

日本人には宗教について無宗教と思い込んでいる方が多い。

それは日本の宗教の根幹である多神教と言うものが世界的な宗教観とは違うからだと思う。

キリスト教(全世界で20億人以上の信者)、イスラム教(信者数16億人)と言うのが世界の2大宗教と言っても良いと思います。このふたつの宗教は唯一神教です。つまり全知全能の100%良い神様を信奉する宗教です。

しかし日本には古来より八百万(やおろず)の神々が居るとされる、いわゆる多神教。

そして神様は100%良いのではありません。そう、時には祟ります。

日本の神様はみんな良い面(神)と悪い面(鬼)を備えています。だから日本の神様は同じ神様でも名前が違ったりします。

そういう面を知ってから出雲の地を見てみると、また違った思いがわきあがってくると思います。

と、小難しい話はここまでで!

出雲、それは日本の国づくりの神を祀り、日本全国にいる神様の集まる、八百万の神々のふるさとの観光、撮影スポット

神による国づくりの地、神々のふるさと出雲大社の観光、撮影スポット - -島根県:出雲大社- -
神による国づくりの地、神々のふるさと出雲大社 – -島根県:出雲大社- –

そのため日本全国で10月のことを和名で「神無月」と言います。理由は10月になると日本の神様は出雲に集まる、つまり日本各地には神様が不在であり「神無月」といわれます。

逆に出雲では10月のことを「神在月」と言います。これは旧暦の10月に日本各地から八百万の神々が出雲に集まるからといわれています。

八百万の神々のふるさと、日本一の建物:出雲大社(出雲市)

出雲大社公式ページ

言わずと知れた、お伊勢さん(皇祖神を祀る)と並ぶ、日本を代表する神社が出雲大社(いずもおおやしろ)です。

詠み方は、もうほとんどの方はご存知だと思いますが「いづもおおやしろ」であり「いづもたいしゃ」ではないそうです。

大國さまとして親しまれる国づくりの神:大国主命を奉る神社で日本人ならば一生に一度は訪れたい、そんな場所が出雲大社です。

上記していますが、旧暦の10月には日本全国から神々を迎えるためこの出雲の国では他と違い「神在月」と呼ぶことはいかにも有名なお話ですね。

日本の国土を造ったとされる神様をお祀りする出雲大社は古くから雲太、和二、京三(うんた、わに、きょうさん)と言われ日本一の建物として語られてきました。

かつて日本一大きな建物だった出雲大社 - -島根県:出雲大社- -
かつて日本一大きな建物だった出雲大社 – -島根県:出雲大社- –

※「雲太、和二、京三」とは出雲の大社が一番大きくて、二番目は大和の東大寺、三番目が京都の御所と言う意味です。

その圧倒されるまでの大きな社を切り取った写真を撮りたいスポットですね。

八百万の神々をお迎えする稲佐の浜(出雲市)※おすすめ撮影スポット!

出雲神話:「国譲り」のメイン舞台としても有名な浜。旧暦10月には「神迎え」の神事が行われ日本全国から神々を出雲に迎える場所。海を臨む絶壁に建つ祠と鳥居など神秘的なスポットも多くあります。夕日の沈みゆく海を収めたりとシャッターチャンスは数多くある場所でしょう。

旧暦10月に日本全国から集まる神々をお迎えする稲佐の浜 - -島根県:出雲大社- -
旧暦10月に日本全国から集まる神々をお迎えする稲佐の浜 – -島根県:出雲大社- –

是非、神迎えの神事が行われる神聖な浜の雰囲気を切り取った一枚の写真を撮影したい、そんなスポットですね。

また、そのほかにも周辺には旧大社駅など歴史的な建築物も残っており、写真家の吟線に触れる景色が数多くある地域です。

かつて使われていた大社駅の美しい風景 - -島根県:出雲大社- -
かつて使われていた大社駅の美しい風景 – -島根県:出雲大社- –

是非、一度、訪れて、その神々のふるさとの情景をカメラに収めたいものですね。

 

アクセス

山陰自動車道、出雲インターより15分程

一畑電鉄出雲、大社前駅より徒歩7分程

出雲大社以外に是非、訪れたい神社

風光明媚な三河湾に浮かぶ島:竹島(愛知県の観光、撮影スポット)

竹島の浮かぶ海の景観を際立たせる緑の芝生 - -愛知県蒲郡市:竹島- -

八百富神社公式ページ

愛知県のまるで両腕に囲まれたような海、三河湾に浮かぶ小島で国の天然記念物にも指定されている島。

風光明媚な島に祀られる弁天様:八百富神社

島には八百富神社があり、この神社ははるかむかし、平安時代に三河国司として赴いた藤原俊成公(百人一首を編んだ藤原定家の父)が琵琶湖の竹生嶋から勧請した縁結びの神様としても有名な市杵島姫命(厳島神社などと同じ)が祀られており、日本7弁天のひとつとしても数えられている。

三河湾に浮かぶ竹島にある八百富神社は縁結びの神様として信仰される - -愛知県蒲郡市:竹島- -
三河湾に浮かぶ竹島にある八百富神社は縁結びの神様として信仰される – -愛知県蒲郡市:竹島- –

島へ渡る橋を仲よさそうに渡るなどカップルに人気のスポットでもある。

この竹島周辺は温暖な三河湾の風光明媚な場所であり、その海に浮かぶ姿や島へと渡る橋など写真家としても愉しめるスポット。

竹島から見た対岸へと続く風光明媚な風景 - -愛知県蒲郡市:竹島- -
竹島から見た対岸へと続く風光明媚な風景 – -愛知県蒲郡市:竹島- –

温暖な気候から特殊な生態系を持つ島

また、島自体も陸からはわずか400mほどしか離れていないにもかかわらず、陸とは違った温暖な生態系の植物が生い茂っており、一風変わった景色が広がります。

対岸の蒲郡クラシックホテル敷地より望む竹島 - -愛知県蒲郡市:竹島- -
対岸の蒲郡クラシックホテル敷地より望む竹島 – -愛知県蒲郡市:竹島- –

竹島のおすすめ写真スポット

春、対岸の蒲郡クラシックホテルの城郭風の特徴ある外観と山の斜面に咲き乱れるツツジの花は写真をとるのにとってもおすすめ!

対岸の蒲郡クラシックホテルの建物 - -愛知県蒲郡市:竹島- -
対岸の蒲郡クラシックホテルの建物 – -愛知県蒲郡市:竹島- –

また、夏には海岸に整備された公園と、その海岸から伸びる橋、真っ青な空と太陽の光にきらめく海と、絵に描いたような風光明媚な光景が広がり、写真に収めたくなる画が見つかります。

竹島の浮かぶ海の景観を際立たせる緑の芝生 - -愛知県蒲郡市:竹島- -
竹島の浮かぶ海の景観を際立たせる緑の芝生 – -愛知県蒲郡市:竹島- –

さらに冬にはシベリアより渡来したユリカモメが竹島との橋の周辺を自由に飛び回り、海の情景をいっそう引き立ててくれる画を切り取ることができます。

アクセス

東名高速道路、音羽蒲郡インターより15分程

JR東海道本線、蒲郡駅より徒歩15分程

 

 

愛知県の撮影スポット一覧

愛知県の観光情報 - -関西地方- - の観光スポット「撮る旅」
愛知県の観光情報 – -関西地方- – の観光スポット「撮る旅」

家康の生まれた地:岡崎城(愛知県の観光、撮影スポット)

城さが際立つ天守閣をバックに赤く色づいたもみじ - -愛知県岡崎市- -

出世城として、徳川家康の生誕地として知られる岡崎城

岡崎公園公式ページ

春、満開の桜から顔を出す岡崎城の天守閣

日本各地に桜が愉しめる城址は数多くあり、そのひとつが岡崎城。日本の桜百選にも選出された岡崎城では毎年3月下旬から4月上旬に約800本のソメイヨシノが咲き乱れる。

サクラの花が咲き誇る岡崎城 - -愛知県岡崎市- -
サクラの花が咲き誇る岡崎城 – -愛知県岡崎市- –

桜の花の名所として近県から多くの観光客が訪れ、家康の生まれた岡崎城と桜のコラボレーションを愉しんでいる。

また、夜間はライトアップされた桜と天守閣の景色も写真家にはおすすめとなるスポット。

夏、花火職人の競い合いと並び浮かび上がる岡崎城

夏には全国的にも有名な岡崎の花火大会が岡崎城そばの河川にて開催される。

夜空に花開く大輪の花火とライトアップされ浮かび上がる天守閣。

さらに少し離れた場所からも大き目の花火が打ち上げられており花火と天守閣のコラボレーションは様々な角度から望める。

職人の手による夜の花と岡崎城天守閣 - -愛知県岡崎市- -
職人の手による夜の花と岡崎城天守閣 – -愛知県岡崎市- –

暗闇に浮かび上がる美しい人の手による花、その芸術を十分に堪能できる全国でも有数の花火大会で記念に残る一枚の写真を撮影したいものです。

秋、鮮やかに紅葉した木々と白い天守閣のコントラスト

また、秋には桜や楓などの紅葉がお城の白い壁に映える。

苔むして鮮やかな緑をまとう石垣と天守や巽閣の白い壁、そして美しく色づいたもみじ。

城さが際立つ天守閣をバックに赤く色づいたもみじ - -愛知県岡崎市- -
城さが際立つ天守閣をバックに赤く色づいたもみじ – -愛知県岡崎市- –

この季節は日本の美しさが存分に愉しめる、そんな岡崎城と言える。

冬、イルミネーションにいろどられた夜の妖しい岡崎城

そして、冬には夜間イルミネーションでいろどられた庭園が愉しめる。

昼間とはまったくの別世界へといろどられた岡崎城は幽玄な雰囲気が漂い、その中に白く浮かび上がった天守閣の幻想的な風景が望めます。

昼間は龍城堀にかかる純和風の朱塗りの神橋も青く闇に浮かび上がる。

寒さの中、妖しく光る青い橋 - -愛知県岡崎市- -
寒さの中、妖しく光る青い橋 – -愛知県岡崎市- –
普段とはまったく違った顔を見せる神橋 - -愛知県岡崎市- -
普段とはまったく違った顔を見せる神橋 – -愛知県岡崎市- –

普段見ることのない不思議な空間へと変わる。

天下人、徳川家康の生まれた岡崎城は春夏秋冬、四季を通じて被写体として愉しめる、そんなスポットです。

また、付近には徳川家康にちなんだ名所が数多くあり、岡崎を訪れた際には是非ともめぐって欲しい。

岡崎市にある梅の名所「岩津天満宮」

例えば松平氏の菩提寺である大樹寺は家康が独立を決定した逸話が残っており、さらに山門からはまっすぐに岡崎城の天守閣が見守れるように作られている。

大樹寺の山門からまっすぐに見える岡崎城天守閣 - -愛知県岡崎市- -
大樹寺の山門からまっすぐに見える岡崎城天守閣 – -愛知県岡崎市- –

アクセス

東名高速道路、岡崎インターより車で5分程

名鉄本線、東岡崎駅より徒歩15分程

 

山桜がおりなす絶景:吉野山(奈良県の観光、撮影スポット情報)

春の桜と多宝塔 - -奈良県吉野町- -

下千本から咲き始める奈良県、吉野の桜がつくる絶景

吉野山の山桜

写真家ならずとも生きているうちに一度はその景色を目にしたいと思う、吉野山のサクラ。一般的な花の多いサクラと違いこの吉野山は花の少なめの山桜。

山々をピンクに染める吉野の山桜 - -奈良県吉野町- -
山々をピンクに染める吉野の山桜 – -奈良県吉野町- –

約3万本のサクラが下千本・中千本・上千本・奥千本と4つに分かれて密集しており、そのはかなげな風景を醸しだしている。

見ごろは4月、下千本から咲き始め中千本、上千本と咲き、最後に奥千本と時間差をもって咲いてゆくため約1ヶ月にわたり愉しむことができる。

また、開花期間中は夜間ライトアップされる為、また違った幽玄な風情も味わうことができるスポットと言える。

幽玄と言えば夜間のライトアップよりもおすすめしたいのが早朝の深い山々が目覚めるとき。徐々に日の光が届き山々を照らし出すが、霧のかかったこの時間帯はこの世のものとは思えぬほどに幻想的な光景が漂います。

吉野山のシンボル蔵王権現を祀る:金峯山寺

総本山 金峯山寺

役 小角により創建されたと伝わり、古来より修験者が多く訪れた修験場の入り口で吉野山のシンボル的存在の金峯山寺。

春の桜と多宝塔 - -奈良県吉野町- -
春の桜と多宝塔 – -奈良県吉野町- –

南北朝時代には南朝方の拠点としても関わった古刹。

境内に漂う空気も格別のお寺。吉野の山を象徴するとともに、ここより始まる密林の入り口としても存在感があります。是非ともその空気感をおさめた写真を撮りたいスポットでもあります。

金峯山寺のみどころは秘仏本尊である金剛蔵王大権現の公開。2018年は30年3月31日(土)~5月6日(日)の期間において公開されるので是非、吉野の桜とともにお目にかかってきてはいかがでしょうか?

※金剛蔵王大権現は撮影禁止となっているとのことです。

秋、深い色合いに染められる山桜たちの紅葉

また、花の咲く春以外にも吉野山は秋にも訪れてみたいスポットです。

春にはピンクに染められていた山々が紅葉にいろどられます。

主に山桜によっていろどられる吉野の紅葉は、可憐でいて深い色にそまります。

山桜主体の吉野の紅葉 - -奈良県吉野町- -
山桜主体の吉野の紅葉 – -奈良県吉野町- –

日本全国に多く紅葉スポットはありますが、この吉野山の紅葉もほかとは一味違って楽しめるのではないでしょうか?

春の桜、そして秋の紅葉、ともに他のスポットとは違ったこの吉野山でしか見られないシーンを是非、カメラに収めて持ち帰りたいものですね。

アクセス

京奈和自動車道、御所南インターより30分程

京奈和自動車道、五條北インターより30分程

近鉄吉野線、吉野駅よりロープウェイにて5分程の吉野山駅より徒歩10分程

 

長野県でも見られる桜が造る絶景:高遠城址公園

 

梅の名所、学問の神様:岩津天満宮(愛知県の観光、撮影スポット)

徳川家康の生まれ故郷、岡崎の市街を望む東山梅苑からの眺め - -愛知県岡崎市:岩津天満宮- -

古くから学業の神として祀られてきた天神様

学問の神様としてだけではなくこの岩津天満宮は病除け、厄除けも神様としても地域の方々に信仰されてきた神様。

学問の神として有名な岩津天満宮:撫で牛と拝殿 - -愛知県岡崎市:岩津天満宮- -
学問の神として有名な岩津天満宮:撫で牛と拝殿 – -愛知県岡崎市:岩津天満宮- –

春の訪れを告げる梅の花

天神様の印としても使われている梅、菅原道真公が生前より梅の花をこよなく愛したとされる逸話から全国の天神様には埋めの花があり、天神様と梅の花は切っても切れない間柄として結びついています。

この岩津の天満宮にも境内には梅の木が植えられており、3月には梅の花を目当てに訪れる写真かも数多く居ます。

梅の花を愛した天神様、拝殿を背にした梅の花 - -愛知県岡崎市:岩津天満宮- -
梅の花を愛した天神様、拝殿を背にした梅の花 – -愛知県岡崎市:岩津天満宮- –

また、岩津天満宮の東側には「東山梅苑」があり春には約400本の梅の木が美しい花を咲かせます。

例えば荘厳なる社殿をバックにした梅の花や梅の花の向こうに見える岡崎市街地の景色、緑映える苔の庭園と梅の花のコントラスト、岩津天神の青いおみくじを背にした梅の花など、写真家にとっても撮影ポイントはたくさんあります。

徳川家康の生まれ故郷、岡崎の市街を望む東山梅苑からの眺め - -愛知県岡崎市:岩津天満宮- -
徳川家康の生まれ故郷、岡崎の市街を望む東山梅苑からの眺め – -愛知県岡崎市:岩津天満宮- –

春だけではなく夏、秋も美しい景観が広がる境内

天神様では春の梅がもっとも有名な撮影ポイントですが、この岩津天満宮は自然あふれる山にあるため、夏はカエデなどの新緑が美しく、秋は紅葉も愉しめます。

特に夏の新緑は青々と茂った葉がまぶしくきらめき、それこそ若々しく元気になれる雰囲気です。

天気の良い日には手水舎と鳥居、そして輝く日に照らされた青々としたカエデの葉が参拝者を出迎え、清々しい気持ちにさせます。

若々しい新緑の輝きに包まれた岩津天満宮 - -愛知県岡崎市:岩津天満宮- -
若々しい新緑の輝きに包まれた岩津天満宮 – -愛知県岡崎市:岩津天満宮- –

是非、この清々しさの伝わるような生気に満ち溢れた一枚を撮影したいものです。

参道の石段も美しい緑に覆われる - -愛知県岡崎市:岩津天満宮- -
参道の石段も美しい緑に覆われる – -愛知県岡崎市:岩津天満宮- –

岩津天満宮付近の見どころ

また、この岩津天満宮の付近には松平氏にゆかりのある信光明寺や岩津城址などの見所もあるので付近を散策しながら一緒にめぐってみてはいかがでしょうか?

ほかにも南にある岡崎市街へ向かえば松平氏の菩提寺:大樹寺や伊賀八幡宮、そして岡崎城へと至り写真家にだけではなく、歴史愛好家にもおすすめできるスポットが数多くあります。

是非、徳川家康の生まれた地:岡崎へ写真撮影しながらめぐる旅をしてみてはどうでしょうか?

徳川家康の生まれた地:岡崎城

アクセス

伊勢湾岸自動車道・東海環状自動車道・新東名高速道路、豊田東インターより10分程

東名自動車道、岡崎インターより15分程

JR岡崎駅、名鉄本線東岡崎駅よりバス、岩津天神口バス停より徒歩8分程

 

奈良の大仏さまで知られる東大寺(奈良県の観光、撮影スポット)

二月堂から眺める夕景 - -奈良県:東大寺- -

奈良を象徴する巨大寺院、東大寺

華厳宗大本山 東大寺 公式ホームページ

奈良、と言えば東大寺と言っても良いほどに有名で、例えば修学旅行などで一度は行ったことがある、そんな超のつく有名観光スポットと言える。

世界最大級の木造建築:東大寺金堂(大仏殿) - -奈良県:東大寺- -
世界最大級の木造建築:東大寺金堂(大仏殿) – -奈良県:東大寺- –

天平時代に創建された巨刹で当時から残っている建造物は転害門のみとなっているが、焼失などがあっても都度、再建されてきた、奈良のまちを守り、そして守られてきた、歴史的な重みのある寺院。ただ大きいだけではなく創建当時から唯一残っている、転害門など天平の息吹を感じられるスポットもある。

金堂(大仏殿)

広い境内に堂々と建つひときわ大きな建物大仏殿。内部には奈良の大仏さまがおられる。

2度の再建を経て創建当時と比べればいくぶんか小さくなってしまった大仏殿ではあるが、今なお世界最大級の木造建築物として残っている。

ならの大仏さま - -奈良県:東大寺- -
ならの大仏さま – -奈良県:東大寺- –

例えば早朝の霧に包まれた壮大な大仏殿など気象条件にもよるが是非ともお目にかかりたいシーンである。

二月堂

夕陽に染まる二月堂 - -奈良県:東大寺- -
夕陽に染まる二月堂 – -奈良県:東大寺- –

この地に立てば遠くに平城京跡、奈良の市街が見え、藤原氏の氏寺:興福寺、藤原氏の氏神:春日大社までもその眼下に見ることができる、非常に眺望の良い場所であることがわかる。朝日に照らされた奈良の風景を一目見れば、この寺が奈良の人々に愛されてきたことが伺える。また、この地から是非、撮りたいのが夕景。

奈良のまちの向こうに沈み行く夕陽を奈良のまちのシルエットとともにカメラに収めたいスポットです。

二月堂から眺める夕景 - -奈良県:東大寺- -
二月堂から眺める夕景 – -奈良県:東大寺- –

転害門

東大寺、と言うと大きい、そんなイメージが強く見逃されがちな転害門。

大仏殿の裏側、正倉院の西にあるこの門は天平時代の創建から唯一残っている遺構でもある。奈良のまちの1300年近い歴史を見つめてきた東大寺に訪れたら是非とも、この転害門にも立ち寄り天平の息吹を感じることができる一枚を撮影したいものです。

春、サクラの花の咲くころの東大寺はひときわ華やかに - -奈良県:東大寺- -
春、サクラの花の咲くころの東大寺はひときわ華やかに – -奈良県:東大寺- –

是非、奈良へ行く際には東大寺に多くの時間を割き、歴史と日本の文化に触れられるような一枚を撮影するために広い東大寺を散策してみてください。

アクセス

京奈和道、木津インターから15分程

近鉄奈良線、奈良駅より徒歩20分程

 

奈良県の観光、撮影スポットの一覧はこちら

奈良県の観光情報 - -関西地方- - の観光スポット「撮る旅」
奈良県の観光情報 – -関西地方- – の観光スポット「撮る旅」

天孫降臨伝説の地:高千穂(宮崎県の観光、撮影スポット)

自然のチカラが作り上げた美しい地形 - -宮崎県:高千穂峡- -

神々の時代の空気を感じる高千穂神社

高千穂町、高千穂神社紹介ページ

高千穂は神々がはじめて地上に降り立った場所として神話にその名が刻まれています。

神々の時代を感じさせる境内の高千穂神社 - -宮崎県:高千穂神社- -
神々の時代を感じさせる境内の高千穂神社 – -宮崎県:高千穂神社- –

この高千穂神社は約1900年もの歴史をもち、天孫降臨にゆかりのある神社としては最古の神社とされています。

歴史のある高千穂神社の境内や参道には、その歴史を感じさせる大木が生い茂り店を覆うほどとなって、神々の時代の気配を存分に味わわせてくれます。

なかでも2本の杉の根がひとつになった夫婦杉など美しい被写体としての価値が存分にあると言えるでしょう。

毎晩、奉納される高千穂神社の夜神楽 - -宮崎県:高千穂神社- -
毎晩、奉納される高千穂神社の夜神楽 – -宮崎県:高千穂神社- –

また、夜には神楽殿にて観光神楽が奉納されており、神々しい高千穂の空気に包まれた神聖な雰囲気の夜神楽を被写体として撮ってみるのもよさそうですね。

高千穂郷にある高千穂八十八社の総社として最古の歴史の神社がもつ、その神々しい空気を感じさせる一枚を撮影したいものです。

すぐ近くには観光地、パワースポットとしてとても有名な高千穂峡もあり併せて訪れ、思う存分に素敵な写真を撮るのも良いでしょう。

アメノムラクモのつくりし湧き水流れる高千穂峡

写真家が愛してやまない高千穂峡

高千穂峡、風景写真を撮るのであれば一度は撮りたい被写体のひとつと言えるであろう。

高千穂峡はその昔、阿蘇山の火山活動によって噴出した火砕流が五ヶ瀬川沿いに流れ、急速に冷やされたことで出来上がった、自然による芸術品です。

この高千穂峡にはこんにちにも写真家がこぞって訪れ、素晴らしい景観をそのカメラに収めている、写真家に愛される観光スポットです。

自然のチカラが作り上げた美しい地形 - -宮崎県:高千穂峡- -
自然のチカラが作り上げた美しい地形 – -宮崎県:高千穂峡- –

例えば神話で天村雲命(アメノムラクモノミコト)によって造られた湧き水が流れ落ちる、真名井の滝。

三種のアーチ状の橋が一望のもとにでき、自然の造った造詣と、そこに造られた時代の違い、趣も違う人工の橋の織り成す景観を愉しむことができる高千穂三橋。

高さ50m~100mにも及ぶ断崖が織り成す、柱状節理や深いV字型の谷、そして川に浮かぶ貸しボートの影など被写体として、観光地として一級品のスポットです。

是非、神話の時代に続くような美しい一枚の写真を撮影したいスポットですね。

アクセス

国道218号線、高千穂バイパスからすぐ

 

神話に関連する観光、撮影スポット

下町を代表するスポット:浅草寺(東京都の観光、撮影スポット)

夜、闇の中で躍動感のある仁王像が存在感を増す - -東京:浅草寺- -

 大都市:東京を代表する有名な観光スポット、浅草寺。

聖観音宗 あさくさかんのん 浅草寺

地方からの観光客だけでなく海外からの観光客も数多くの人が訪れる浅草寺は昼間の賑やかで活気のある風景が真っ先に思い浮かびます。

観光客などであふれ変える浅草寺の雷門交差点 - -東京:浅草寺- -
観光客などであふれ変える浅草寺の雷門交差点 – -東京:浅草寺- –

春はサクラのピンクと朱色の建物のコントラスト、通りから見た雷門とたくさんの観光客、仲見世通りに立ち並ぶみやげもの屋と人波。

これだけ有名な観光スポットでありながら心から写したいと思えるシャッターチャンスは驚くほど多くあります。

華やかなサクラの花に彩られた仲見世通り - -東京:浅草寺- -
華やかなサクラの花に彩られた仲見世通り – -東京:浅草寺- –

また、夜、日が暮れて暗くなり次第に人影もまばらになってゆく、深夜の浅草寺もひっそりと暗いなかにの風情も写真を撮影するにはおすすめです。

暗闇のなか、ライトアップされ、浮かび上がる、しっとりとした朱色の宝蔵門、そして闇の中に浮かび上がる鬼気迫る迫力の仁王像、光の当たった朱色が暗い夜空に映える五重塔、その五重塔の向こうに並ぶ雲を突き刺すかと思えるスカイツリー、人影もまばらで電球の光が流れ不思議な情感を醸す仲見世通り。

夜、闇の中で躍動感のある仁王像が存在感を増す - -東京:浅草寺- -
夜、闇の中で躍動感のある仁王像が存在感を増す – -東京:浅草寺- –

散策をしながらも、ふと東へ向かった路地裏に目をやれば下町の風情を色濃く残した看板が並び、その向こう建物の間に間近に見えるスカイツリー。

夜の浅草寺界隈は昼間とは違った顔が多く見え、その上で写真を撮るために歩き回りたくなる、そんな楽しみが浅草の街にはあるように思えます。

ライトアップされて夜の闇に浮かび上がる五重塔とスカイツリー - -東京:浅草寺- -
ライトアップされて夜の闇に浮かび上がる五重塔とスカイツリー – -東京:浅草寺- –

昼間の喧騒と、対比するかのような夜の落ち着き。

是非、浅草に行かれた際には夜の浅草寺をカメラに収めてみることをおすすめします。

アクセス

東武スカイツリーライン、東京メトロ銀座線、つくばエクスプレス、都営地下鉄浅草線

各線:浅草駅より徒歩5分