桜の絶景!長野県高遠城址公園(信州伊那の観光、撮影スポット)

藩校進徳館の歴史と競演するサクラ:高遠城址公園 - -伊那市高遠町- -

可憐なタカトオコヒガンザクラが彩る高遠城址公園

高遠城址公園

高遠城址公園

長野県伊那地方にある日本百名城にも選ばれた国指定の史跡:高遠城址公園は信州に春の訪れを知らせるタカトオコヒガンザクラが有名。

可憐な花びらが特徴のタカトオコヒガンザクラ - -伊那市高遠町- -
可憐な花びらが特徴のタカトオコヒガンザクラ – -伊那市高遠町- –

この高遠城址周辺でしか見られないタカトオコヒガンザクラは独自の品可憐なピンク色の花びらが特徴。このタカトオコヒガンザクラが城址公園周辺に所狭しと咲き誇り、城址公園全体を美しく華やかにいろどります。

可憐なピンクに染められた歴史ある城址:高遠城址公園 - -伊那市高遠町- -
可憐なピンクに染められた歴史ある城址:高遠城址公園 – -伊那市高遠町- –

遠くには、まだ雪の残る南アルプスや中央アルプスの山々を背景として、きれいで可憐な花で一面を覆い尽くされた歴史的な城址は写真家におすすめの被写体と言えます。

公園全体を埋め尽くすタカトオコヒガンザクラ:高遠城址公園 - -伊那市高遠町- -
公園全体を埋め尽くすタカトオコヒガンザクラ:高遠城址公園 – -伊那市高遠町- –

高遠城は、その歴史が古く、はるか南北朝時代の高遠氏に始まります。その後、戦国時代に風林火山でも有名な武田氏に支配され、戦国時代には重要な拠点としても役立ち、さらに江戸時代には京極氏・保科氏・鳥居氏・内藤氏と明治維新まで続いた由緒ある高遠藩が本拠を置いたお城の跡です。

藩校進徳館の歴史と競演するサクラ:高遠城址公園 - -伊那市高遠町- -
藩校進徳館の歴史と競演するサクラ:高遠城址公園 – -伊那市高遠町- –

もちろん歴史的な城址としても被写体となりますし近隣にも自然豊かな風景や、城下町を感じさせる寺社、町並み、江戸時代の絵島生島事件の絵島の軟禁場所として使われた絵島囲み屋敷があるなど写真を撮影するにはもってこいのスポットです。

また、近くには勝間のしだれ桜、六道の堤など写真家にとっても最適な美しい桜を愉しめる観光スポットが点在しており高遠城址公園周辺は春に訪れるのがもっともおすすめです。

また、桜以外にも周辺には四季折々の花々が咲く「ポレポレの丘」、バラを愉しめる「しんわの丘ローズガーデン」もあり、その名の通り時期によってはバラが咲き誇る綺麗な庭園も楽しめます。

ポレポレの丘

春のいろどりをまとう丘:ポレポレの丘 - -伊那市高遠町- -
春のいろどりをまとう丘:ポレポレの丘 – -伊那市高遠町- –

ポレポレの丘の「ポレポレ」とはスワヒリ語で「ゆったりのんびり」と言う意味とのことで、その名の通りゆったりのんびりと心行くまで写真撮影を楽しめることでしょう。

しんわの丘ローズガーデン(伊那市)

しんわの丘ローズガーデン

高遠城址より程近く徒歩でも移動できるスポット。もともとは企業の所有だったものが寄贈され、バラの花を楽しむことのできるおすすめの場所です。

こしんわの丘ローズガーデンは山肌に作られた約9,000平方メートルにもなる広大な敷地に172種約2160本ものバラが植えられており、6月~10月までの間に代わる代わる咲き乱れます。

信州の美しい自然に囲まれた地でこのローズガーデンの雄大な景色はなかなか味わえるものではない、と言えるでしょう。

そんなココでしか撮れない一枚をぜひ愉しみたいスポットと言えます。

アクセス

中央自動車道伊那インターから30分程、諏訪インターから60分程

JR飯田線伊那市駅からJRバスにて25分程

高遠城址公園のほかの桜がおすすめ観光、撮影スポット

紅葉が美しい松平郷(松平東照宮、松平城址、高月院):愛知県豊田市も観光、撮影スポット

大給城址のカエデ:ひっそりと佇む山中の城址、そこでは見事な紅葉をひとりじめできる場所が - -愛知県豊田市松平郷近くの大給城址- -

・松平郷(松平東照宮、松平城址、高月院)

松平郷観光協会

徳川将軍家をさかのぼると、この愛知県豊田市にある松平郷に行き着きます。

初代将軍の徳川家康は岡崎城の生まれであり、この松平郷から興った松平氏の宗家でした。この現代の日本そして首都東京の繁栄はこの地から始まったと、言うのは過言と言うものでしょうか?

徳川家康からさかのぼること8代前にこの地を訪れた徳阿弥(松平親氏)が松平氏へ入り婿し発祥したと伝わります。この地は徳川家にとっても非常に重要な地として江戸時代に入ってから神君家康公をまつった松平東照宮が鎮座しています。

松平東照宮

松平東照宮境内のみごとなもみじ – -愛知県豊田市松平郷- –

この東照宮は元々は松平郷松平氏の居館であったため、今なお堀と石垣に囲まれた情緒ある風情をまとっています。

松平東照宮の堀に映るもみじ - -愛知県豊田市松平郷- -
松平東照宮の堀に映るもみじ – -愛知県豊田市松平郷- –

また、さらに奥へと足を散策すると松平家初代にまつわる伝説のスポットや室町塀や冠木門がつづき、もっとも奥には家康(当時はまだ元信と名乗っていた)が御手植えしたと伝わる松の木が境内にある高月院があります。

高月院

この松平郷は全体が室町時代の息吹を感じさせるような雰囲気をまとっており、写真家にとっても数多くのシャッターポイントがあり写真の撮影を主とした旅行にピッタリの場所と言えます。

高月院のカエデと山門 - -愛知県豊田市松平郷- -
高月院のカエデと山門 – -愛知県豊田市松平郷- –

おすすめの季節は美しい桜が花開く春と、しっとりとした風情に紅や黄がいろどられる秋のもみじの季節です。

特に秋には松平東照宮の堀際に並ぶもみじが水面に映りこみ空の青とのコントラストを楽しめます。また、東照宮内にも美しいカエデやイチョウなどがいろどっており、写真映えするスポットを探しながら撮影を楽しめます。

室町塀

松平東照宮から高月院へとつづく室町塀ともみじの葉 – -愛知県豊田市松平郷- –

さらに奥にも室町塀ともみじのつづく道、さらに高月院にも参道の脇や境内に植えられたカエデが鮮やかにいろづき600年以上にわたる歴史の風情を感じさせてくれ、訪れる人々を愉しませます。

大給城址

さらに、近くには大給城址(松平氏のひとつ大給松平氏の発祥地)なども残っており、こちらは建物などはありませんが自然を活かした堅牢な城の跡が広がっています。

特にこちらの大給城址も秋にはいろづいたカエデが多くあり、ひっそりとした中で思う存分にもみじを堪能できます。

大給城址では鮮やかなもみじをひとりじめ - -愛知県豊田市松平郷- -
大給城址では鮮やかなもみじをひとりじめ – -愛知県豊田市松平郷- –

さらにこの大給城址からは山並みの向こうに、遠く名古屋まで見渡せる物見岩があり、はるか昔にもこの地へと向かってくる軍勢などを見つけられる感覚を味わえます。

大給城址のカエデ:ひっそりと佇む山中の城址、そこでは見事な紅葉をひとりじめできる場所が - -愛知県豊田市松平郷近くの大給城址- -
大給城址のカエデ:ひっそりと佇む山中の城址、そこでは見事な紅葉をひとりじめできる場所が – -愛知県豊田市松平郷近くの大給城址- –

この松平郷周辺は戦国ロマンや人々の出会い、そして繁栄してゆく様が感じられる、そんな素敵な観光地です。

もみじの名所と言えば近くに香嵐渓がありますが、またそれとは違ったひっそりと愉しめるもみじを堪能しに是非、訪れてみてください。

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