ふるくからの山岳修行の地、鳳来寺(愛知県新城市の観光、撮影スポット)

・独特の山容に囲まれた鳳来寺の観光、撮影情報(愛知県新城市)

はるか昔、西暦702年に利修仙人により、開山されたと伝わる由緒のある薬師寺。

約1400万年前にあったとされる火山の名残りが強く残る険しい山容を背にした本堂の風景など日本全国を探してもなかなかにお目にかかれない風情を持っています。

険しい岩肌をバックに建つ鳳来寺 - -愛知県新城市鳳来寺- -
険しい岩肌をバックに建つ鳳来寺 – -愛知県新城市鳳来寺- –

古くは平安末期に源頼朝が匿われ、その後源氏の棟梁として天下を統べ、源頼朝に再興されたと言われ、また徳川家康の誕生前には父、松平広忠が世継ぎを求め家康の母である於大の方と参篭し家康公を授かったとされる伝説があるなど、日本の歴史の節目に深くかかわりを持ってきた寺院。

鳳来寺本堂前から望む絶景 - -愛知県新城市鳳来寺- -
鳳来寺本堂前から望む絶景 – -愛知県新城市鳳来寺- –

江戸時代には徳川家康誕生の秘話やそのほかの伝説(家康存命中に鳳来寺の本尊である薬師如来を守護するの十二神将のひとつ真達羅大将が消失しており家康はこの真達羅大将の化身であるする伝説)により徳川三代将軍家光により東照宮や仁王門などが建立されており見所も数多くあります。

石段の途中、木々に囲まれた静寂の仁王門 - -愛知県新城市鳳来寺- -
石段の途中、木々に囲まれた静寂の仁王門 – -愛知県新城市鳳来寺- –

現在では車で本堂近くまで登ることができる道路もありますが、できれば1425段にもなる、かつて家康の父母も家康の誕生を願って昇った、この昔ながらの石段の途中にある上記の仁王門、見事な傘杉など多くの写真撮影スポットをめぐりながら、ゆっくりと登ることをおすすめします。

参道の途中、緑あざやかな参道途中の塔頭跡 - -愛知県新城市鳳来寺- -
参道の途中、緑あざやかな参道途中の塔頭跡 – -愛知県新城市鳳来寺- –
門谷にある鳳来寺参道の入り口 - -愛知県新城市鳳来寺- -
門谷にある鳳来寺参道の入り口 – -愛知県新城市鳳来寺- –

少し大変ではありますが、その甲斐のある景観を十分に愉しめる観光スポットと言えます。

車で登った駐車場の先に見える絶景 - -愛知県新城市鳳来寺- -
車で登った駐車場の先に見える絶景 – -愛知県新城市鳳来寺- –

是非、本堂前からの見事な眺望、本堂の背後にそびえる険しい自然の山々などの絶景、日本の武士社会(ふたつの将軍家の初代)に強く関わった歴史、そしてその浪漫をカメラに収めたい、そんな写真家、歴史家のおすすめスポットです。

参道の途中にそびえる綺麗なカタチの傘杉 - -愛知県新城市鳳来寺- -
参道の途中にそびえる綺麗なカタチの傘杉 – -愛知県新城市鳳来寺- –

さらに、体力に自身のある方におすすめしたいのが鳳来寺の奥の院や7本杉(現在は6本、1本を使い本尊の薬師如来像が作られています)、鳳来寺山山頂とめぐってみるのも、昔の修行を少し味わえ、さらに絶景も拝めます。是非、挑戦してみてください。

愛知県の観光情報 - -関西地方- - の観光スポット「撮る旅」
愛知県の観光情報 – -関西地方- – の観光スポット「撮る旅」