橿原神宮の背に神々しさすら感じる美しき:畝傍山
近鉄の畝傍御陵前駅から西へ向いたその道をゆく、
すると神々しいまでに美しいカタチの小高い山が姿をあらわす。
それこそ大和三山のひとつ畝傍山であり、特に神武天皇陵手前から眺めるのが美しい。
万葉の頃から「畝傍雄々し」と詠われてきたその姿を是非にカメラにおさめたい。
初代ヤマト王の眠る地、神武天皇稜
また、畝傍山の手前にある神武天皇陵もヤマトの初代王の御陵と伝わり、その空気の清々しさは格別のものがある。
それは日本書紀に記された神話・・・
日向の高千穂より東へ向かい(神武東征)、熊野より上陸した神武天皇はこの地にたどり着きヤマトの初代王となり、今日までの2678年にも及ぶ日本の歴史がスタートした地です。
その地に今、あるのが橿原神宮である。
2678年に及ぶ日本の歴史がはじまった地、橿原神宮
神々しいまでに美しい畝傍山を背にした橿原神宮は広々とした、境内に厳かな拝殿などが建ち「日本のはじまりの地」にふさわしい雰囲気をまとう。
神宮自体は明治時代に建てられたものであるが、ここに立てば日本の歴史の重みを感じることができるであろう。
実際には初代の神武天皇から数代は実在が証明されておらず、神話の域を出ないのだが、そういう神話があるのだと思って、この清々しさ感じるとひとしおのものがあるのでは?
古代の歴史に、日本のはじまりの地に、思いを馳せて、それにふさわしいと思えるようなロマンあふれる写真を撮りたいものだと思える、それが自己満足であろうとも、見た人がそう感じ取れるような、そんな一枚をこの場所でとることができれば写真家冥利に尽きるのではなかろうか。
是非にこの橿原神宮、神武天皇陵そして畝傍山の一帯を訪れ、神聖なる空気をまとった写真を撮影してみて下さい。
橿原神宮へのアクセス
近鉄、橿原神宮前駅より徒歩10分程
大和高田バイパス、四条ランプ交差点より南へ5分程