「から衣 きつつなれにし つましあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思う」とは平安時代の歌人:在原業平が「 かきつばた 」の5文字を頭文字に入れて詠んだと伝わる歌。
この歌は伊勢物語において三河にある八橋の地に咲く燕子花(かきつばた)の花を見て主人公が詠ったとされる。
平安時代にもかきつばたの名所として愛された地:八橋かきつばた園と無量寿寺
実際には推定地ですが、平安の世にもこの愛知県知立市と豊田市の境あたりにかきつばたの花が群生する名所があったとされています。
この八橋かきつばた園と隣接する無量寿寺はこの古事にちなんだかきつばたの花を愉しめる観光、撮影スポットです。
今では地名の元になった「八橋」もかきつばた園に復元されており初夏の風情を味わえる場所となっています。
無量寿寺では日本的な庭園や建築物とかきつばたの花を愉しめて、かきつばた園では約13,000平方mの庭園に拡がる池に咲くかきつばたや在原業平の銅像もあるなど、史跡としても楽しめるようになっている。
また、付近には明治用水緑道や知立神社でもかきつばたの花が咲いており、それぞれの場所ごとに愉しむことができる。
晴れた日には名鉄知立駅から散策しながら写真を撮影しつつ訪れるのもおすすめです。
アクセス
伊勢湾岸自動車道、豊田南インターより10分程
国道23号知立バイパス、野田インターより10分程
名鉄三河線、三河八橋駅より徒歩5分程
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住所:愛知県知立市八橋町寺内61-1