奈良県桜井市にある 長谷寺 は西暦686年に創建されたと伝わる、真言宗豊山派総本山の寺院で大和と伊勢を結ぶ初瀬街道を見下ろす地に建ちます。
春の桜に包まれた境内を歩く春の長谷寺
長谷寺で有名なのは4月下旬から5月上旬の牡丹の花ですが、3月終わり頃から4月はじめの季節には境内が美しい桜色に染まります。
この季節には門前町の脇を流れる初瀬川に掛かる橋から見上げれば桜やモクレンなど春の花に彩られた境内を眺めることができ、長谷寺へ訪れた際にはまず最初に味わいたい風景が広がります。
次に境内の手前まで歩いてゆけば、仁王門の手前に見事なしだれ桜が咲き乱れ、堂々たる仁王門と相まって美しい景観を作ります。
本堂からは断崖絶壁に作られた舞台から桜の花に包まれた全山を見下ろした画を切り取ったり、春の陽の光を浴びて輝く桜と五重塔の美しいコラボレーションを切り取ることもできます。
春の陽気に包まれて長谷寺名物の登廊(のぼりろう)をゆっくりと歩きながら絶景を堪能し、写真に収めたい観光、撮影スポットと言えます。
長谷寺と言えば牡丹。春の長谷寺を象徴する牡丹の咲き乱れる境内
この大和長谷寺の一番おすすめの季節は4月下旬から5月下旬。この時期には150種、7,000株もの牡丹の花が咲き乱れます。
長谷寺名物の登廊の脇を埋め尽くす牡丹の花はとても素晴らしく、絶景の言葉しか出てきません。
また、同じ頃には境内に石楠花の花も咲き始め花の寺の名にふさわしい寺院と言えます。
この時期には多くの観光客も訪れ思い思いに写真を撮影したり、その目に美しい景色を焼き付けることでしょう。
秋には紅葉も素晴らしい長谷寺
四季を通じて花の咲く長谷寺ですが、秋ももみじが絶景を作り出します。
日本を象徴する仏教文化の建築物と鮮やかに色づくもみじのコントラストがこの山を染め上げて絶景となります。
おすすめの撮影スポットは境内を見渡すことのできる初瀬川沿いから見上げる場所と本堂の舞台から眺める五重塔です。
是非、この季節にも訪れて納得の一枚を撮影していただきたいスポットです。
アクセス
西名阪自動車道、天理インターより40分程
名阪国道、針インターより30分程
近鉄大阪線、長谷寺駅より徒歩15分程
住所:奈良県桜井市初瀬731-1
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