古の聖人:聖徳太子が四天王寺の瓦を焼かせた地に建つ: 瓦屋禅寺 (かわらやぜんじ)
この瓦屋禅寺は知る人ぞ知る紅葉の名所です。
この寺院の成り立ちははるか昔、1400年以上も前に聖徳太子が大阪に建立した四天王寺の巨大な伽藍に使用するための108,000枚もの瓦を焼かせたのが寺名の由来となっており、瓦屋禅寺へとつづく長い石段の途中には聖徳太子が登った際に急速を取ったと伝わる石も残っています。
この瓦屋禅寺のおすすめ撮影シーンは
1.ひっそりとした山寺の風情と鮮やかな紅葉が競演する晩秋
2.木々に若い葉が茂る新緑の季節
の2つ
1.ひっそりとした風情の山寺を彩る紅葉の美しい瓦屋禅寺
なんと言っても一番おすすめしたいのがこの紅葉の季節。
紅葉の季節でも近くの太郎坊宮ほど訪れる観光客も多くなく、ひっそりとした侘びの風情を心ゆくまで楽しむことができます。
特に2000段あると言われる旧表参道の長い長い石段を昇ってゆくと、もうあと少し、と言う地点で急にこがね色に染まった頂上が目に飛び込んできます。
それまで紅葉をあまり感じられなく、常緑樹の多かった長い石段もこの地点まで来ると急に秋の気配を感じさせてくれます。(途中に少しは紅葉した木々もありますが。。。)
境内に着くと一面に色鮮やかに紅葉した木々が拡がり山寺の侘び寂びた風情と相まって写真家ならずともシャッターを切りたくなる光景が続きます。
是非、この侘び寂びた山寺の風情を十分に感じられる一枚の写真を撮影したいスポットと言えます。
2.若々しい新緑の生命力あふれる山寺:瓦屋禅寺
さて、紅葉のおすすめスポットにはもうひとつ是非とも写真に撮りたい季節があります。
そう!それは若い葉が芽吹く生命の力があふれる新緑の季節。
紅葉はこれから散り行く葉が最期のきらめきを魅せ、色鮮やかな生命の炎を燃やします。
対してこの新緑の時期には若々しく生命の力にあふれ、陽の光をいっぱいに浴びるまぶしいばかりの緑の世界が拡がります。
紅葉の季節のような侘び寂びた風情は強くはありませんが、その美しさは写真に撮るのにおすすめの季節です。
是非、力強く生命力にあふれた景色を撮りに訪れてみてはいかがでしょうか?
また、瓦屋禅寺を訪れる際にはすぐ近くの太郎坊宮も一緒に訪れることをおすすめします。
アクセス
名神高速道路、八日市インターより10分程
近江鉄道本線、八日市駅より徒歩5分程(※旧表参道入り口まで)
住所:滋賀県東近江市建部瓦屋寺町436