鹿児島県鹿屋市にある観光、撮影スポット 吾平山上陵 は日本書紀にて初代天皇とされる神武天皇の両親が眠る陵墓です。
つまり今上天皇へとつながる系譜のもっとも上部に位置する方のお墓と言うこととなります。
ここで少しだけ日本書紀のおはなし。。。(興味の無い方は読み飛ばしてくださいね!)
日本書紀の記述によれば、皇祖神:天照大神(伊勢神宮に祀られる神様)のお孫さんであるニニギノミコトが九州、日向(ひむか)に降り立ったのが有名な神話である天孫降臨となります。
その後、三代にわたり日向を収め神武天皇の時代に大和、現在の奈良県へと移ります。(神武東征)
このニニギノミコトからの三代を指して日向三代(ひむかさんだい)と呼び、この日向三代の陵墓が薩摩川内市にある一代目ニニギノミコトの可愛山陵(えのみささぎ)、霧島市にある二代目ホオリノミコトの高屋山上陵、そして鹿屋市に三代目であり神武天皇のお父上にあたるウガヤフキアエズノミコトの吾平山上陵となり、この3つの陵を神代三陵と呼びます。
静寂のなか、新緑に包まれた吾平山上陵
吾平山上陵のおすすめシーンはいくつかありますが、私がもっともおすすめしたいのは新緑の季節。
若々しい生命力にあふれたこの季節の吾平山上陵はまさに神秘的。
川を渡る橋にも美しい青もみじがかかり、画になります。
この吾平山上陵を奥へとすすむのは新緑の中の森林浴をも愉しむことができとってもおすすめ!
また、陵の手前までゆくと視界が開け、川向こうにある陵墓と鳥居、さらに川に掛かるちいさな橋が緑に包まれたその姿をあらわします。
その風景は神秘的であり、生命力に満ち溢れ、まるで伊勢神宮のようにな空気が漂います。
そんなことからこの吾平山上陵は小伊勢とも呼ばれているのです。
是非、この神話の舞台の地を訪れ、神秘的な空気感をそのカメラに収めたい、そんなおすすめの撮影スポットです。
日本書紀の神話にまつわるスポット
アクセス
鹿児島空港から車で1時間30分程
東九州自動車道、鹿屋串良ジャンクションより30分程
住所:鹿児島県鹿屋市吾平町上名5250ー1