白駒池:日本一標高の高い自然池を中心とした素晴らしい絶景

秋、澄んだ水面に紅葉が映り込む白駒池

原生林に拡がる苔の森

「大人の休日倶楽部:JR東日本」でも紹介され、大女優である吉永さゆりさんが訪れたシーンを目にしたことがある方はとても多いと思います。このシーンでは白駒の池周辺に拡がる原生林に生える苔を紹介していますが、その撮影場所となったのが白駒池へと続く道がある苔の森。原生林の中に遊歩道が整備され、原生林を保護しつつ訪れた方が歩きやすいように配慮された木道もあります。この苔の森のイメージはまさにジブリ映画「もののけ姫」のイメージにピッタリと言えるでしょう。(もののけ姫の世界観のモデルは鹿児島県屋久島ですが。)

そんな苔の森を歩き進んでゆくと、やがてたどり着くのが白駒の池です。

秋、澄んだ水面に紅葉が映り込む白駒池

透明度がとても高く周辺の原生林を映し出す湖面も美しい白駒の池

例えば秋、紅葉の季節には白駒池に色とりどりの木々が映り込み素晴らしい景色を作り出します。また、夏の美しい緑も。

白駒池の周囲には遊歩道が整備されており、多少の起伏はありますがあるきやすくなっており、池の周囲を散策しながらベストポイントを探すことができます。

白駒池周辺には遊歩道が整備されており歩きやすい

豊かな自然にぽっかりと口を開ける白駒池

また、白駒池からトレッキングをしてたどり着くことができる高見石もおすすめのシャッターポイントです。

白駒池よりも160mほど標高が高い高見石からは白駒池を見下ろすことができます。

遠くには浅間山も見える高見石から白駒池を望む

周囲の山々を背に、豊かな自然の木々の間にポッカリと口を開けたような白駒池の風景を楽しみ、その絶景を写真に収めることができます。

白駒池へのアクセス

中部横断自動車道、八千穂高原インターより30分程

中央自動車道、諏訪インターより50分程

住所:長野県南佐久郡佐久穂町大字八郡 メルヘン街道(白駒の池入り口有料駐車場)

広大な自然の中を散策できる場所:御泉水自然園(長野県立科町の観光、撮影スポット)

緑あふれる原生林の中を通る木道。

蓼科牧場の空中散歩と女神湖を見下ろす絶景:女神のそらテラス

今回紹介する立科町の御泉水自然園へは蓼科牧場のゴンドラリフトを使ってアクセスするのがおすすめです。実際には蓼科スカイラインを通ることにより御泉水自然園までお車で行くことは可能なのですが、まずは蓼科牧場のゴンドラリフトの空中散歩と絶景を楽しみたいものです。

晴れた日には北アルプスまで眺め渡せる絶景スポット「女神のそらテラス」
晴れた日には北アルプスまで眺め渡せる絶景スポット「女神のそらテラス」

この蓼科牧場ゴンドラリフトは標高差約300mの蓼科牧場(冬は白樺高原国際スキー場)を一気に登るのですが、このリフトから眺められる景色、そして山頂駅(蓼科山の山頂はまだはるか先です。)横にある「女神のそらテラス」から眺める絶景は写真には収められないほどの絶景と言えます。

木道が整備され比較的平坦な御泉水自然園

女神のそらテラスのすぐ先に広がるのが御泉水自然園の森。

御泉水自然園の湧き水でできた池と蓼科山。
御泉水自然園の湧き水でできた池と蓼科山。

まず最初はカラマツの並木に沿って歩くじゃり道。そしてその先にあるのが御泉水自然園の名の由来でもある湧き水とその水を集めた池。

ここにかかる木道の橋は背に蓼科山がそびえ、定番の撮影スポットです。

この橋を奥に進めば現れるのが苔むした原生林の中を歩ける木道コース。

その景色は小さいながらも屋久島のような雰囲気を持っており原生林の雰囲気を十分に味わうことができます。

緑あふれる原生林の中を通る木道。
緑あふれる原生林の中を通る木道。

晴れた日のほか、雨や霧に包まれた日でも薄暗いなかでも幻想的な原生林の光景を楽しむことができます。

薄暗い中に浮かび上がる天然のスポットライトに照らされた緑
薄暗い中に浮かび上がる天然のスポットライトに照らされた緑

すこしきつい山歩き?御泉水自然園奥にある蓼仙の滝

木道が整備され歩きやすい場所から蓼科スカイラインを隔てたエリアにも広大な御泉水自然園は広がります。

この御泉水自然園奥のエリアは起伏もあり登山道の雰囲気に近いエリアとなります。

目的は山奥にひっそりと佇む蓼仙の滝。

御泉水自然園の奥にあるのがこの蓼仙の滝。
御泉水自然園の奥にあるのがこの蓼仙の滝。

蓼科山の豊かな自然の中で静かに水が流れる時間を忘れられるようなおすすめの撮影スポットです。

御泉水自然園周辺で併せて行きたいおすすめの撮影スポット

御泉水自然園の周辺にも多くの撮影スポットがあります。

まずは蓼科山!八ヶ岳連峰の最北峰でありその美しい山容から諏訪富士と呼ばれるこの蓼科山は登山初心者でも簡単に行ける山頂からの360°パノラマもさることながら登山道周辺の原生林など撮影したいシーンはたくさん!

晴れた日には遠く富士山が望めるビーナスライン富士見台
晴れた日には遠く富士山が望めるビーナスライン富士見台

ほかにも女神湖や白樺湖、大河原峠など多くのおすすめ撮影スポットがある場所です。

そして私が最もお勧めしたいのが星空!

凄まじいほどに数多くの星が見える蓼科山周辺の白樺高原。
凄まじいほどに数多くの星が見える蓼科山周辺の白樺高原。

この蓼科山周辺からは満天の星空が望めますのでぜひ一度、宿泊してその星空を撮影してみるのも良いかもしれませんね。

御泉水自然園へのアクセス

中央自動車道、諏訪インターより40分程

中部横断自動車道、佐久南インターより35分程

住所:長野県北佐久郡立科町芦田八ケ野 745(ゴンドラリフト乗り場)

初夏の彩りビーナスライン・霧ヶ峰のニッコウキスゲ(長野県諏訪市の観光、撮影スポット)

緑の草原の中を走るビーナスラインとニッコウキスゲ

美しい緑の草原を走るビーナスライン

多くの方が「ビーナスライン」と聞いて思い浮かべる光景は霧ヶ峰・車山肩周辺に広がるなだらかな緑に覆われた草原の中を走る道路でしょう。このビーナスラインは多くの写真愛好家が四季を通じて訪れる人気の道路ですが中でもおすすめなのが初夏のニッコウキスゲです。

ビーナスラインの緑に映え咲くニッコウキスゲ

霧ヶ峰の青い空と白い雲、緑の草原、そしてニッコウキスゲ
霧ヶ峰の青い空と白い雲、緑の草原、そしてニッコウキスゲ

一般的にニッコウキスゲと呼ばれるのはゼンテイカ(禅庭花)。この美しい花が群生していた日光でカサスゲに似ていることからニッコウキスゲと呼ばれ、その名が全国に知られるようになりました。ビーナスラインでは6月~7月に、その草原の中に群生しており、緑の大地に敷きつめられた山吹色の絨毯のように咲き始めます。

緑の草原の中を走るビーナスラインとニッコウキスゲ
緑の草原の中を走るビーナスラインとニッコウキスゲ

年によって咲く季節、咲く数も変わるため注意が必要ですがぜひ情報を探して現地を訪れてみてください。

霧に覆われた霧ヶ峰で見つける雨に濡れたニッコウキスゲ

一般的にビーナスラインのニッコウキスゲと言えば晴れ渡った空の下、輝くような緑の絨毯に散りばめられた山吹色の花と言うイメージですが、霧ヶ峰ではその名の示すとおりきりの日も多いのが事実です。

しかし、落胆することはありません。

霧の日に雨降る中で見るニッコウキスゲもおすすめです。

雨の中幻想的な風景となるニッコウキスゲ
雨の中幻想的な風景となるニッコウキスゲ

しっとりと雨に濡れ、そこにあるニッコウキスゲの花もとても美しく、霧に覆われた山肌に咲くニッコウキスゲの儚さも写真愛好家としては、その姿を収めるべき光景と言えるでしょう。

霧ヶ峰の名が示す霧に包まれた幻想的な光景
霧ヶ峰の名が示す霧に包まれた幻想的な光景

ビーナスラインのニッコウキスゲへのアクセス

中央自動車道、諏訪インターより約30分

中部横断自動車道、佐久南インターより約60分

住所:長野県諏訪市大字四賀

ニッコウキスゲと併せて楽しみたい周辺の撮影スポット

せっかくビーナスラインまで足を伸ばしたのであれば周辺の美しい景色も併せて楽しみたいものです。今回紹介した霧ヶ峰から車で20分ほどの場所にある御泉水自然園(立科町)もおすすめです。こちらはゴンドラリフトで空中散歩を楽しんだ先から見る絶景と原生林の中の美しい苔の緑も楽しむことができます。

木々と苔の緑に覆われた原生林の中を歩く御泉水自然園
木々と苔の緑に覆われた原生林の中を歩く御泉水自然園

その他にも下諏訪町の八島湿原など周辺で楽しめる撮影スポットは多くありますので、ぜひ霧ヶ峰周辺を旅してみてはいかがでしょうか?

涼と星空を楽しめる高原リゾート: 女神湖、女神平 (長野県立科町の観光、撮影スポット)

女ノ神山の別名を持つ蓼科山に抱かれたため池であることから名づけられた女神湖 - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -

国内有数の高原リゾートとして知られ、その美しい山容をもって女ノ神山との別名を持つ蓼科山に拡がる女神平。

立科町北部の市街地方面から女神湖へ向かう道すがらには美しい蓼科山も望めるおすすめのドライブスポットである - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
立科町北部の市街地方面から女神湖へ向かう道すがらには美しい蓼科山も望めるおすすめのドライブスポットである – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

晴れた夜には満天の星空が楽しめる高原リゾート:女神平のおすすめ撮影シーンは
1.猛暑でも涼やかで北アルプスの風景も楽しめる女神のそらテラス
2.2018年7月31日の火星大接近にもおすすめ!満天の星空
3.厳しい寒さだからこその風景!真っ白な雪に包まれた高原風景

の3つ。

転記の悪い日でも霧に包まれたビーナスラインなど見どころは満載 - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
転記の悪い日でも霧に包まれたビーナスラインなど見どころは満載 – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

1.女神平の高原リゾートから眺める北アルプスの山々

信州と言えばまず思い浮かぶのが爽やかな高原では?
この女神平は蓼科山の山腹に拡がる標高1500m程の高原地帯。
夏の、特に今年のような猛暑続きのときには避暑地としても大人気です。
付近には冬はスキー場となるためゴンドラもあり手軽に更に標高が高い場所へも行けます。

女ノ神山の別名を持つ蓼科山に抱かれたため池であることから名づけられた女神湖 - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
女ノ神山の別名を持つ蓼科山に抱かれたため池であることから名づけられた女神湖 – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

晴れた日には遠く北アルプスの山々まで眺められる女神平の高原リゾートを日頃の暑さから離れて楽しみに行ってみませんか?

ビーナスラインにある夕陽の丘から - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
ビーナスラインにある夕陽の丘から – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

2.夜の星空が美しく、今、話題の火星大接近も存分に!

蓼科山の高原リゾート女神平からは夜間、美しい星空を堪能できます。
とくに今年、2018年は7月31日に数十年ぶりに火星が大接近しますが、この天体ショーも女神平で楽しむのをおすすめします。

夜の女神湖からは満天の星空と諏訪富士:蓼科山を愉しめる - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
夜の女神湖からは満天の星空と諏訪富士:蓼科山を愉しめる – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

火星を楽しめる南東の方角には美しい蓼科山があり、山と火星のコラボレーションも楽しめそうです。
せっかくの火星大接近を楽しむのなら、涼やかな高原リゾートで満天の星空とともに。。。がおすすめ!

茅野市の車山方面からは白樺湖越しに美しい山容の蓼科山を愉しめる - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
茅野市の車山方面からは白樺湖越しに美しい山容の蓼科山を愉しめる – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

3.信州有数の高原リゾート、女神平は冬もおすすめ。

一面の銀世界に立ち幻想的な樹氷が楽しめます。
もちろんスキー場もあるのでウィンタースポーツも楽しめる!

冬の早朝、女神湖では幻想的な風景も愉しめる - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
冬の早朝、女神湖では幻想的な風景も愉しめる – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

是非、美しい風景を求めて長野県立科町にある観光、撮影スポットに出掛けてみてはいかがでしょうか?

夏の酷暑には湖畔の木陰で女神湖越し女ノ神山を眺めればいかにも涼しげ - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
夏の酷暑には湖畔の木陰で女神湖越し女ノ神山を眺めればいかにも涼しげ – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

アクセス

中央自動車道、諏訪インターより1時間程(ビーナスライン経由)

上信越自動車道、佐久インターより1時間程

住所:長野県北佐久郡立科町女神湖畔987

 

長野県にあるそのほかの観光、撮影スポット

静かに佇む八角三重塔、信州最古の禅寺: 安楽寺 (長野県上田市の観光、撮影スポット)

山間にひっそりと佇む安楽寺、八角三重塔 - - 長野県の観光、撮影スポット- -

信州の鎌倉とも称される塩田平、その別所温泉にあるのが、西暦830年頃に開かれたと伝わる禅寺:安楽寺。

杉木立の中にひっそりと佇む八角三重塔は鎌倉時代末期に建てられており国宝に指定されており、訪れる者の心を鷲掴みにする風情。

上田市別所の安楽寺、八角三重塔へ向かう途中、居並ぶお地蔵さま - - 長野県の観光、撮影スポット- -
上田市別所の安楽寺、八角三重塔へ向かう途中、居並ぶお地蔵さま – – 長野県の観光、撮影スポット- –

通常、日本の寺院に建っている塔と言うのは四角い屋根を持っています。しかし、この安楽寺にある八角三重塔は、その名が示す通り八角形の屋根を持つ、国内では、この安楽寺のみに存在する貴重な歴史的建造物です。

本堂へ向かうまっすぐな道:安楽寺 - - 長野県上田市の観光、撮影スポット- -
本堂へ向かうまっすぐな道:安楽寺 – – 長野県上田市の観光、撮影スポット- –

曹洞宗の教えでもある「考えず、ひたすら座禅せよ」の言葉通り、木立に囲まれ、ただ黙して座っています。

そんな信州安楽寺のおすすめシーンは

1.新緑に囲まれた静寂のなか杉木立に囲まれた八角三重塔

2.山門へとつづく石段と緑に囲まれた参道

3.白く静かな世界の中に佇む国宝

1.新緑の季節若々しい緑の中に佇む八角三重塔

この信州安楽寺の美しい光景として紹介したいのが新緑に包まれた八角三重塔である。

山間にひっそりと佇む安楽寺、八角三重塔 - - 長野県の観光、撮影スポット- -
山間にひっそりと佇む安楽寺、八角三重塔 – – 長野県の観光、撮影スポット- –

本堂左手の入り口で拝観料を納めた先に姿をあらわす、その姿は目にしたとき、本当に感動する。静かな山間、ふと見上げる位置に見える八角三重塔をひとめ見れば、この地を訪れたことが正解だったと思える。

八角形のため、どの角度から見ても変わらぬ美しさで、背後の山々の緑と併せて愉しみたい景色と言える。

2.静寂ななかに佇む緑あふれる参道と山門

長野県(信州)では最古、日本全体で見ても最古級の禅寺である安楽寺へとつづく参道は静かな緑の中を心落着け歩くことのできる道。

安楽寺へ向かうとまず出会うのが、この風景 - - 長野県の観光、撮影スポット- -
安楽寺へ向かうとまず出会うのが、この風景 – – 長野県の観光、撮影スポット- –

その先にある石段と頂上の山門の風情は信州を代表する光景であるといえます。

また、山門の先にはまっすぐに本堂へとつづく。

この安楽寺は是非、新緑の季節、平日の観光客の少ないときに訪れ、静寂のなか美しい形式を堪能したい、そんなおすすめの観光、撮影スポットです。

山門から見た本堂への道、鮮やかな緑に包まれた境内が出迎えてくれる - - 長野県の観光、撮影スポット- -
山門から見た本堂への道、鮮やかな緑に包まれた境内が出迎えてくれる – – 長野県の観光、撮影スポット- –

3.冬、信州の厳しい寒い静寂の中、白い山を背にした八角三重塔

信州は雪の多い地域、そんな雪の白に包まれた静寂の中の安楽寺もおすすめです。

参道、山門、庭園、墓地、八角三重塔とすべてが白い雪に覆われて豊かな情緒となります。

安楽寺の付近には別所温泉や常楽寺など多くの観光、撮影スポットがあり四季それぞれにおすすめとなるエリア。

付近には上田市別所温泉の温泉街もある - - 長野県上田市の観光、撮影スポット- -
付近には上田市別所温泉の温泉街もある – – 長野県上田市の観光、撮影スポット- –

是非、この地で長い歴史と豊かな自然を感じ、思い思いの一枚をカメラに収めたいものですね。

アクセス

上信越自動車道、上田菅平インターより30分程

上田電鉄別所線、別所温泉駅より徒歩15分程

住所:長野県上田市別所温泉2361

真田が築いた難攻不落の城: 上田城 址(長野県上田市の観光、撮影スポット)

新緑に囲まれた上田城も美しい - - 長野県の観光、撮影スポット- -

数年前のNHK大河ドラマ「真田丸」で話題になった真田氏の城、上田市にあるのがこの 上田城

徳川の大軍を相手に二度闘い落ちることのなかった信州上田城、城内本丸には真田神社が鎮座しており難攻不落の不落城にあやかる受験守りなどが人気となっています。

難攻不落の城にあやかった不落守りが受験生に人気の真田神社は上田城本丸に鎮座する  - - 長野県の観光、撮影スポット- -
難攻不落の城にあやかった不落守りが受験生に人気の真田神社は上田城本丸に鎮座する – – 長野県の観光、撮影スポット- –

実際には現存するものは関ヶ原後に破却された城跡を、江戸時代、仙石氏により復興されたものを復元、整備したものであるという。

そんな信州上田城のおすすめシーンを紹介。

1.春、千本桜に囲まれた華やかな上田城

2.初夏、新緑に包まれ涼しげな風情に包まれた真田氏の城

3.けやき並木の美しい紅葉

の3点

かつて尼ヶ淵のあった場所から眺める上田城址の櫓  - - 長野県の観光、撮影スポット- -
かつて尼ヶ淵のあった場所から眺める上田城址の櫓 – – 長野県の観光、撮影スポット- –

1.信州の少し遅れた春を告げる千本桜に彩られた上田城

冬の厳しい寒さを越えた信州に訪れるあたたかな春、上田市にある真田氏ゆかりの地:上田城も美しい春色に染められます。

春には華やかに咲く千本桜が彩りを添える上田城  - - 長野県の観光、撮影スポット- -
春には華やかに咲く千本桜が彩りを添える上田城 – – 長野県の観光、撮影スポット- –

上田城の桜は千本桜の名にふさわしい見事な風景を愉しめるスポットです。

信州の深い山を背に、多くの桜に囲まれた難攻不落の名城には是非とも訪れて頂きたいものです。

新緑に囲まれた上田城も美しい  - - 長野県の観光、撮影スポット- -
新緑に囲まれた上田城も美しい – – 長野県の観光、撮影スポット- –

2.初夏の若々しい緑、生命力のあふれる上田城

山深い信州を愉しむのにもっともおすすめな季節は初夏!

この季節には上田城の背後に連なる山々も美しく若々しい緑に包まれます。

もちろん上田城の内部にも桜をはじめ多くの落葉樹が立ち並び、それぞれが若々しい生命力を輝かせます。

こうしてみると現代的なものが目に入らずタイムスリップしたような気さえする  - - 長野県の観光、撮影スポット- -
こうしてみると現代的なものが目に入らずタイムスリップしたような気さえする – – 長野県の観光、撮影スポット- –

この季節の上田城をカメラに収めに信州へ旅してみませんか?

3.二の丸堀跡に並ぶけやきの木々が秋色に染まる

秋のおすすめはなんと言っても二の丸堀跡に並ぶけやきの木。

厳しい冬を目前に美しい彩を上田城に添えてくれる季節となります。

この美しいけやき並木が紅葉するころにも是非、訪れたいと思える上田城  - - 長野県の観光、撮影スポット- -
この美しいけやき並木が紅葉するころにも是非、訪れたいと思える上田城 – – 長野県の観光、撮影スポット- –

昼間の鮮やかな紅葉や夜、幻想的にライトアップされたけやき並木もとっとも綺麗で写真家ならずともシャッターを切りたくなる光景が拡がります。

大手門脇から眺める新緑越しの櫓  - - 長野県の観光、撮影スポット- -
大手門脇から眺める新緑越しの櫓 – – 長野県の観光、撮影スポット- –

信州上田城、真田幸村ゆかりの地で美しい自然と一緒に戦国風情を愉しんでみてはいかがでしょうか?

アクセス

北陸新幹線、しなの鉄道など上田駅から歩いて12分程

上信越道、上田菅平インターから15分程

 

住所:長野県上田市二の丸6263番地イ

紅葉の穴場撮影スポット:竜ヶ沢ダム(長野県上田市にある観光、撮影スポット)

竜ヶ沢ダムの湖面に映りこむ見事なカラマツの紅葉、まさに絶景が目の前に・・・ - -長野県上田市にある観光、撮影スポット- -

長野県には隠れた撮影スポットが数多くある。そのひとつが 竜ヶ沢ダム だ。

紅葉の頃、晴れて、風の少ない日には見事な情景が浮かび上がる。

紅葉の終わりごろ、カラマツの燃えるような色に染まる信州武石峠近くの竜ヶ沢ダム  - -長野県上田市にある観光、撮影スポット- -
紅葉の終わりごろ、カラマツの燃えるような色に染まる信州武石峠近くの竜ヶ沢ダム – -長野県上田市にある観光、撮影スポット- –

晴れ渡った青い空を背景に、谷間の先にある山々には美しく紅葉したカラマツが立ち並び、見事なまでのグラデーションを造りあげる。

そして、そのグラデーションの山々が波の少ない湖面にクッキリと映りこむ。

竜ヶ沢ダムの湖面に映りこむ見事なカラマツの紅葉、まさに絶景が目の前に・・・  - -長野県上田市にある観光、撮影スポット- -
竜ヶ沢ダムの湖面に映りこむ見事なカラマツの紅葉、まさに絶景が目の前に・・・ – -長野県上田市にある観光、撮影スポット- –

場所は美ヶ原から北へ降りた先、武石観光センターを右折すると上田市方面に行ける県道62号線を左折し武石峠方面へ少し走った所にある。

周辺には主だった観光、撮影スポットがなく見落としてしまいがちだが、右側に小さな標識が立っている。

この美しいグラデーションの絶景、是非とも、その目で見て、写真に収めてもらいたい。

ただし、風の状況は運次第な部分もあるので、お気をつけ下さい。

アクセス

上信越道、東部湯の丸インターより40分程

長野道、松本インターより40分程

県道62号線、武石観光センター近く

 

住所:長野県上田市武石上本入2384-65(武観光センター)

長野県にある観光、撮影スポットのリストはこちら

長野県の観光情報 - -甲信越、北陸地方- - の観光、撮影スポット「撮る旅」
長野県の観光情報 – -甲信越、北陸地方- – の観光、撮影スポット「撮る旅」

桜の絶景!長野県高遠城址公園(信州伊那の観光、撮影スポット)

藩校進徳館の歴史と競演するサクラ:高遠城址公園 - -伊那市高遠町- -

可憐なタカトオコヒガンザクラが彩る高遠城址公園

高遠城址公園

高遠城址公園

長野県伊那地方にある日本百名城にも選ばれた国指定の史跡:高遠城址公園は信州に春の訪れを知らせるタカトオコヒガンザクラが有名。

可憐な花びらが特徴のタカトオコヒガンザクラ - -伊那市高遠町- -
可憐な花びらが特徴のタカトオコヒガンザクラ – -伊那市高遠町- –

この高遠城址周辺でしか見られないタカトオコヒガンザクラは独自の品可憐なピンク色の花びらが特徴。このタカトオコヒガンザクラが城址公園周辺に所狭しと咲き誇り、城址公園全体を美しく華やかにいろどります。

可憐なピンクに染められた歴史ある城址:高遠城址公園 - -伊那市高遠町- -
可憐なピンクに染められた歴史ある城址:高遠城址公園 – -伊那市高遠町- –

遠くには、まだ雪の残る南アルプスや中央アルプスの山々を背景として、きれいで可憐な花で一面を覆い尽くされた歴史的な城址は写真家におすすめの被写体と言えます。

公園全体を埋め尽くすタカトオコヒガンザクラ:高遠城址公園 - -伊那市高遠町- -
公園全体を埋め尽くすタカトオコヒガンザクラ:高遠城址公園 – -伊那市高遠町- –

高遠城は、その歴史が古く、はるか南北朝時代の高遠氏に始まります。その後、戦国時代に風林火山でも有名な武田氏に支配され、戦国時代には重要な拠点としても役立ち、さらに江戸時代には京極氏・保科氏・鳥居氏・内藤氏と明治維新まで続いた由緒ある高遠藩が本拠を置いたお城の跡です。

藩校進徳館の歴史と競演するサクラ:高遠城址公園 - -伊那市高遠町- -
藩校進徳館の歴史と競演するサクラ:高遠城址公園 – -伊那市高遠町- –

もちろん歴史的な城址としても被写体となりますし近隣にも自然豊かな風景や、城下町を感じさせる寺社、町並み、江戸時代の絵島生島事件の絵島の軟禁場所として使われた絵島囲み屋敷があるなど写真を撮影するにはもってこいのスポットです。

また、近くには勝間のしだれ桜、六道の堤など写真家にとっても最適な美しい桜を愉しめる観光スポットが点在しており高遠城址公園周辺は春に訪れるのがもっともおすすめです。

また、桜以外にも周辺には四季折々の花々が咲く「ポレポレの丘」、バラを愉しめる「しんわの丘ローズガーデン」もあり、その名の通り時期によってはバラが咲き誇る綺麗な庭園も楽しめます。

ポレポレの丘

春のいろどりをまとう丘:ポレポレの丘 - -伊那市高遠町- -
春のいろどりをまとう丘:ポレポレの丘 – -伊那市高遠町- –

ポレポレの丘の「ポレポレ」とはスワヒリ語で「ゆったりのんびり」と言う意味とのことで、その名の通りゆったりのんびりと心行くまで写真撮影を楽しめることでしょう。

しんわの丘ローズガーデン(伊那市)

しんわの丘ローズガーデン

高遠城址より程近く徒歩でも移動できるスポット。もともとは企業の所有だったものが寄贈され、バラの花を楽しむことのできるおすすめの場所です。

こしんわの丘ローズガーデンは山肌に作られた約9,000平方メートルにもなる広大な敷地に172種約2160本ものバラが植えられており、6月~10月までの間に代わる代わる咲き乱れます。

信州の美しい自然に囲まれた地でこのローズガーデンの雄大な景色はなかなか味わえるものではない、と言えるでしょう。

そんなココでしか撮れない一枚をぜひ愉しみたいスポットと言えます。

アクセス

中央自動車道伊那インターから30分程、諏訪インターから60分程

JR飯田線伊那市駅からJRバスにて25分程

高遠城址公園のほかの桜がおすすめ観光、撮影スポット

エメラルドグリーンの渓谷:柿其渓谷(木曽郡南木曽町の観光、撮影スポット)

透明度の高い水が流れる柿其渓谷にかかるレトロな趣の吊橋 - -木曾郡南木曾町柿其渓谷- -

柿其渓谷:エメラルドグリーンの透明度高い川と自然を愉しむ観光、撮影スポット

南木曽町観光協会

古代より東山道と言われ江戸時代には中山道へとその名を変えた街道のうち現在の岐阜県と長野県の境周辺一帯を指す、木曽路。

その自然豊かな木曽路に数ある渓谷の中でも最も美しいといわれる渓谷が、この柿其渓谷。そのエメラルドグリーンの水が流れる柿其川は自然を満喫しながら歩けるスポットです。

透明度の高い水が流れる柿其渓谷にかかるレトロな趣の吊橋 - -木曾郡南木曾町柿其渓谷- -
透明度の高い水が流れる柿其渓谷にかかるレトロな趣の吊橋 – -木曾郡南木曾町柿其渓谷- –

この柿其渓谷には川沿いを歩く遊歩道が整備され美しいエメラルドグリーンの流れを存分に味わえ、自然感あふれる写真が撮れるスポットが多くあります。

例えば、あたり一面が秋の紅葉にいろどられた金襴豪華な渓谷。初夏の瑞々しい新緑のなかに流れる美しい川、そして川にかかる吊橋。冬、厳しい寒さのなか風と水の流れる音しか感じられない静寂の路。同じ場所でも多くの顔を垣間見ることのできる渓谷です。

川沿いを蛇行しながら続く遊歩道をゆけば美しい自然と清涼な水が織り成す景色がみられ、その先の上流へゆけば花崗岩を削り、荒々しく流れ落ちる迫力の滝「牛ヶ滝」があり、さらに足を伸ばせば恋路峠や展望台から望めるさわやかな滝もあり写真家に是非とも訪れて欲しいスポットと言えます。

轟音とともに荒々しく流れ落ちる牛ヶ滝 - -木曾郡南木曾町柿其渓谷- -
轟音とともに荒々しく流れ落ちる牛ヶ滝 – -木曾郡南木曾町柿其渓谷- –

この柿其渓谷の入り口には井戸を掘った末に温泉が湧き出たという柿其温泉の宿「いちかわ」がひっそりと1軒佇んでいます。

柿其温泉やきやまの湯「いちかわ」

このいちかわでは岩魚を使った料理が堪能でき、宿泊もしくは立ち寄り湯として利用すれば、小さいながらもヒノキなどの木曽五木を使った温泉が楽しめ、疲れたからだを十分に癒すことができます。

桃介橋

木曽川にかかる大正時代の美しいつり橋:桃介橋 - -木曾郡南木曾町- -
木曽川にかかる大正時代の美しいつり橋:桃介橋 – -木曾郡南木曾町- –

また、近くには大正11年に作られた石造りの土台をもった木製吊橋「桃介橋」も木曽川にかかっており、柿其渓谷を訪れる際には是非立ち寄って日本の近代化時代に作られた芸術的とも言えるその姿を写真に収めてみてはどうでしょうか?

アクセス

柿其渓谷へは
電車:JR中央線で名古屋から90分、塩尻から90分の南木曽駅にて下車タクシーにて15分程度

お車:中央自動車道、中津川インターから40分程、飯田インターから80分程、塩尻インターから100分程

お車でのアクセスがおすすめです。

長野県の観光情報 - -甲信越、北陸地方- - の観光スポット「撮る旅」
長野県の観光情報 – -甲信越、北陸地方- – の観光スポット「撮る旅」

渋温泉郷、四十八池、志賀高原など山ノ内町の観光、撮影スポット(長野県)

朝焼けに彩られた美しい蓮池 - -長野県山ノ内町- -

渋温泉、志賀高原など、観光にも写真撮影にもおすすめの長野県山ノ内町

山ノ内町webサイト

・渋温泉郷

奈良時代の僧、行基が開いたとされ、戦国時代には甲斐の名将:武田信玄公の隠れ湯としても知られた温泉郷で湯治場として栄えた温泉郷。

街中の石畳の道をのんびり散歩しながら昭和情緒あふれる温泉街の写真を愉しめるスポット。

夜には風情ある石畳の道や老舗旅館などの建物がライトアップされ、被写体としてとっても魅力的な温泉街です。

暗闇の中ライトアップされた情緒あふれる渋温泉郷 - -山ノ内町- -
暗闇の中ライトアップされた情緒あふれる渋温泉郷 – -山ノ内町- –

深い歴史と戦国ロマンを十二分に堪能できる一枚の写真を求めて一日中でも散策したい、そんな情緒あふれる温泉郷です。

渋温泉郷

・四十八池

志賀高原にある代表的な高原湿地帯で階段状に大小さまざまな池が60余りも並びます。

近くからの高山植物や池の水面に映りこむ山々、霧の中の幽玄な湿地帯などなどシャッターポイントは多くあります。

四十八池

また遠くから眺める湿地帯も大小の池が並び自然の美しさを味わえるポイントと言えるでしょう。是非、自然の営みを写した美しい写真を撮ってみてください。

朝焼けに彩られた美しい蓮池 - -長野県山ノ内町- -
朝焼けに彩られた美しい蓮池 – -長野県山ノ内町- –

・志賀高原トレッキングコース:自然探勝コース

志賀高原には数多くのトレッキングコースがあり、そんななかでも初心者にも気軽に楽しめるのがこの自然探勝コースです。

水面に周囲の緑が映りこみ文字通り映える景観を愉しめる木戸池からはじまり、長野県の天然記念物に指定されている志賀高原最大級の湿原であり、初夏にはワタスゲが一面を覆い尽くす田ノ原湿原、信州大学の研究施設にある自然の中で静寂を味わえる長池、ワタスゲの大群生地として知られる湿原:ワタスゲ平、志賀高原のほぼ中央に位置し白樺の林に囲まれた蓮池をゴールとする志賀高原の自然を堪能できるトレッキングコースと言えます。

自然探勝コース

四季折々の景観を存分に愉しめるコースを歩きながら最高の被写体を探してシャッターを切り続けることのできるコースに訪れてみませんか?

秋、もみじに彩られた木戸池 - -山ノ内町- -
秋、もみじに彩られた木戸池 – -山ノ内町- –
長野県の観光情報 - -甲信越、北陸地方- - の観光スポット「撮る旅」
長野県の観光情報 – -甲信越、北陸地方- – の観光スポット「撮る旅」