美しい緑の草原を走るビーナスライン
多くの方が「ビーナスライン」と聞いて思い浮かべる光景は霧ヶ峰・車山肩周辺に広がるなだらかな緑に覆われた草原の中を走る道路でしょう。このビーナスラインは多くの写真愛好家が四季を通じて訪れる人気の道路ですが中でもおすすめなのが初夏のニッコウキスゲです。
ビーナスラインの緑に映え咲くニッコウキスゲ
一般的にニッコウキスゲと呼ばれるのはゼンテイカ(禅庭花)。この美しい花が群生していた日光でカサスゲに似ていることからニッコウキスゲと呼ばれ、その名が全国に知られるようになりました。ビーナスラインでは6月~7月に、その草原の中に群生しており、緑の大地に敷きつめられた山吹色の絨毯のように咲き始めます。
年によって咲く季節、咲く数も変わるため注意が必要ですがぜひ情報を探して現地を訪れてみてください。
霧に覆われた霧ヶ峰で見つける雨に濡れたニッコウキスゲ
一般的にビーナスラインのニッコウキスゲと言えば晴れ渡った空の下、輝くような緑の絨毯に散りばめられた山吹色の花と言うイメージですが、霧ヶ峰ではその名の示すとおりきりの日も多いのが事実です。
しかし、落胆することはありません。
霧の日に雨降る中で見るニッコウキスゲもおすすめです。
しっとりと雨に濡れ、そこにあるニッコウキスゲの花もとても美しく、霧に覆われた山肌に咲くニッコウキスゲの儚さも写真愛好家としては、その姿を収めるべき光景と言えるでしょう。
ビーナスラインのニッコウキスゲへのアクセス
中央自動車道、諏訪インターより約30分
中部横断自動車道、佐久南インターより約60分
住所:長野県諏訪市大字四賀
ニッコウキスゲと併せて楽しみたい周辺の撮影スポット
せっかくビーナスラインまで足を伸ばしたのであれば周辺の美しい景色も併せて楽しみたいものです。今回紹介した霧ヶ峰から車で20分ほどの場所にある御泉水自然園(立科町)もおすすめです。こちらはゴンドラリフトで空中散歩を楽しんだ先から見る絶景と原生林の中の美しい苔の緑も楽しむことができます。
その他にも下諏訪町の八島湿原など周辺で楽しめる撮影スポットは多くありますので、ぜひ霧ヶ峰周辺を旅してみてはいかがでしょうか?