神話に連なる神代三陵のひとつ 吾平山上陵 (鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット)

日本書紀の神話に登場する日本の父の眠る吾平山上陵 - - 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- -

鹿児島県鹿屋市にある観光、撮影スポット 吾平山上陵 は日本書紀にて初代天皇とされる神武天皇の両親が眠る陵墓です。

つまり今上天皇へとつながる系譜のもっとも上部に位置する方のお墓と言うこととなります。

伊勢神宮と同じく川で身を清める吾平山上陵 - - 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- -
伊勢神宮と同じく川で身を清める吾平山上陵 – – 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- –

ここで少しだけ日本書紀のおはなし。。。(興味の無い方は読み飛ばしてくださいね!)

日本書紀の記述によれば、皇祖神:天照大神(伊勢神宮に祀られる神様)のお孫さんであるニニギノミコトが九州、日向(ひむか)に降り立ったのが有名な神話である天孫降臨となります。

その後、三代にわたり日向を収め神武天皇の時代に大和、現在の奈良県へと移ります。(神武東征)

このニニギノミコトからの三代を指して日向三代(ひむかさんだい)と呼び、この日向三代の陵墓が薩摩川内市にある一代目ニニギノミコトの可愛山陵(えのみささぎ)、霧島市にある二代目ホオリノミコトの高屋山上陵、そして鹿屋市に三代目であり神武天皇のお父上にあたるウガヤフキアエズノミコトの吾平山上陵となり、この3つの陵を神代三陵と呼びます。

若々しい新緑に彩られた橋 - - 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- -
若々しい新緑に彩られた橋 – – 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- –

静寂のなか、新緑に包まれた吾平山上陵

吾平山上陵のおすすめシーンはいくつかありますが、私がもっともおすすめしたいのは新緑の季節。

若々しい生命力にあふれたこの季節の吾平山上陵はまさに神秘的。

川を渡る橋にも美しい青もみじがかかり、画になります。

この吾平山上陵を奥へとすすむのは新緑の中の森林浴をも愉しむことができとってもおすすめ!

日本書紀の神話に登場する日本の父の眠る吾平山上陵 - - 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- -
日本書紀の神話に登場する日本の父の眠る吾平山上陵 – – 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- –

また、陵の手前までゆくと視界が開け、川向こうにある陵墓と鳥居、さらに川に掛かるちいさな橋が緑に包まれたその姿をあらわします。

その風景は神秘的であり、生命力に満ち溢れ、まるで伊勢神宮のようにな空気が漂います。

神秘的な緑に囲まれた崖下にぽっかりと口を開ける吾平山上陵 - - 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- -
神秘的な緑に囲まれた崖下にぽっかりと口を開ける吾平山上陵 – – 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- –

そんなことからこの吾平山上陵は小伊勢とも呼ばれているのです。

是非、この神話の舞台の地を訪れ、神秘的な空気感をそのカメラに収めたい、そんなおすすめの撮影スポットです。

 

日本書紀の神話にまつわるスポット

アクセス

鹿児島空港から車で1時間30分程

東九州自動車道、鹿屋串良ジャンクションより30分程

 

住所:鹿児島県鹿屋市吾平町上名5250ー1

真田が築いた難攻不落の城: 上田城 址(長野県上田市の観光、撮影スポット)

新緑に囲まれた上田城も美しい - - 長野県の観光、撮影スポット- -

数年前のNHK大河ドラマ「真田丸」で話題になった真田氏の城、上田市にあるのがこの 上田城

徳川の大軍を相手に二度闘い落ちることのなかった信州上田城、城内本丸には真田神社が鎮座しており難攻不落の不落城にあやかる受験守りなどが人気となっています。

難攻不落の城にあやかった不落守りが受験生に人気の真田神社は上田城本丸に鎮座する  - - 長野県の観光、撮影スポット- -
難攻不落の城にあやかった不落守りが受験生に人気の真田神社は上田城本丸に鎮座する – – 長野県の観光、撮影スポット- –

実際には現存するものは関ヶ原後に破却された城跡を、江戸時代、仙石氏により復興されたものを復元、整備したものであるという。

そんな信州上田城のおすすめシーンを紹介。

1.春、千本桜に囲まれた華やかな上田城

2.初夏、新緑に包まれ涼しげな風情に包まれた真田氏の城

3.けやき並木の美しい紅葉

の3点

かつて尼ヶ淵のあった場所から眺める上田城址の櫓  - - 長野県の観光、撮影スポット- -
かつて尼ヶ淵のあった場所から眺める上田城址の櫓 – – 長野県の観光、撮影スポット- –

1.信州の少し遅れた春を告げる千本桜に彩られた上田城

冬の厳しい寒さを越えた信州に訪れるあたたかな春、上田市にある真田氏ゆかりの地:上田城も美しい春色に染められます。

春には華やかに咲く千本桜が彩りを添える上田城  - - 長野県の観光、撮影スポット- -
春には華やかに咲く千本桜が彩りを添える上田城 – – 長野県の観光、撮影スポット- –

上田城の桜は千本桜の名にふさわしい見事な風景を愉しめるスポットです。

信州の深い山を背に、多くの桜に囲まれた難攻不落の名城には是非とも訪れて頂きたいものです。

新緑に囲まれた上田城も美しい  - - 長野県の観光、撮影スポット- -
新緑に囲まれた上田城も美しい – – 長野県の観光、撮影スポット- –

2.初夏の若々しい緑、生命力のあふれる上田城

山深い信州を愉しむのにもっともおすすめな季節は初夏!

この季節には上田城の背後に連なる山々も美しく若々しい緑に包まれます。

もちろん上田城の内部にも桜をはじめ多くの落葉樹が立ち並び、それぞれが若々しい生命力を輝かせます。

こうしてみると現代的なものが目に入らずタイムスリップしたような気さえする  - - 長野県の観光、撮影スポット- -
こうしてみると現代的なものが目に入らずタイムスリップしたような気さえする – – 長野県の観光、撮影スポット- –

この季節の上田城をカメラに収めに信州へ旅してみませんか?

3.二の丸堀跡に並ぶけやきの木々が秋色に染まる

秋のおすすめはなんと言っても二の丸堀跡に並ぶけやきの木。

厳しい冬を目前に美しい彩を上田城に添えてくれる季節となります。

この美しいけやき並木が紅葉するころにも是非、訪れたいと思える上田城  - - 長野県の観光、撮影スポット- -
この美しいけやき並木が紅葉するころにも是非、訪れたいと思える上田城 – – 長野県の観光、撮影スポット- –

昼間の鮮やかな紅葉や夜、幻想的にライトアップされたけやき並木もとっとも綺麗で写真家ならずともシャッターを切りたくなる光景が拡がります。

大手門脇から眺める新緑越しの櫓  - - 長野県の観光、撮影スポット- -
大手門脇から眺める新緑越しの櫓 – – 長野県の観光、撮影スポット- –

信州上田城、真田幸村ゆかりの地で美しい自然と一緒に戦国風情を愉しんでみてはいかがでしょうか?

アクセス

北陸新幹線、しなの鉄道など上田駅から歩いて12分程

上信越道、上田菅平インターから15分程

 

住所:長野県上田市二の丸6263番地イ

九州の最果て日本本土の最南端:佐多岬(鹿児島南大隅町の観光、撮影スポット)

美しい開聞岳とともに夕陽の沈む雄大な海を眺められる佐多岬展望台 - - 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- -

九州本土最南端に位置する 佐多岬 。

四国最西端の佐田岬と混同されることも多い鹿児島県大隅半島の観光、撮影スポットを紹介。

さて、九州本土最南端の佐多岬へ向かうには錦江湾(鹿児島湾)の100km以上にもなる長い海岸線を移動します。(逆にコレだけ長く海岸線を走れると言うのもなかなか無いですよね)

その途中に以前紹介した鹿屋市の海に浮かぶ「荒平天神」、大河ドラマ西郷どんで話題になった「雄川の滝」、迫力の滝を下からも上からも眺められる「神川大滝」などのおすすめしたい観光、撮影スポットが並びます。

城ヶ崎展望所から指宿方面を見た夜景 - - 鹿児島県錦江町の観光、撮影スポット- -
城ヶ崎展望所から指宿方面を見た夜景 – – 鹿児島県錦江町の観光、撮影スポット- –

そのほかにも錦江湾越しに美しい山容の開聞岳を眺められる絶好のスポット「城ヶ崎展望所」や何も無いが美しい海が広がる小さな「島泊漁港」なども点在しており、ドライブがてら訪れてみるのもおすすめです。

この佐多岬でおすすめの撮影シーンは

1.南国の風情のなかに佇む御崎神社

2.夕陽の沈む海と美しい開聞岳の山容

3.朝日の昇る大海原:太平洋

の3つです。

1.南国風情に囲まれた九州本土最南端の神社:御崎神社

この佐多岬は北緯31度線上に位置しており、北緯33度25分の本州最南端、潮岬

や北緯32度43分の四国最南端、足摺岬などと比べてもはるかに南に位置します。

そのため付近にはソテツの自生地があるなど南国の風情が豊かなスポット。

南国風情のある本土最南端の神社:御崎神社 - - 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- -
南国風情のある本土最南端の神社:御崎神社 – – 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- –

この佐多岬に存在するのがイザナミノミコトとイザナミノミコトを祀っており縁結びにご利益のある神社として知られている御崎神社があります。

是非、九州本土最南端の神社で南国風情に囲まれた日本の神様の社をそのカメラに収めてみてはいかがでしょうか?

2.大海原に沈む夕陽と美しい開聞岳

美しい開聞岳とともに夕陽の沈む雄大な海を眺められる佐多岬展望台 - - 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- -
美しい開聞岳とともに夕陽の沈む雄大な海を眺められる佐多岬展望台 – – 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- –

佐多岬は前述の通り、九州本土の最南端に位置します。

そのため鹿児島県の毛ひとつの半島である薩摩半島の南端近くに位置する美しい山容の開聞岳を夕陽の沈む大海原と共に眺めることのできる絶好のスポットと言えます。

また、この夕焼けの時間帯は日本最古の灯台とひとつである佐多岬灯台も夕陽に照らされオレンジ色に光ります。

沈む夕日に照らされた日本最古の灯台のひとつ佐多岬灯台 - - 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- -
沈む夕日に照らされた日本最古の灯台のひとつ佐多岬灯台 – – 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- –

是非、雄大な太平洋の大海原に沈む夕陽を思い思いの被写体と共に写真に収めたいスポットと言えます。

3.暗い世界から明るい世界へと切り替わる佐多岬の日の出

先ほどの夕景とともに佐多岬でおすすめしたいシーンが早朝の日の出。

晴れた日には種子島まで見通すことができる佐多岬からは太平洋から昇る朝日を拝めます。

夜から昼へと世界が切り替わる、その様を是非、味わってください。

※佐多岬は駐車場から展望台まで照明の無い林の中の遊歩道となっておりますので、訪れる際にはご注意ください。

道の駅:根占の向かいにある「愛の巡礼地」ははるか開聞岳を眺められる絶好のスポット - - 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- -
道の駅:根占の向かいにある「愛の巡礼地」ははるか開聞岳を眺められる絶好のスポット – – 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- –

また、佐多岬のほかにも冒頭で紹介したように島泊の小さな漁港の風景などきっとあなたの吟線に触れるような光景に出会えるに間違いありません。

どこか懐かしさを感じる小さな入り江にある島泊の漁港 - - 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- -
どこか懐かしさを感じる小さな入り江にある島泊の漁港 – – 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- –

是非、観光地としての知名度はありませんが鹿児島県の大隅半島を訪れて、あなただけの光景を見つけその写真を撮影してみてください。

アクセス

鹿児島空港より車で3時間程

東九州自動車道、鹿屋串良ジャンクションより2時間程

 

住所:鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠417

日の沈む海に浮かぶ荒平天神(鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット)

幻想的な光景が拡がる早朝の荒平天神 - - 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- -

鹿児島県大隅半島の中ほどにある素敵なロケーションの天神様: 荒平天神

鹿児島県大隅半島はあまり観光での知名度がありませんが、とても良い撮影スポットの点在する地域です。今回はそのひとつ、錦江湾の海に浮かぶ風光明媚な天神様があります。

休日の日中には様々な目的の方が訪れる荒平天神  - - 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- -
休日の日中には様々な目的の方が訪れる荒平天神 – – 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- –

南国の透明度が高く、美しい海、そしてその海の向こうの薩摩半島に沈む夕陽を愉しめるパワースポット、荒平天神のおすすめシーンを紹介するページ。
鹿児島県大隅半島の中ほどにある鹿屋市、荒平天神でおすすめしたいシーンは次の3つ

1.鳥居の中に沈む行く夕陽
2.青い空、青い海の中に浮かぶ岩
3.夜明けの海に浮かぶ幻想的な天神島

太陽の沈む頃、夕焼けに染められた美しい光景  - - 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- -
太陽の沈む頃、夕焼けに染められた美しい光景 – – 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- –

1.インスタなどのSNSでも人気の紅い夕陽と海にかかる赤い鳥居

この荒平天神で最も人気のシーンがこの鳥居の中に納まり海へと沈む夕陽の光景。
晴れた日には多くのカメラマンがカメラを構え、多くの人がこの地を訪れ天神様を詣でながら夕陽の沈む黄昏どきを愉しみます。

まさに絶景!鳥居のなかに沈む夕陽  - - 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- -
まさに絶景!鳥居のなかに沈む夕陽 – – 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- –

透明度が高くキレイな海、砂浜に押し寄せる波の音を聞きながら至福のひと時を味わってみませんか?
この美しく輝く海を切り取った一枚をアナタも是非撮影してみてください。

2.天気のよい日中、真っ青な空と海に囲まれた天神社

一日のうちでも最も訪れる方の多い時間帯である日中。

この荒平天神は本当にキレイな青の中に浮かんでいます。

波打ち際で戯れる子供たち、岩場から糸を垂らす釣り人、砂浜を歩くカップル、キレイな白い貝殻を集める女の子。

こんな風景がこの青い空間の中で見られます。

荒平天神からはわずかに桜島も望める  - - 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- -
荒平天神からはわずかに桜島も望める – – 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- –

まさにフォトジェニックな風景を写真に収めインスタをはじめとしたSNS映えする一枚を投稿してみてはいかがでしょうか?

3.早朝、夜が明ける頃の幻想的な光景

早朝、人々がまだ眠りから覚める前、静かに打ち寄せる波の音だけが聞こえる。

幻想的な光景が拡がる早朝の荒平天神  - - 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- -
幻想的な光景が拡がる早朝の荒平天神 – – 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- –

この時間帯、はるかに開聞岳を望む海に浮かぶ荒平天神は幻想的のひとこと。

シャッタースピードを落として撮影すれば、打ち寄せる波の残像が黄泉の国を連想させるような一枚が撮れることでしょう。

錦江湾越しにははるかに開聞岳の美しい山容も見える  - - 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- -
錦江湾越しにははるかに開聞岳の美しい山容も見える – – 鹿児島県鹿屋市の観光、撮影スポット- –

また、この荒平天神は裏の岩場に行けば鹿児島を象徴する、桜島も望むことができ、とってもおすすめです。

アクセス

東九州自動車道、鹿屋串良ジャンクションより35分程

鹿屋バスセンターからバスで25分

 

住所:鹿児島県鹿屋市天神町4014

日いづる三輪山を祀る 大神神社 (奈良県にある観光、撮影スポット)

夜、誰もいない境内は神秘的でもあり、昼間とは違った趣きがある - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -

ヤマトの象徴、三輪山を御神体として祀る 大神神社

実在する初代天皇とされる崇神天皇が宮をおき、出雲の国つくりの神:大物主大神が鎮座する三輪山を御神体として祀ったのが大神神社である。

古代の日本、ヤマトが始まった地に大和一の宮である大神神社がある。

大和一の宮:大神神社の拝殿。大神神社は拝殿の背後にある三輪山を御神体として祀る神社 - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
大和一の宮:大神神社の拝殿。大神神社は拝殿の背後にある三輪山を御神体として祀る神社 – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

朝、日の昇る古来より信仰された三輪山の美しさ

弥生時代以降、稲作が生活の基盤となった日本において太陽の恵みは多大なものがあった。その太陽の信仰を象徴し、さらには国つくりの神である大物主大神が鎮まる三輪山は大和を代表する名山で、その円錐形の美しい山容とともに古来より親しまれてきた。

美しい山容の三輪山。古代よりヤマトの人々に愛され敬われてきた三輪山は大神神社の御神体でもある - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
美しい山容の三輪山。古代よりヤマトの人々に愛され敬われてきた三輪山は大神神社の御神体でもある – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

『うま酒 三輪の山 青丹よし 奈良の山の 山のまに い隠るまで 道のくまいさかるまでに つばらにも 見つつ行かむを しばしばも 見さけむ山を 心なく雲の 隠さふべしや』とは万葉の世に詠われた額田王の歌。

この奈良の地より近江へと遷都される際に美しい三輪の山を何度も何度も振り返り振り返り、その姿が見えなくなるまで別れを惜しんだ、そんな歌。

この地にきたら古代より愛されてきた美しい山容の三輪山を是非、写真に収めたいものです。

いくつもの摂社をもち、神社めぐりを愉しめる大神神社

大神神社の境内には数多くの摂社がある、例えば大直禰子神社(若宮社)や狭井神社などである。

大神神社の手水舎は蛇をかたどった他にはあまり見られないタイプ。 - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
大神神社の手水舎は蛇をかたどった他にはあまり見られないタイプ。 – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

狭井神社では申し込みをすれば、御神体でもある三輪山へ登ることもできる。

時間があれば三輪山への登山も検討したいものである。

奈良の郷土料理にゅうめん、三輪素麺

三輪そうめんの歴史は古い、今から1300年も前にこの三輪の地が小麦作りに適しているとされ、その頃から素麺が作られているらしい。

実際に、大神神社の参道や周辺では、お土産としての販売やそうめんを提供する店舗が数多くある。

三輪そうめんのお店は多くあり、お土産としての購入から、その場で食べられるお店まである - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
三輪そうめんのお店は多くあり、お土産としての購入から、その場で食べられるお店まである – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

そうめん、にゅうめんと言うと関西の方々以外はさほど良いイメージは持っていないのかもしれません。私もにゅうめんはキライなものリストに入っていたのですが、この三輪の地で食したことで晴れてキライなものリストから削除されました(笑)

また、食べ物ついでに紹介したいのが日本酒。

万葉の世から「味酒(うまさけ)の三輪」と詠まれてきた、この地では今でも酒作りがさかんで近年では大神神社の神域に咲くササユリから造られた酵母を使った日本酒もあり、これがなかなかに「うまし酒」となっています。

写真からは離れてしまいましたが是非とも味わって頂きたいものです。

夜、誰もいない境内は神秘的でもあり、昼間とは違った趣きがある - -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- -
夜、誰もいない境内は神秘的でもあり、昼間とは違った趣きがあり、おすすめ – -奈良県桜井市にある観光、撮影スポット- –

日本最古の神社の1つで大和の国一の宮、三輪明神としても親しまれている大神神社。大物主大神を祀っており三輪山を御神体とする。日本神話にも縁のある神社で悠久の歴史に彩られた一枚を切り取れるのではないでしょうか?また、独特な三ツ鳥居や巳の神杉(みのかみすぎ)・しるしの杉など見所も多いので是非、あなただけの一枚を残してください。

アクセス

京奈和自動車道、木津インターより60分程

西名阪自動車道、天理インターより30分程

名阪国道、天理東インターより40分程

JR桜井線、三輪駅より徒歩5分程

 

住所:奈良県桜井市三輪1422

奈良県の観光、撮影スポットはこちら

奈良県の観光情報 - -関西地方- - の観光、撮影スポット「撮る旅」
奈良県の観光情報 – -関西地方- – の観光、撮影スポット「撮る旅」

日本のはじまりを助けた神剣を祀る:石上神宮(奈良県の観光、撮影スポット)

楼門脇につづく色あざやかで美しい回廊:石上神宮 - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- -

古代より武門に信仰された石上神宮

石上神宮は神話にてヤマトの初代天皇とされる神武天皇が東征する際に遣わされた神剣:布都御魂をお祀りする日本最古の神社のひとつ。

その後、古代ヤマトの武門の棟梁である物部氏の氏神様として古代より信仰されてきた由緒ある神社となります。

ご祭神である御神剣:布都御魂大神と記された檜の大鳥居:石上神宮  - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- -
ご祭神である御神剣:布都御魂大神と記された檜の大鳥居:石上神宮 – -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- –

様々な神話に彩られ、歴史にも深いかかわりのある石上神宮は山の辺の道めぐりとも併せて訪れたいスポットです。

境内、周辺のおすすめ撮影スポット:石上神宮

境内には奈良県指定の天然記念物ワタカ(別名:馬魚)の棲む鏡池や樹齢300年を越え万葉の世には「布留の神杉」とも詠われた神杉、鎌倉時代に建立され重要文化財に指定されている楼門、同じく鎌倉時代に建立された国宝である拝殿など被写体としておすすめの撮影スポットが数多くあります。

楼門脇につづく色あざやかで美しい回廊:石上神宮  - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- -
楼門脇につづく色あざやかで美しい回廊:石上神宮 – -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- –

ほかにも小さいながらも趣のある手水鉢や、紅葉の時期には天理市内各所から望めるオオイチョウの木があるなど隠れた被写体もあります。

そこにあると知らなければ通り過ぎがちな苔の緑も美しい手水鉢:石上神宮  - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- -
そこにあると知らなければ通り過ぎがちな苔の緑も美しい手水鉢:石上神宮 – -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- –

また、隣接する神宮外苑公園や目の前を走る県道には桜の木が多く植えられており、春の桜の季節にはいっそうの華やぎを添え、車で石上神宮へ向かう際や、石上神宮から他のスポットへ向かい際にも気持ちよいドライブや散策を愉しめます。

石上神宮へと至る県道には桜の並木が続き春にはいっそうの華やぎを感じさせる  - -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- -
石上神宮へと至る県道には桜の並木が続き春にはいっそうの華やぎを感じさせる – -奈良県天理市にある観光、撮影スポット- –

写真の撮影スポット以外にもおすすめの石上神宮

このサイトは写真の撮影がメインですが、写真撮影以外にこの石上神宮で気になったものを紹介します。

それはお守り。

神武天皇の神話にまつわるお話から、起死回生の御神劔守があります。このお守りは御神剣をデザインしておりちょっと男心をくすぐるお守りです(笑)

また、交通安全ステッカーも御神剣をデザインしたものとなっていて是非!車に張っておきたいものです。

とかく写真撮影をする方は車やバイクでの移動も多くなると思いますので、この石上神宮の交通安全ステッカーのご利益にあやかってみてはいかがでしょうか?

アクセス

名阪国道、天理東インターより5分程

西名阪自動車道、天理インターより15分程

JR桜井線、天理駅より徒歩30分程

住所:奈良県天理市布留町384

 

奈良県の他の観光、撮影スポットはこちら

奈良県の観光情報 - -関西地方- - の観光、撮影スポット「撮る旅」
奈良県の観光情報 – -関西地方- – の観光、撮影スポット「撮る旅」

八百万の神々集う、神の国:出雲大社(島根県の観光、撮影スポット)

旧暦10月に日本全国から集まる神々をお迎えする稲佐の浜 - -島根県:出雲大社- -

出雲大社の観光、撮影スポット

日本の国づくりにまつわる八百万の神々、出雲大社の話

の前に宗教にまつわる小難しいお話(※興味ない方は読み飛ばしてね!)

日本人には宗教について無宗教と思い込んでいる方が多い。

それは日本の宗教の根幹である多神教と言うものが世界的な宗教観とは違うからだと思う。

キリスト教(全世界で20億人以上の信者)、イスラム教(信者数16億人)と言うのが世界の2大宗教と言っても良いと思います。このふたつの宗教は唯一神教です。つまり全知全能の100%良い神様を信奉する宗教です。

しかし日本には古来より八百万(やおろず)の神々が居るとされる、いわゆる多神教。

そして神様は100%良いのではありません。そう、時には祟ります。

日本の神様はみんな良い面(神)と悪い面(鬼)を備えています。だから日本の神様は同じ神様でも名前が違ったりします。

そういう面を知ってから出雲の地を見てみると、また違った思いがわきあがってくると思います。

と、小難しい話はここまでで!

出雲、それは日本の国づくりの神を祀り、日本全国にいる神様の集まる、八百万の神々のふるさとの観光、撮影スポット

神による国づくりの地、神々のふるさと出雲大社の観光、撮影スポット - -島根県:出雲大社- -
神による国づくりの地、神々のふるさと出雲大社 – -島根県:出雲大社- –

そのため日本全国で10月のことを和名で「神無月」と言います。理由は10月になると日本の神様は出雲に集まる、つまり日本各地には神様が不在であり「神無月」といわれます。

逆に出雲では10月のことを「神在月」と言います。これは旧暦の10月に日本各地から八百万の神々が出雲に集まるからといわれています。

八百万の神々のふるさと、日本一の建物:出雲大社(出雲市)

出雲大社公式ページ

言わずと知れた、お伊勢さん(皇祖神を祀る)と並ぶ、日本を代表する神社が出雲大社(いずもおおやしろ)です。

詠み方は、もうほとんどの方はご存知だと思いますが「いづもおおやしろ」であり「いづもたいしゃ」ではないそうです。

大國さまとして親しまれる国づくりの神:大国主命を奉る神社で日本人ならば一生に一度は訪れたい、そんな場所が出雲大社です。

上記していますが、旧暦の10月には日本全国から神々を迎えるためこの出雲の国では他と違い「神在月」と呼ぶことはいかにも有名なお話ですね。

日本の国土を造ったとされる神様をお祀りする出雲大社は古くから雲太、和二、京三(うんた、わに、きょうさん)と言われ日本一の建物として語られてきました。

かつて日本一大きな建物だった出雲大社 - -島根県:出雲大社- -
かつて日本一大きな建物だった出雲大社 – -島根県:出雲大社- –

※「雲太、和二、京三」とは出雲の大社が一番大きくて、二番目は大和の東大寺、三番目が京都の御所と言う意味です。

その圧倒されるまでの大きな社を切り取った写真を撮りたいスポットですね。

八百万の神々をお迎えする稲佐の浜(出雲市)※おすすめ撮影スポット!

出雲神話:「国譲り」のメイン舞台としても有名な浜。旧暦10月には「神迎え」の神事が行われ日本全国から神々を出雲に迎える場所。海を臨む絶壁に建つ祠と鳥居など神秘的なスポットも多くあります。夕日の沈みゆく海を収めたりとシャッターチャンスは数多くある場所でしょう。

旧暦10月に日本全国から集まる神々をお迎えする稲佐の浜 - -島根県:出雲大社- -
旧暦10月に日本全国から集まる神々をお迎えする稲佐の浜 – -島根県:出雲大社- –

是非、神迎えの神事が行われる神聖な浜の雰囲気を切り取った一枚の写真を撮影したい、そんなスポットですね。

また、そのほかにも周辺には旧大社駅など歴史的な建築物も残っており、写真家の吟線に触れる景色が数多くある地域です。

かつて使われていた大社駅の美しい風景 - -島根県:出雲大社- -
かつて使われていた大社駅の美しい風景 – -島根県:出雲大社- –

是非、一度、訪れて、その神々のふるさとの情景をカメラに収めたいものですね。

 

アクセス

山陰自動車道、出雲インターより15分程

一畑電鉄出雲、大社前駅より徒歩7分程

出雲大社以外に是非、訪れたい神社

風光明媚な三河湾に浮かぶ島:竹島(愛知県の観光、撮影スポット)

竹島の浮かぶ海の景観を際立たせる緑の芝生 - -愛知県蒲郡市:竹島- -

八百富神社公式ページ

愛知県のまるで両腕に囲まれたような海、三河湾に浮かぶ小島で国の天然記念物にも指定されている島。

風光明媚な島に祀られる弁天様:八百富神社

島には八百富神社があり、この神社ははるかむかし、平安時代に三河国司として赴いた藤原俊成公(百人一首を編んだ藤原定家の父)が琵琶湖の竹生嶋から勧請した縁結びの神様としても有名な市杵島姫命(厳島神社などと同じ)が祀られており、日本7弁天のひとつとしても数えられている。

三河湾に浮かぶ竹島にある八百富神社は縁結びの神様として信仰される - -愛知県蒲郡市:竹島- -
三河湾に浮かぶ竹島にある八百富神社は縁結びの神様として信仰される – -愛知県蒲郡市:竹島- –

島へ渡る橋を仲よさそうに渡るなどカップルに人気のスポットでもある。

この竹島周辺は温暖な三河湾の風光明媚な場所であり、その海に浮かぶ姿や島へと渡る橋など写真家としても愉しめるスポット。

竹島から見た対岸へと続く風光明媚な風景 - -愛知県蒲郡市:竹島- -
竹島から見た対岸へと続く風光明媚な風景 – -愛知県蒲郡市:竹島- –

温暖な気候から特殊な生態系を持つ島

また、島自体も陸からはわずか400mほどしか離れていないにもかかわらず、陸とは違った温暖な生態系の植物が生い茂っており、一風変わった景色が広がります。

対岸の蒲郡クラシックホテル敷地より望む竹島 - -愛知県蒲郡市:竹島- -
対岸の蒲郡クラシックホテル敷地より望む竹島 – -愛知県蒲郡市:竹島- –

竹島のおすすめ写真スポット

春、対岸の蒲郡クラシックホテルの城郭風の特徴ある外観と山の斜面に咲き乱れるツツジの花は写真をとるのにとってもおすすめ!

対岸の蒲郡クラシックホテルの建物 - -愛知県蒲郡市:竹島- -
対岸の蒲郡クラシックホテルの建物 – -愛知県蒲郡市:竹島- –

また、夏には海岸に整備された公園と、その海岸から伸びる橋、真っ青な空と太陽の光にきらめく海と、絵に描いたような風光明媚な光景が広がり、写真に収めたくなる画が見つかります。

竹島の浮かぶ海の景観を際立たせる緑の芝生 - -愛知県蒲郡市:竹島- -
竹島の浮かぶ海の景観を際立たせる緑の芝生 – -愛知県蒲郡市:竹島- –

さらに冬にはシベリアより渡来したユリカモメが竹島との橋の周辺を自由に飛び回り、海の情景をいっそう引き立ててくれる画を切り取ることができます。

アクセス

東名高速道路、音羽蒲郡インターより15分程

JR東海道本線、蒲郡駅より徒歩15分程

 

 

愛知県の撮影スポット一覧

愛知県の観光情報 - -関西地方- - の観光スポット「撮る旅」
愛知県の観光情報 – -関西地方- – の観光スポット「撮る旅」

梅の名所、学問の神様:岩津天満宮(愛知県の観光、撮影スポット)

徳川家康の生まれ故郷、岡崎の市街を望む東山梅苑からの眺め - -愛知県岡崎市:岩津天満宮- -

古くから学業の神として祀られてきた天神様

学問の神様としてだけではなくこの岩津天満宮は病除け、厄除けも神様としても地域の方々に信仰されてきた神様。

学問の神として有名な岩津天満宮:撫で牛と拝殿 - -愛知県岡崎市:岩津天満宮- -
学問の神として有名な岩津天満宮:撫で牛と拝殿 – -愛知県岡崎市:岩津天満宮- –

春の訪れを告げる梅の花

天神様の印としても使われている梅、菅原道真公が生前より梅の花をこよなく愛したとされる逸話から全国の天神様には埋めの花があり、天神様と梅の花は切っても切れない間柄として結びついています。

この岩津の天満宮にも境内には梅の木が植えられており、3月には梅の花を目当てに訪れる写真かも数多く居ます。

梅の花を愛した天神様、拝殿を背にした梅の花 - -愛知県岡崎市:岩津天満宮- -
梅の花を愛した天神様、拝殿を背にした梅の花 – -愛知県岡崎市:岩津天満宮- –

また、岩津天満宮の東側には「東山梅苑」があり春には約400本の梅の木が美しい花を咲かせます。

例えば荘厳なる社殿をバックにした梅の花や梅の花の向こうに見える岡崎市街地の景色、緑映える苔の庭園と梅の花のコントラスト、岩津天神の青いおみくじを背にした梅の花など、写真家にとっても撮影ポイントはたくさんあります。

徳川家康の生まれ故郷、岡崎の市街を望む東山梅苑からの眺め - -愛知県岡崎市:岩津天満宮- -
徳川家康の生まれ故郷、岡崎の市街を望む東山梅苑からの眺め – -愛知県岡崎市:岩津天満宮- –

春だけではなく夏、秋も美しい景観が広がる境内

天神様では春の梅がもっとも有名な撮影ポイントですが、この岩津天満宮は自然あふれる山にあるため、夏はカエデなどの新緑が美しく、秋は紅葉も愉しめます。

特に夏の新緑は青々と茂った葉がまぶしくきらめき、それこそ若々しく元気になれる雰囲気です。

天気の良い日には手水舎と鳥居、そして輝く日に照らされた青々としたカエデの葉が参拝者を出迎え、清々しい気持ちにさせます。

若々しい新緑の輝きに包まれた岩津天満宮 - -愛知県岡崎市:岩津天満宮- -
若々しい新緑の輝きに包まれた岩津天満宮 – -愛知県岡崎市:岩津天満宮- –

是非、この清々しさの伝わるような生気に満ち溢れた一枚を撮影したいものです。

参道の石段も美しい緑に覆われる - -愛知県岡崎市:岩津天満宮- -
参道の石段も美しい緑に覆われる – -愛知県岡崎市:岩津天満宮- –

岩津天満宮付近の見どころ

また、この岩津天満宮の付近には松平氏にゆかりのある信光明寺や岩津城址などの見所もあるので付近を散策しながら一緒にめぐってみてはいかがでしょうか?

ほかにも南にある岡崎市街へ向かえば松平氏の菩提寺:大樹寺や伊賀八幡宮、そして岡崎城へと至り写真家にだけではなく、歴史愛好家にもおすすめできるスポットが数多くあります。

是非、徳川家康の生まれた地:岡崎へ写真撮影しながらめぐる旅をしてみてはどうでしょうか?

徳川家康の生まれた地:岡崎城

アクセス

伊勢湾岸自動車道・東海環状自動車道・新東名高速道路、豊田東インターより10分程

東名自動車道、岡崎インターより15分程

JR岡崎駅、名鉄本線東岡崎駅よりバス、岩津天神口バス停より徒歩8分程

 

天孫降臨伝説の地:高千穂(宮崎県の観光、撮影スポット)

自然のチカラが作り上げた美しい地形 - -宮崎県:高千穂峡- -

神々の時代の空気を感じる高千穂神社

高千穂町、高千穂神社紹介ページ

高千穂は神々がはじめて地上に降り立った場所として神話にその名が刻まれています。

神々の時代を感じさせる境内の高千穂神社 - -宮崎県:高千穂神社- -
神々の時代を感じさせる境内の高千穂神社 – -宮崎県:高千穂神社- –

この高千穂神社は約1900年もの歴史をもち、天孫降臨にゆかりのある神社としては最古の神社とされています。

歴史のある高千穂神社の境内や参道には、その歴史を感じさせる大木が生い茂り店を覆うほどとなって、神々の時代の気配を存分に味わわせてくれます。

なかでも2本の杉の根がひとつになった夫婦杉など美しい被写体としての価値が存分にあると言えるでしょう。

毎晩、奉納される高千穂神社の夜神楽 - -宮崎県:高千穂神社- -
毎晩、奉納される高千穂神社の夜神楽 – -宮崎県:高千穂神社- –

また、夜には神楽殿にて観光神楽が奉納されており、神々しい高千穂の空気に包まれた神聖な雰囲気の夜神楽を被写体として撮ってみるのもよさそうですね。

高千穂郷にある高千穂八十八社の総社として最古の歴史の神社がもつ、その神々しい空気を感じさせる一枚を撮影したいものです。

すぐ近くには観光地、パワースポットとしてとても有名な高千穂峡もあり併せて訪れ、思う存分に素敵な写真を撮るのも良いでしょう。

アメノムラクモのつくりし湧き水流れる高千穂峡

写真家が愛してやまない高千穂峡

高千穂峡、風景写真を撮るのであれば一度は撮りたい被写体のひとつと言えるであろう。

高千穂峡はその昔、阿蘇山の火山活動によって噴出した火砕流が五ヶ瀬川沿いに流れ、急速に冷やされたことで出来上がった、自然による芸術品です。

この高千穂峡にはこんにちにも写真家がこぞって訪れ、素晴らしい景観をそのカメラに収めている、写真家に愛される観光スポットです。

自然のチカラが作り上げた美しい地形 - -宮崎県:高千穂峡- -
自然のチカラが作り上げた美しい地形 – -宮崎県:高千穂峡- –

例えば神話で天村雲命(アメノムラクモノミコト)によって造られた湧き水が流れ落ちる、真名井の滝。

三種のアーチ状の橋が一望のもとにでき、自然の造った造詣と、そこに造られた時代の違い、趣も違う人工の橋の織り成す景観を愉しむことができる高千穂三橋。

高さ50m~100mにも及ぶ断崖が織り成す、柱状節理や深いV字型の谷、そして川に浮かぶ貸しボートの影など被写体として、観光地として一級品のスポットです。

是非、神話の時代に続くような美しい一枚の写真を撮影したいスポットですね。

アクセス

国道218号線、高千穂バイパスからすぐ

 

神話に関連する観光、撮影スポット