広大な自然の中を散策できる場所:御泉水自然園(長野県立科町の観光、撮影スポット)

緑あふれる原生林の中を通る木道。

蓼科牧場の空中散歩と女神湖を見下ろす絶景:女神のそらテラス

今回紹介する立科町の御泉水自然園へは蓼科牧場のゴンドラリフトを使ってアクセスするのがおすすめです。実際には蓼科スカイラインを通ることにより御泉水自然園までお車で行くことは可能なのですが、まずは蓼科牧場のゴンドラリフトの空中散歩と絶景を楽しみたいものです。

晴れた日には北アルプスまで眺め渡せる絶景スポット「女神のそらテラス」
晴れた日には北アルプスまで眺め渡せる絶景スポット「女神のそらテラス」

この蓼科牧場ゴンドラリフトは標高差約300mの蓼科牧場(冬は白樺高原国際スキー場)を一気に登るのですが、このリフトから眺められる景色、そして山頂駅(蓼科山の山頂はまだはるか先です。)横にある「女神のそらテラス」から眺める絶景は写真には収められないほどの絶景と言えます。

木道が整備され比較的平坦な御泉水自然園

女神のそらテラスのすぐ先に広がるのが御泉水自然園の森。

御泉水自然園の湧き水でできた池と蓼科山。
御泉水自然園の湧き水でできた池と蓼科山。

まず最初はカラマツの並木に沿って歩くじゃり道。そしてその先にあるのが御泉水自然園の名の由来でもある湧き水とその水を集めた池。

ここにかかる木道の橋は背に蓼科山がそびえ、定番の撮影スポットです。

この橋を奥に進めば現れるのが苔むした原生林の中を歩ける木道コース。

その景色は小さいながらも屋久島のような雰囲気を持っており原生林の雰囲気を十分に味わうことができます。

緑あふれる原生林の中を通る木道。
緑あふれる原生林の中を通る木道。

晴れた日のほか、雨や霧に包まれた日でも薄暗いなかでも幻想的な原生林の光景を楽しむことができます。

薄暗い中に浮かび上がる天然のスポットライトに照らされた緑
薄暗い中に浮かび上がる天然のスポットライトに照らされた緑

すこしきつい山歩き?御泉水自然園奥にある蓼仙の滝

木道が整備され歩きやすい場所から蓼科スカイラインを隔てたエリアにも広大な御泉水自然園は広がります。

この御泉水自然園奥のエリアは起伏もあり登山道の雰囲気に近いエリアとなります。

目的は山奥にひっそりと佇む蓼仙の滝。

御泉水自然園の奥にあるのがこの蓼仙の滝。
御泉水自然園の奥にあるのがこの蓼仙の滝。

蓼科山の豊かな自然の中で静かに水が流れる時間を忘れられるようなおすすめの撮影スポットです。

御泉水自然園周辺で併せて行きたいおすすめの撮影スポット

御泉水自然園の周辺にも多くの撮影スポットがあります。

まずは蓼科山!八ヶ岳連峰の最北峰でありその美しい山容から諏訪富士と呼ばれるこの蓼科山は登山初心者でも簡単に行ける山頂からの360°パノラマもさることながら登山道周辺の原生林など撮影したいシーンはたくさん!

晴れた日には遠く富士山が望めるビーナスライン富士見台
晴れた日には遠く富士山が望めるビーナスライン富士見台

ほかにも女神湖や白樺湖、大河原峠など多くのおすすめ撮影スポットがある場所です。

そして私が最もお勧めしたいのが星空!

凄まじいほどに数多くの星が見える蓼科山周辺の白樺高原。
凄まじいほどに数多くの星が見える蓼科山周辺の白樺高原。

この蓼科山周辺からは満天の星空が望めますのでぜひ一度、宿泊してその星空を撮影してみるのも良いかもしれませんね。

御泉水自然園へのアクセス

中央自動車道、諏訪インターより40分程

中部横断自動車道、佐久南インターより35分程

住所:長野県北佐久郡立科町芦田八ケ野 745(ゴンドラリフト乗り場)

涼と星空を楽しめる高原リゾート: 女神湖、女神平 (長野県立科町の観光、撮影スポット)

女ノ神山の別名を持つ蓼科山に抱かれたため池であることから名づけられた女神湖 - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -

国内有数の高原リゾートとして知られ、その美しい山容をもって女ノ神山との別名を持つ蓼科山に拡がる女神平。

立科町北部の市街地方面から女神湖へ向かう道すがらには美しい蓼科山も望めるおすすめのドライブスポットである - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
立科町北部の市街地方面から女神湖へ向かう道すがらには美しい蓼科山も望めるおすすめのドライブスポットである – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

晴れた夜には満天の星空が楽しめる高原リゾート:女神平のおすすめ撮影シーンは
1.猛暑でも涼やかで北アルプスの風景も楽しめる女神のそらテラス
2.2018年7月31日の火星大接近にもおすすめ!満天の星空
3.厳しい寒さだからこその風景!真っ白な雪に包まれた高原風景

の3つ。

転記の悪い日でも霧に包まれたビーナスラインなど見どころは満載 - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
転記の悪い日でも霧に包まれたビーナスラインなど見どころは満載 – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

1.女神平の高原リゾートから眺める北アルプスの山々

信州と言えばまず思い浮かぶのが爽やかな高原では?
この女神平は蓼科山の山腹に拡がる標高1500m程の高原地帯。
夏の、特に今年のような猛暑続きのときには避暑地としても大人気です。
付近には冬はスキー場となるためゴンドラもあり手軽に更に標高が高い場所へも行けます。

女ノ神山の別名を持つ蓼科山に抱かれたため池であることから名づけられた女神湖 - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
女ノ神山の別名を持つ蓼科山に抱かれたため池であることから名づけられた女神湖 – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

晴れた日には遠く北アルプスの山々まで眺められる女神平の高原リゾートを日頃の暑さから離れて楽しみに行ってみませんか?

ビーナスラインにある夕陽の丘から - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
ビーナスラインにある夕陽の丘から – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

2.夜の星空が美しく、今、話題の火星大接近も存分に!

蓼科山の高原リゾート女神平からは夜間、美しい星空を堪能できます。
とくに今年、2018年は7月31日に数十年ぶりに火星が大接近しますが、この天体ショーも女神平で楽しむのをおすすめします。

夜の女神湖からは満天の星空と諏訪富士:蓼科山を愉しめる - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
夜の女神湖からは満天の星空と諏訪富士:蓼科山を愉しめる – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

火星を楽しめる南東の方角には美しい蓼科山があり、山と火星のコラボレーションも楽しめそうです。
せっかくの火星大接近を楽しむのなら、涼やかな高原リゾートで満天の星空とともに。。。がおすすめ!

茅野市の車山方面からは白樺湖越しに美しい山容の蓼科山を愉しめる - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
茅野市の車山方面からは白樺湖越しに美しい山容の蓼科山を愉しめる – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

3.信州有数の高原リゾート、女神平は冬もおすすめ。

一面の銀世界に立ち幻想的な樹氷が楽しめます。
もちろんスキー場もあるのでウィンタースポーツも楽しめる!

冬の早朝、女神湖では幻想的な風景も愉しめる - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
冬の早朝、女神湖では幻想的な風景も愉しめる – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

是非、美しい風景を求めて長野県立科町にある観光、撮影スポットに出掛けてみてはいかがでしょうか?

夏の酷暑には湖畔の木陰で女神湖越し女ノ神山を眺めればいかにも涼しげ - - 長野県立科町の観光、撮影スポット- -
夏の酷暑には湖畔の木陰で女神湖越し女ノ神山を眺めればいかにも涼しげ – – 長野県立科町の観光、撮影スポット- –

アクセス

中央自動車道、諏訪インターより1時間程(ビーナスライン経由)

上信越自動車道、佐久インターより1時間程

住所:長野県北佐久郡立科町女神湖畔987

 

長野県にあるそのほかの観光、撮影スポット

トンネル越しに見る河津の桜並木(愛知県新城市長篠の観光、撮影スポット)

暗く古いトンネルの中から見る河津の桜並木は幻想的でもある - -愛知県新城市長篠にある観光、撮影スポット- -

長篠にある古いトンネルと河津の桜並木

長篠、と聞けば長篠の戦が思い浮かぶ方が多そうですが、その長篠にある河津の桜並木は観光、撮影スポットとして、とってもおすすめしたい場所です!

新城市長篠、かつて奥三河を走った鉄道の跡地に河津桜の並木道があります。

河津の桜並木、その向こうにトンネルが口を開ける - -愛知県新城市長篠にある観光、撮影スポット- -
河津の桜並木、その向こうにトンネルが口を開ける – -愛知県新城市長篠にある観光、撮影スポット- –

この長篠にある河津の桜並木は河津桜のふるさとでもある、河津町商工会の方々と地元商工会の方々が線路跡の道路脇に植えたのが始まりとのこと。

この撮影スポットのおすすめは、トンネルの中から見る桜。

現在では約30本の河津桜が見ごろの際には桜並木のトンネルを作り出す。

古いトンネルのため内部は暗く、その暗さの向こうに見えるほんのり赤みがかった河津桜が出迎える様は画になります。

暗く古いトンネルの中から見る河津の桜並木は幻想的でもある - -愛知県新城市長篠にある観光、撮影スポット- -
暗く古いトンネルの中から見る河津の桜並木は幻想的でもある – -愛知県新城市長篠にある観光、撮影スポット- –

山間部だからこその星空と河津桜との組み合わせ

また、山間部の撮影スポットならではのキレイな星空と河津桜との競演も是非、おすすめしたいショットです。

河津の桜並木は山間部にあるため晴れた夜には星空も綺麗に拡がる - -愛知県新城市長篠にある観光、撮影スポット- -
河津の桜並木は山間部にあるため晴れた夜には星空も綺麗に拡がる – -愛知県新城市長篠にある観光、撮影スポット- –

観光スポットとしてはあまり知られていないけれども、写真家の間ではひそかに有名になってきている、この長篠にある河津の桜並木、3月のなかばころに訪れてみてはいかがでしょうか?

付近には観光スポットとしても知られる、鳳来寺や阿寺の七滝、乳岩峡など自然の作り出した景観や歴史のある撮影スポットが多くあり、また宿泊なども近くに湯谷温泉があるので、泊りがけで一緒にめぐってみることをおすすめします。

是非、暗いトンネルを抜けたあとに出迎えてくれるキレイな河津桜の景観を写真に収めてみてください。

アクセス

新東名高速道路、新城インターより10分程

東名高速道路、豊川インターより40分程

JR飯田線、本長篠駅より徒歩10分程

 

愛知県新城市長篠杉下8-1

 

愛知県にあるそのほかの観光、撮影スポット

愛知県の観光情報 - -東海地方- - の観光スポット「撮る旅」
愛知県の観光情報 – -東海地方- – の観光スポット「撮る旅」

急勾配の峠みち:暗峠(大阪府、奈良県境にある観光、撮影スポット)

冬の空気の数だ日には、生駒山から西の方角にきらきらと光る平野が望める - -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- -

松尾芭蕉が最期に旅をした暗峠(くらがり峠)

奈良時代より街道として使われてきた暗峠

「菊の香に くらがり越ゆる 節句かな」これは江戸時代に松尾芭蕉がその最期の旅となる奈良から大阪へ至る際に、この暗峠にて詠んだ句である。

奈良県と大阪府境にある暗峠の石畳の峠道 - -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- -
奈良県と大阪府境にある暗峠の石畳の峠道 – -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- –

この暗峠は古来、大阪と奈良を結ぶ最短距離の街道として整備され、江戸時代には現在も頂上付近に残る石畳の道が敷かれたとされている。

また、この暗峠を越える暗越奈良街道は日本のみち100戦に選定されており、特に峠頂上部分の付近の石畳の街道の風情は写真に収めるのに格好の被写体と言えます。

この暗峠へ登りゆく道は大阪府側、奈良県側ともに車でも苦労するほどの急勾配が続いており、徒歩でゆっくりと上って行くのがおすすめです。

奈良時代より使われてきた峠道:暗峠 - -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- -
奈良時代より使われてきた峠道:暗峠 – -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- –

酷道としても有名な狭く急勾配のつづく峠道

奈良県生駒市と大阪府東大阪市をむすぶ暗峠は酷道と書かれる国道でも有名。

元祖、日本最強の国道とも呼ばれるこの暗峠は、その短い距離での高低差が大きく車での往来にも難渋するほどの急勾配が続く道。

写真撮影ではあまり関係はないのかもしれませんが、一部のファン層に人気のスポットです。

温かみのある色づきの美しいもみじ風景:暗峠

暗峠を散策する際に、おすすめしたい季節は、その山々が暖かい色に染まる紅葉の季節。奈良時代より使われてきた街道に沿って山を登ってゆけば、途中には棚田の風景などもあり、周囲の紅葉とともにカメラに収めたい風景が続く。

暗峠には温かみのある色合いに染められた紅葉がひろがる
暗峠には温かみのある色合いに染められた紅葉がひろがる

夜、生駒の山から見える絶景

暗峠の頂上付近にさしかかるとからは奈良方面、大阪方面ともに見晴らしの利くスポットがある。

また、頂上からは南北にハイキングコースも交差しており山道を歩けば大阪の広大な夜景を望めるスポットも点在する。

そんな夜景スポットの中でも、もっともおすすめのポイントは信貴生駒スカイラインからアクセスが容易な府民の森内のぼくらの広場。

ここからは圧倒的な大阪の夜景が目の前に広がる。

冬の空気の数だ日には、生駒山から西の方角にきらきらと光る平野が望める - -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- -
冬の空気の数だ日には、生駒山から西の方角にきらきらと光る平野が望める – -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- –

空気の澄んだ日には遠く明石海峡大橋まで見渡すことができ、暗い夜道にもかかわらず、この絶景を求めて多くの人が訪れる。

アクセス

第二阪奈有料道路、壱分料金所より車で15分程(暗峠)

近鉄生駒線、南生駒駅より徒歩(ハイキング)1時間程

奈良県の観光、撮影スポットの一覧はこちら

奈良県の観光情報 - -関西地方- - の観光スポット「撮る旅」
奈良県の観光情報 – -関西地方- – の観光スポット「撮る旅」

本州最南端の潮岬ほか(和歌山県串本町の観光、撮影スポット)

水平線から昇る朝日:樫野崎灯台

本州最南端 のまち串本町(潮岬、樫野崎灯台ほか)

串本町webサイト

・橋杭岩(串本町)

国の天然記念物にもなっており、串本から大島に向かって約850mのあいだに大小40あまりの奇岩が海上に並んだスポット。

紀伊大島へ向けて立ち並ぶ橋杭岩 - -串本町- -
紀伊大島へ向けて立ち並ぶ橋杭岩 – -串本町- –

5月から11月にかけては橋杭岩の間に朝日が昇るさまを眺められ、その風景は圧巻のひとこと。

早朝より多くのカメラマンが撮影しに来る人気のスポットです。

橋杭岩

自分の眼で見た美しい風景をカメラにおさめ残す、そんなシャッターポイントを探して是非、思い出になる写真を撮影したいものですね。

・田原海岸の海霧(串本町)

田原海岸にあらわれる底冷えのする冬の早朝にあらわれる神秘的な霧の風景。海面近くの空気が冷やされ、水蒸気が凝結すると海霧がたちこめ、その様は幻想的です。

たとえば朝日に照らされた黄金色に輝く海霧、たとえばうすく明け染めたこの世なのかあの世なのか定かにならない幻想的な風情など、ぜひ一度その眼で見て欲しいものです。

海霧

そしてその景色をカメラにおさめ、永久に遺すのも写真家の楽しみといえるのではないでしょうか?

・潮岬(串本町)

本州最南端に位置し太平洋の大海原を一望できるスポット。

本州最南端の潮岬より大海原を眺める - -和歌山県串本町- - 観光スポット「撮る旅」
本州最南端の潮岬より大海原を眺める – -和歌山県串本町- –

例えば朝の清々しい空気の中、妨げるもののない太平洋の姿をゆっくりと望む。

例えば、夕方、水平線に沈みゆく夕日に染められた大海原とシルエットになった潮岬灯台の美しさなどがとってもおすすめのスポットです。

潮岬の火祭り

また、毎年1月には10万平方メートルにもおよぶ望楼の芝を焼く芝焼き行事も行われ、こちらも是非、一目みたい風景と言えるでしょう。

・樫野崎灯台(串本町)

本州最南端の潮岬の東に浮かぶ紀伊大島、その最東端に位置するのが樫野崎です。

灯台へ向かう途中にはエルトゥールル号の遭難事故の際の救助などを通じて結ばれたトルコとの友好の証として建てられたトルコ記念館や太平洋の荒波に削られた荒々しい風景を望めます。

もっともオススメなのは日の出の時間帯、徐々に明るくなってくる空に浮かび上がる石造灯台のシルエット、そして灯台のその先から望める風景は一見の価値ありと言えるでしょう。

早朝、夜から朝へかわりゆく樫野崎灯台 - -串本町紀伊大島観光スポット- -
早朝、夜から朝へかわりゆく樫野崎灯台 – -串本町- –

太平洋の大海原から上りくる幻想的な朝日をカメラで切り取ってみたいものです。

樫野崎灯台

また、夜明け前には周辺に大きな明かりもないため空一面に広がる美しい星空も堪能できますので、少し早めに行ってみることをオススメします。

樫野崎灯台から眺める朝日 - -串本町- -
樫野崎灯台から眺める朝日 – -串本町- –