九州の最果て日本本土の最南端:佐多岬(鹿児島南大隅町の観光、撮影スポット)

美しい開聞岳とともに夕陽の沈む雄大な海を眺められる佐多岬展望台 - - 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- -

九州本土最南端に位置する 佐多岬 。

四国最西端の佐田岬と混同されることも多い鹿児島県大隅半島の観光、撮影スポットを紹介。

さて、九州本土最南端の佐多岬へ向かうには錦江湾(鹿児島湾)の100km以上にもなる長い海岸線を移動します。(逆にコレだけ長く海岸線を走れると言うのもなかなか無いですよね)

その途中に以前紹介した鹿屋市の海に浮かぶ「荒平天神」、大河ドラマ西郷どんで話題になった「雄川の滝」、迫力の滝を下からも上からも眺められる「神川大滝」などのおすすめしたい観光、撮影スポットが並びます。

城ヶ崎展望所から指宿方面を見た夜景 - - 鹿児島県錦江町の観光、撮影スポット- -
城ヶ崎展望所から指宿方面を見た夜景 – – 鹿児島県錦江町の観光、撮影スポット- –

そのほかにも錦江湾越しに美しい山容の開聞岳を眺められる絶好のスポット「城ヶ崎展望所」や何も無いが美しい海が広がる小さな「島泊漁港」なども点在しており、ドライブがてら訪れてみるのもおすすめです。

この佐多岬でおすすめの撮影シーンは

1.南国の風情のなかに佇む御崎神社

2.夕陽の沈む海と美しい開聞岳の山容

3.朝日の昇る大海原:太平洋

の3つです。

1.南国風情に囲まれた九州本土最南端の神社:御崎神社

この佐多岬は北緯31度線上に位置しており、北緯33度25分の本州最南端、潮岬

や北緯32度43分の四国最南端、足摺岬などと比べてもはるかに南に位置します。

そのため付近にはソテツの自生地があるなど南国の風情が豊かなスポット。

南国風情のある本土最南端の神社:御崎神社 - - 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- -
南国風情のある本土最南端の神社:御崎神社 – – 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- –

この佐多岬に存在するのがイザナミノミコトとイザナミノミコトを祀っており縁結びにご利益のある神社として知られている御崎神社があります。

是非、九州本土最南端の神社で南国風情に囲まれた日本の神様の社をそのカメラに収めてみてはいかがでしょうか?

2.大海原に沈む夕陽と美しい開聞岳

美しい開聞岳とともに夕陽の沈む雄大な海を眺められる佐多岬展望台 - - 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- -
美しい開聞岳とともに夕陽の沈む雄大な海を眺められる佐多岬展望台 – – 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- –

佐多岬は前述の通り、九州本土の最南端に位置します。

そのため鹿児島県の毛ひとつの半島である薩摩半島の南端近くに位置する美しい山容の開聞岳を夕陽の沈む大海原と共に眺めることのできる絶好のスポットと言えます。

また、この夕焼けの時間帯は日本最古の灯台とひとつである佐多岬灯台も夕陽に照らされオレンジ色に光ります。

沈む夕日に照らされた日本最古の灯台のひとつ佐多岬灯台 - - 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- -
沈む夕日に照らされた日本最古の灯台のひとつ佐多岬灯台 – – 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- –

是非、雄大な太平洋の大海原に沈む夕陽を思い思いの被写体と共に写真に収めたいスポットと言えます。

3.暗い世界から明るい世界へと切り替わる佐多岬の日の出

先ほどの夕景とともに佐多岬でおすすめしたいシーンが早朝の日の出。

晴れた日には種子島まで見通すことができる佐多岬からは太平洋から昇る朝日を拝めます。

夜から昼へと世界が切り替わる、その様を是非、味わってください。

※佐多岬は駐車場から展望台まで照明の無い林の中の遊歩道となっておりますので、訪れる際にはご注意ください。

道の駅:根占の向かいにある「愛の巡礼地」ははるか開聞岳を眺められる絶好のスポット - - 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- -
道の駅:根占の向かいにある「愛の巡礼地」ははるか開聞岳を眺められる絶好のスポット – – 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- –

また、佐多岬のほかにも冒頭で紹介したように島泊の小さな漁港の風景などきっとあなたの吟線に触れるような光景に出会えるに間違いありません。

どこか懐かしさを感じる小さな入り江にある島泊の漁港 - - 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- -
どこか懐かしさを感じる小さな入り江にある島泊の漁港 – – 鹿児島県南大隅町の観光、撮影スポット- –

是非、観光地としての知名度はありませんが鹿児島県の大隅半島を訪れて、あなただけの光景を見つけその写真を撮影してみてください。

アクセス

鹿児島空港より車で3時間程

東九州自動車道、鹿屋串良ジャンクションより2時間程

 

住所:鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠417

本州最南端の潮岬ほか(和歌山県串本町の観光、撮影スポット)

水平線から昇る朝日:樫野崎灯台

本州最南端 のまち串本町(潮岬、樫野崎灯台ほか)

串本町webサイト

・橋杭岩(串本町)

国の天然記念物にもなっており、串本から大島に向かって約850mのあいだに大小40あまりの奇岩が海上に並んだスポット。

紀伊大島へ向けて立ち並ぶ橋杭岩 - -串本町- -
紀伊大島へ向けて立ち並ぶ橋杭岩 – -串本町- –

5月から11月にかけては橋杭岩の間に朝日が昇るさまを眺められ、その風景は圧巻のひとこと。

早朝より多くのカメラマンが撮影しに来る人気のスポットです。

橋杭岩

自分の眼で見た美しい風景をカメラにおさめ残す、そんなシャッターポイントを探して是非、思い出になる写真を撮影したいものですね。

・田原海岸の海霧(串本町)

田原海岸にあらわれる底冷えのする冬の早朝にあらわれる神秘的な霧の風景。海面近くの空気が冷やされ、水蒸気が凝結すると海霧がたちこめ、その様は幻想的です。

たとえば朝日に照らされた黄金色に輝く海霧、たとえばうすく明け染めたこの世なのかあの世なのか定かにならない幻想的な風情など、ぜひ一度その眼で見て欲しいものです。

海霧

そしてその景色をカメラにおさめ、永久に遺すのも写真家の楽しみといえるのではないでしょうか?

・潮岬(串本町)

本州最南端に位置し太平洋の大海原を一望できるスポット。

本州最南端の潮岬より大海原を眺める - -和歌山県串本町- - 観光スポット「撮る旅」
本州最南端の潮岬より大海原を眺める – -和歌山県串本町- –

例えば朝の清々しい空気の中、妨げるもののない太平洋の姿をゆっくりと望む。

例えば、夕方、水平線に沈みゆく夕日に染められた大海原とシルエットになった潮岬灯台の美しさなどがとってもおすすめのスポットです。

潮岬の火祭り

また、毎年1月には10万平方メートルにもおよぶ望楼の芝を焼く芝焼き行事も行われ、こちらも是非、一目みたい風景と言えるでしょう。

・樫野崎灯台(串本町)

本州最南端の潮岬の東に浮かぶ紀伊大島、その最東端に位置するのが樫野崎です。

灯台へ向かう途中にはエルトゥールル号の遭難事故の際の救助などを通じて結ばれたトルコとの友好の証として建てられたトルコ記念館や太平洋の荒波に削られた荒々しい風景を望めます。

もっともオススメなのは日の出の時間帯、徐々に明るくなってくる空に浮かび上がる石造灯台のシルエット、そして灯台のその先から望める風景は一見の価値ありと言えるでしょう。

早朝、夜から朝へかわりゆく樫野崎灯台 - -串本町紀伊大島観光スポット- -
早朝、夜から朝へかわりゆく樫野崎灯台 – -串本町- –

太平洋の大海原から上りくる幻想的な朝日をカメラで切り取ってみたいものです。

樫野崎灯台

また、夜明け前には周辺に大きな明かりもないため空一面に広がる美しい星空も堪能できますので、少し早めに行ってみることをオススメします。

樫野崎灯台から眺める朝日 - -串本町- -
樫野崎灯台から眺める朝日 – -串本町- –