神の作った天への橋:天橋立(京都府の観光、撮影スポット)

いわゆる股のぞきから見える天橋立の風景は天にかかる橋の名にふさわしい - -京都府にある観光、撮影スポット- -

陸奥の「松島」・安芸の「宮島」と並び日本三景の一つに数えられる 天橋立 。

京都府北部、丹後半島の付け根に位置する天橋立。その全長は約3.6kmになり、細長い砂浜には、大小さまざまな松の木が生い茂っている、まるで天への架け橋かのように海にかかり宮津湾と阿蘇海とを隔てる。そのすがたをもとに名づけられたのが天橋立なのです。

日本三景に数えられ観光名所としても名高い天橋立 - -京都府にある観光、撮影スポット- -
日本三景に数えられ観光名所としても名高い天橋立 – -京都府にある観光、撮影スポット- –

この天橋立は神話の中では、イザナギのミコトがイナザミノミコトのもとへと、通うためにかけたという神の手によるかのような景観。この自然と言う神様が長い年月をかけてつくりあげた風景を是非、写真に収めたいものです。

また、周辺には笠松公園をはじめに、この素晴らしい天橋立を一望のもとにできる絶景スポットが多く存在します。

なかでも特におすすめしたいのが飛龍観と呼ばれる天橋立ビューランドからの股覗き。

まるで龍が天より下りくるかのように見え、そのさまは絶景の言葉がよく似合います。

いわゆる股のぞきから見える天橋立の風景は天にかかる橋の名にふさわしい - -京都府にある観光、撮影スポット- -
いわゆる股のぞきから見える天橋立の風景は天にかかる橋の名にふさわしい – -京都府にある観光、撮影スポット- –

また、年に数回だけお目にかかれる、雪化粧の中の天橋立は運よく雪となった場合にのみ幻想的なその姿を垣間見ることができ、一度はカメラに収めてみたいと思える絶景です。

この天橋立は神話の世界に残るほど美しく、そして自然の尊さ、自然の神秘さを感じられる絶好の地と言えます。

是非ともイザナギが通いし神秘の景観をそのカメラで切り取って遺していただきたい地です。

天橋立と陸地を結ぶ廻旋橋は珍しい被写体としてもおすすめ - -京都府にある観光、撮影スポット- -
天橋立と陸地を結ぶ廻旋橋は珍しい被写体としてもおすすめ – -京都府にある観光、撮影スポット- –

また、天橋立の周辺には海越しの風景が独特で被写体として人気の伊根の舟屋などもあり京都府の北部の観光、撮影スポットとして一緒にまわるのもおすすめです。

アクセス

京都縦貫自動車道、宮津天橋立インターより10分程

京都丹後鉄道、天橋立駅より徒歩5分程

 

住所:京都府宮津市字文珠314

 

京都府にある観光、撮影スポットはこちら

京都府の観光情報 - -関西地方- - の観光スポット「撮る旅」
京都府の観光情報 – -関西地方- – の観光スポット「撮る旅」

1300年のときを知る、 奥山田のしだれ桜 (愛知県岡崎市の観光、撮影スポット)

夜間スポットライトを浴び輝きを増す奥山田のしだれ桜 - -愛知県岡崎市にある観光、撮影スポット- -

1300年前、当時の持統天皇が行幸された際に自らお手植えされたとの伝承が残る桜の木「 奥山田のしだれ桜 」が愛知県岡崎市にある。

日本各地に樹齢千年を越える桜の古木があるが、そんな古木の中のひとつ。

早朝、澄んだ空気のなかの奥山田のしだれ桜 - -愛知県岡崎市にある観光、撮影スポット- -
早朝、澄んだ空気のなかの奥山田のしだれ桜 – -愛知県岡崎市にある観光、撮影スポット- –

この奥山田のしだれ桜はエドヒガンザクラの古木で日本全国で桜の代名詞として愛されるソメイヨシノよりも少し早く花を開かせます。見ごろは3月下旬から4月の上旬あたりで周辺のソメイヨシノのつぼみが開き始める頃に満開を迎えます。

近くの道路から見た奥山田のしだれ桜道路わきの石灯篭と - -愛知県岡崎市にある観光、撮影スポット- -
近くの道路から見た奥山田のしだれ桜道路わきの石灯篭と – -愛知県岡崎市にある観光、撮影スポット- –

1300年のときを刻んできたエドヒガン:奥山田のしだれ桜

奥山田のしだれ桜は周辺から一段高い山の中腹に植えられています。近年では周辺にも少しずつ桜が増えていますが、やはり1300年の古木は圧倒的な存在感を出しています。

奥山田のしだれ桜、周囲の山に作られた遊歩道から迫力のすがたを見られる - -愛知県岡崎市にある観光、撮影スポット- -
奥山田のしだれ桜、周囲の山に作られた遊歩道から迫力のすがたを見られる – -愛知県岡崎市にある観光、撮影スポット- –

約17mの高さから滝のようにしだれ落ちる枝に無数の美しい花々が咲き周囲をひときわ華やかにいろどっています。

見ごろの期間は夜間のライトアップも美しい奥山田のしだれ桜

桜と言えばやはり夜桜。この奥山田のしだれ桜も見ごろの祭り期間には夜間にライトアップされ、その優美なすがたを暗闇に浮かび上がらせます。

夜間ライトアップされ闇に白く浮かび上がる奥山田のしだれ桜 - -愛知県岡崎市にある観光、撮影スポット- -
夜間ライトアップされ闇に白く浮かび上がる奥山田のしだれ桜 – -愛知県岡崎市にある観光、撮影スポット- –

中には水を張った田んぼもあり水面に映りこむ桜を見られるポイントもあり、撮影に絶好のスポットと言えます。

夜間ライトアップされた奥山田のしだれ桜は周囲の闇に白く浮かび上がり、さらには周りが山肌のため風も少なく撮影にも適しているといえます。

夜間スポットライトを浴び輝きを増す奥山田のしだれ桜 - -愛知県岡崎市にある観光、撮影スポット- -
夜間スポットライトを浴び輝きを増す奥山田のしだれ桜 – -愛知県岡崎市にある観光、撮影スポット- –

岡崎市周辺には桜のスポットもたくさん!

また、奥山田のしだれ桜周辺には、参道の杉木立と境内の苔が美しい龍渓院や奥殿陣屋、岩津天満宮(過去記事はこちら)、さらに岡崎市街には岡崎城(過去記事はこちら)や大樹寺など一緒に回りたい観光、撮影スポットも数多くあります。

さらに豊田市に入れば以前、撮る旅でも紹介した松平郷(過去記事はこちら)などもあり桜の美しさを撮りたいスポットはもりだくさん。

是非、1300年のときの流れを感じる一枚の写真を撮る旅へ出かけてみてください。

アクセス

伊勢湾岸自動車道、豊田東インターより10分程

東名高速道路、岡崎インターより20分程

 

住所:愛知県岡崎市奥山田町屋下28

 

愛知県のほかの観光、撮影スポットはこちらから

愛知県の観光情報 - -東海地方- - の観光スポット「撮る旅」
愛知県の観光情報 – -東海地方- – の観光スポット「撮る旅」

トンネル越しに見る河津の桜並木(愛知県新城市長篠の観光、撮影スポット)

暗く古いトンネルの中から見る河津の桜並木は幻想的でもある - -愛知県新城市長篠にある観光、撮影スポット- -

長篠にある古いトンネルと河津の桜並木

長篠、と聞けば長篠の戦が思い浮かぶ方が多そうですが、その長篠にある河津の桜並木は観光、撮影スポットとして、とってもおすすめしたい場所です!

新城市長篠、かつて奥三河を走った鉄道の跡地に河津桜の並木道があります。

河津の桜並木、その向こうにトンネルが口を開ける - -愛知県新城市長篠にある観光、撮影スポット- -
河津の桜並木、その向こうにトンネルが口を開ける – -愛知県新城市長篠にある観光、撮影スポット- –

この長篠にある河津の桜並木は河津桜のふるさとでもある、河津町商工会の方々と地元商工会の方々が線路跡の道路脇に植えたのが始まりとのこと。

この撮影スポットのおすすめは、トンネルの中から見る桜。

現在では約30本の河津桜が見ごろの際には桜並木のトンネルを作り出す。

古いトンネルのため内部は暗く、その暗さの向こうに見えるほんのり赤みがかった河津桜が出迎える様は画になります。

暗く古いトンネルの中から見る河津の桜並木は幻想的でもある - -愛知県新城市長篠にある観光、撮影スポット- -
暗く古いトンネルの中から見る河津の桜並木は幻想的でもある – -愛知県新城市長篠にある観光、撮影スポット- –

山間部だからこその星空と河津桜との組み合わせ

また、山間部の撮影スポットならではのキレイな星空と河津桜との競演も是非、おすすめしたいショットです。

河津の桜並木は山間部にあるため晴れた夜には星空も綺麗に拡がる - -愛知県新城市長篠にある観光、撮影スポット- -
河津の桜並木は山間部にあるため晴れた夜には星空も綺麗に拡がる – -愛知県新城市長篠にある観光、撮影スポット- –

観光スポットとしてはあまり知られていないけれども、写真家の間ではひそかに有名になってきている、この長篠にある河津の桜並木、3月のなかばころに訪れてみてはいかがでしょうか?

付近には観光スポットとしても知られる、鳳来寺や阿寺の七滝、乳岩峡など自然の作り出した景観や歴史のある撮影スポットが多くあり、また宿泊なども近くに湯谷温泉があるので、泊りがけで一緒にめぐってみることをおすすめします。

是非、暗いトンネルを抜けたあとに出迎えてくれるキレイな河津桜の景観を写真に収めてみてください。

アクセス

新東名高速道路、新城インターより10分程

東名高速道路、豊川インターより40分程

JR飯田線、本長篠駅より徒歩10分程

 

愛知県新城市長篠杉下8-1

 

愛知県にあるそのほかの観光、撮影スポット

愛知県の観光情報 - -東海地方- - の観光スポット「撮る旅」
愛知県の観光情報 – -東海地方- – の観光スポット「撮る旅」

「吾唯知足」のつくばい:龍安寺(京都の観光、撮影スポット)

「吾唯知足(われ、ただ、たるを、しる)」のつくばい - -京都府の観光、撮影スポット:龍安寺- -

龍安寺 のつくばいにある「吾唯知足」(われ、ただ、たるを、しる)

情報が多く、常に何かを求めてしまう現代人(現代人に限らないかも?)には是非ともこの龍安寺を訪れ有名な石庭を眺めながら、足りていることを知りたいものですね。(私自身が筆頭ですが・・・(笑)

緑の多い境内では美しい撮影スポットが数多い - -京都府の観光、撮影スポット:龍安寺- -
緑の多い境内では美しい撮影スポットが数多い – -京都府の観光、撮影スポット:龍安寺- –

この龍安寺には有名なものが上記のつくばいの他に、枯山水の石庭、鏡容池と四季折々の表情を愉しめる観光、撮影スポットと言えるでしょう。

春には椿、桜など、夏には生命のチカラがみなぎる若々しい新緑、秋には見事なもみじ、冬は雪景色、これほど美しく四季の移ろいを感じられるスポットはあまりないと言えます。

秋には赤く染まる境内も夏には若々しい緑のなか - -京都府の観光、撮影スポット:龍安寺- -
秋には赤く染まる境内も夏には若々しい緑のなか – -京都府の観光、撮影スポット:龍安寺- –

春の龍安寺

春には有名な枯山水の石庭、その油土塀の向こうから美しい枝垂れ桜の花が顔を出します。

枯山水の石庭に艶を与えるようなこの姿をカメラに収めたいものです。

まだ花の少ない石庭 - -京都府の観光、撮影スポット:龍安寺- -
まだ花の少ない石庭 – -京都府の観光、撮影スポット:龍安寺- –

夏の龍安寺

夏、枯山水の石庭は涼やかさを感じさせ、境内にあるカエデなどの木々は若々しい新緑を輝かせて、訪れる人々にもチカラを与えてくれる、そんな風景を愉しめます。

生命のチカラがあふれる、この風景を写真に撮影したいスポット。

若々しい活気に満ち溢れた緑の境内 - -京都府の観光、撮影スポット:龍安寺- -
若々しい活気に満ち溢れた緑の境内 – -京都府の観光、撮影スポット:龍安寺- –

秋、あざやかな色に包まれる龍安寺

鏡容池に映りこむ色鮮やかなもみじにいろどられた境内は、冬の訪れを感じさせ、寂しさを少しだけ感じさせる艶やかさも持っています。

鏡容池の水鏡に映るこの世ではないような世界を撮影してみるもの良いものですね。

冬の寂しげでいて、チカラを蓄えているような石庭

冬の龍安寺はやはり雪の積もった景色が一番。枯山水が全てを多い尽くした世界のようにも思える絶景を切り取った写真を撮りたいものですね。

冬の雪景色も映える竜安寺の石庭 - -京都府の観光、撮影スポット:龍安寺- -
冬の雪景色も映える竜安寺の石庭 – -京都府の観光、撮影スポット:龍安寺- –

京都、と言う地には不思議なチカラを感じます。

龍安寺はそんな中でも禅のこころをすべてのスポットで感じることができ、まさに「吾唯知足(われ、ただ、たるを、しる)」の世界を実感できるのではないでしょうか?

「吾唯知足(われ、ただ、たるを、しる)」のつくばい - -京都府の観光、撮影スポット:龍安寺- -
「吾唯知足(われ、ただ、たるを、しる)」のつくばい – -京都府の観光、撮影スポット:龍安寺- –

龍安寺で満ち足りた気持ちを取り戻し、京のまちでくつろげば、きっと翌日からの活力も湧き上がってくる、そんな気持ちにさせてくれることでしょう。

京都のまちには1日2日で回りきれない撮影スポットがあります、四季ごとに訪れて、その都度、足るを知り、日本の心をしっかりと取り戻したいものですね。

アクセス

名神高速道路、京都南インターより30分程

京福電鉄、龍安寺駅より徒歩7分程

 

↓ その他京都の観光、撮影スポットはこちら ↓

京都府の観光情報 - -関西地方- - の観光スポット「撮る旅」
都府の観光情報 – -関西地方- – の観光スポット「撮る旅」

安倍晴明が修行した阿寺の七滝(愛知県新城市の観光、撮影スポット)

下からは最上部まで見えないが美しい曲線を描く阿寺の七滝 - -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- -

平安時代の陰陽師:安倍晴明が若年期に修行したとの伝説が残る地、阿寺の七滝。

日本の滝100選に愛知県内で唯一、選出された滝でもあります。

七段にかかる、優美な曲線をもった阿寺の七滝

阿寺の七滝

この阿寺の七滝のおすすめポイントは豊かな自然に囲まれた美しい滝の姿。

駐車場から約900mほど歩いた先に阿寺の七滝があるのだが、そこまでの起伏の少ない歩きやすい遊歩道では緩やかに流れる川のせせらぎを左に聞きながら歩いてゆく。

阿寺の七滝へ向かう途中、振り返れば緑の中をすすむ道が伸びる  - -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- -
阿寺の七滝へ向かう途中、振り返れば緑の中をすすむ道が伸びる – -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- –

道中には苔むした杉の木など美しい緑の景色が広がり、写真を撮るのにも最適!

春から初夏にかけてのまぶしいばかりの新緑に包まれた遊歩道

杉の巨木の根元は鮮やかな緑の苔に覆い尽くされている  - -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- -
杉の巨木の根元は鮮やかな緑の苔に覆い尽くされている – -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- –

夏には岩肌の露出した山肌に咲くイワタバコの花

秋には美しい紅葉の中をすすむ遊歩道

と訪れる季節によってみどころもたくさん。

光に照らされ真新しい緑の木々も秋には錦に染まる  - -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- -
光に照らされ真新しい緑の木々も秋には錦に染まる – -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- –

そして滝へたどり着けば、豪快さはないものの優雅に流れ落ちる美しい曲線を持った阿寺の七滝が出迎えます。

夏には滝から流れる渓流で水遊びも楽しめるスポットで水に関連する写真が多く撮れる撮影スポットです。

下からは最上部まで見えないが美しい曲線を描く阿寺の七滝  - -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- -
下からは最上部まで見えないが美しい曲線を描く阿寺の七滝 – -愛知県の観光、撮影スポット:阿寺の七滝- –

また周辺には車でさらに山へと走った先に愛知県最大の百間滝と言う趣の違った滝もあり、こちらもおすすめです。

ゼロ磁場に流れる迫力の滝:百間滝

百間滝

阿寺の七滝から北東へ行った先には長野県の分杭峠と同じく日本最大の断層である中央構造線上のゼロ磁場にひときわ大きな滝:百間滝がある。

この百間滝は全長が120mほど、落差は43mもある愛知県で最大と言われる滝。

愛知県で最大と言われる百間滝の迫力ある姿  - -愛知県の観光、撮影スポット:百間滝- -
愛知県で最大と言われる百間滝の迫力ある姿 – -愛知県の観光、撮影スポット:百間滝- –

この滝も緑あふれる自然の中にあり、初夏の新緑に包まれた滝の姿は清涼そのももの姿と言えます。また、秋のもみじに包まれた滝も写真に撮るのにおすすめ!

ただし、こちらは付近の道路が一部通行止めになることが多いので事前に道路状況を調べてから行くことをおすすめします。

※道順がかわるだけで百間滝まではいけるようにはなっているはずです。

また、付近にはゼロ磁場のパワースポットから湧き出す水を汲める場所もあり、せっかくのパワーあふれる水を持ち帰れるようになっていますので、ペットボトルやタンクなどももって行くと良いと思います。

その、ほかにも周辺には鳳来寺や乳岩峡、河津桜の並木道、四谷の千枚田など多くの観光、撮影スポットがあり、新城市など奥三河へ行く際には是非、まわって多くの絶景を撮影してみてください。

アクセス

阿寺の七滝

新東名高速道路、新城インターより20分程

三遠南信自動車道、鳳来峡インターより20分程

百間滝

新東名高速道路、新城インターより30分程

三遠南信自動車道、鳳来峡インターより10分程

阿寺の七滝と百間滝の間は車で10分程の距離です。

 

愛知県の観光情報 - -東海地方- - の観光スポット「撮る旅」
愛知県の観光情報 – -東海地方- – の観光スポット「撮る旅」

急勾配の峠みち:暗峠(大阪府、奈良県境にある観光、撮影スポット)

冬の空気の数だ日には、生駒山から西の方角にきらきらと光る平野が望める - -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- -

松尾芭蕉が最期に旅をした暗峠(くらがり峠)

奈良時代より街道として使われてきた暗峠

「菊の香に くらがり越ゆる 節句かな」これは江戸時代に松尾芭蕉がその最期の旅となる奈良から大阪へ至る際に、この暗峠にて詠んだ句である。

奈良県と大阪府境にある暗峠の石畳の峠道 - -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- -
奈良県と大阪府境にある暗峠の石畳の峠道 – -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- –

この暗峠は古来、大阪と奈良を結ぶ最短距離の街道として整備され、江戸時代には現在も頂上付近に残る石畳の道が敷かれたとされている。

また、この暗峠を越える暗越奈良街道は日本のみち100戦に選定されており、特に峠頂上部分の付近の石畳の街道の風情は写真に収めるのに格好の被写体と言えます。

この暗峠へ登りゆく道は大阪府側、奈良県側ともに車でも苦労するほどの急勾配が続いており、徒歩でゆっくりと上って行くのがおすすめです。

奈良時代より使われてきた峠道:暗峠 - -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- -
奈良時代より使われてきた峠道:暗峠 – -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- –

酷道としても有名な狭く急勾配のつづく峠道

奈良県生駒市と大阪府東大阪市をむすぶ暗峠は酷道と書かれる国道でも有名。

元祖、日本最強の国道とも呼ばれるこの暗峠は、その短い距離での高低差が大きく車での往来にも難渋するほどの急勾配が続く道。

写真撮影ではあまり関係はないのかもしれませんが、一部のファン層に人気のスポットです。

温かみのある色づきの美しいもみじ風景:暗峠

暗峠を散策する際に、おすすめしたい季節は、その山々が暖かい色に染まる紅葉の季節。奈良時代より使われてきた街道に沿って山を登ってゆけば、途中には棚田の風景などもあり、周囲の紅葉とともにカメラに収めたい風景が続く。

暗峠には温かみのある色合いに染められた紅葉がひろがる
暗峠には温かみのある色合いに染められた紅葉がひろがる

夜、生駒の山から見える絶景

暗峠の頂上付近にさしかかるとからは奈良方面、大阪方面ともに見晴らしの利くスポットがある。

また、頂上からは南北にハイキングコースも交差しており山道を歩けば大阪の広大な夜景を望めるスポットも点在する。

そんな夜景スポットの中でも、もっともおすすめのポイントは信貴生駒スカイラインからアクセスが容易な府民の森内のぼくらの広場。

ここからは圧倒的な大阪の夜景が目の前に広がる。

冬の空気の数だ日には、生駒山から西の方角にきらきらと光る平野が望める - -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- -
冬の空気の数だ日には、生駒山から西の方角にきらきらと光る平野が望める – -奈良県、大阪府の観光、撮影スポット- –

空気の澄んだ日には遠く明石海峡大橋まで見渡すことができ、暗い夜道にもかかわらず、この絶景を求めて多くの人が訪れる。

アクセス

第二阪奈有料道路、壱分料金所より車で15分程(暗峠)

近鉄生駒線、南生駒駅より徒歩(ハイキング)1時間程

奈良県の観光、撮影スポットの一覧はこちら

奈良県の観光情報 - -関西地方- - の観光スポット「撮る旅」
奈良県の観光情報 – -関西地方- – の観光スポット「撮る旅」

八百万の神々集う、神の国:出雲大社(島根県の観光、撮影スポット)

旧暦10月に日本全国から集まる神々をお迎えする稲佐の浜 - -島根県:出雲大社- -

出雲大社の観光、撮影スポット

日本の国づくりにまつわる八百万の神々、出雲大社の話

の前に宗教にまつわる小難しいお話(※興味ない方は読み飛ばしてね!)

日本人には宗教について無宗教と思い込んでいる方が多い。

それは日本の宗教の根幹である多神教と言うものが世界的な宗教観とは違うからだと思う。

キリスト教(全世界で20億人以上の信者)、イスラム教(信者数16億人)と言うのが世界の2大宗教と言っても良いと思います。このふたつの宗教は唯一神教です。つまり全知全能の100%良い神様を信奉する宗教です。

しかし日本には古来より八百万(やおろず)の神々が居るとされる、いわゆる多神教。

そして神様は100%良いのではありません。そう、時には祟ります。

日本の神様はみんな良い面(神)と悪い面(鬼)を備えています。だから日本の神様は同じ神様でも名前が違ったりします。

そういう面を知ってから出雲の地を見てみると、また違った思いがわきあがってくると思います。

と、小難しい話はここまでで!

出雲、それは日本の国づくりの神を祀り、日本全国にいる神様の集まる、八百万の神々のふるさとの観光、撮影スポット

神による国づくりの地、神々のふるさと出雲大社の観光、撮影スポット - -島根県:出雲大社- -
神による国づくりの地、神々のふるさと出雲大社 – -島根県:出雲大社- –

そのため日本全国で10月のことを和名で「神無月」と言います。理由は10月になると日本の神様は出雲に集まる、つまり日本各地には神様が不在であり「神無月」といわれます。

逆に出雲では10月のことを「神在月」と言います。これは旧暦の10月に日本各地から八百万の神々が出雲に集まるからといわれています。

八百万の神々のふるさと、日本一の建物:出雲大社(出雲市)

出雲大社公式ページ

言わずと知れた、お伊勢さん(皇祖神を祀る)と並ぶ、日本を代表する神社が出雲大社(いずもおおやしろ)です。

詠み方は、もうほとんどの方はご存知だと思いますが「いづもおおやしろ」であり「いづもたいしゃ」ではないそうです。

大國さまとして親しまれる国づくりの神:大国主命を奉る神社で日本人ならば一生に一度は訪れたい、そんな場所が出雲大社です。

上記していますが、旧暦の10月には日本全国から神々を迎えるためこの出雲の国では他と違い「神在月」と呼ぶことはいかにも有名なお話ですね。

日本の国土を造ったとされる神様をお祀りする出雲大社は古くから雲太、和二、京三(うんた、わに、きょうさん)と言われ日本一の建物として語られてきました。

かつて日本一大きな建物だった出雲大社 - -島根県:出雲大社- -
かつて日本一大きな建物だった出雲大社 – -島根県:出雲大社- –

※「雲太、和二、京三」とは出雲の大社が一番大きくて、二番目は大和の東大寺、三番目が京都の御所と言う意味です。

その圧倒されるまでの大きな社を切り取った写真を撮りたいスポットですね。

八百万の神々をお迎えする稲佐の浜(出雲市)※おすすめ撮影スポット!

出雲神話:「国譲り」のメイン舞台としても有名な浜。旧暦10月には「神迎え」の神事が行われ日本全国から神々を出雲に迎える場所。海を臨む絶壁に建つ祠と鳥居など神秘的なスポットも多くあります。夕日の沈みゆく海を収めたりとシャッターチャンスは数多くある場所でしょう。

旧暦10月に日本全国から集まる神々をお迎えする稲佐の浜 - -島根県:出雲大社- -
旧暦10月に日本全国から集まる神々をお迎えする稲佐の浜 – -島根県:出雲大社- –

是非、神迎えの神事が行われる神聖な浜の雰囲気を切り取った一枚の写真を撮影したい、そんなスポットですね。

また、そのほかにも周辺には旧大社駅など歴史的な建築物も残っており、写真家の吟線に触れる景色が数多くある地域です。

かつて使われていた大社駅の美しい風景 - -島根県:出雲大社- -
かつて使われていた大社駅の美しい風景 – -島根県:出雲大社- –

是非、一度、訪れて、その神々のふるさとの情景をカメラに収めたいものですね。

 

アクセス

山陰自動車道、出雲インターより15分程

一畑電鉄出雲、大社前駅より徒歩7分程

出雲大社以外に是非、訪れたい神社

風光明媚な三河湾に浮かぶ島:竹島(愛知県の観光、撮影スポット)

竹島の浮かぶ海の景観を際立たせる緑の芝生 - -愛知県蒲郡市:竹島- -

八百富神社公式ページ

愛知県のまるで両腕に囲まれたような海、三河湾に浮かぶ小島で国の天然記念物にも指定されている島。

風光明媚な島に祀られる弁天様:八百富神社

島には八百富神社があり、この神社ははるかむかし、平安時代に三河国司として赴いた藤原俊成公(百人一首を編んだ藤原定家の父)が琵琶湖の竹生嶋から勧請した縁結びの神様としても有名な市杵島姫命(厳島神社などと同じ)が祀られており、日本7弁天のひとつとしても数えられている。

三河湾に浮かぶ竹島にある八百富神社は縁結びの神様として信仰される - -愛知県蒲郡市:竹島- -
三河湾に浮かぶ竹島にある八百富神社は縁結びの神様として信仰される – -愛知県蒲郡市:竹島- –

島へ渡る橋を仲よさそうに渡るなどカップルに人気のスポットでもある。

この竹島周辺は温暖な三河湾の風光明媚な場所であり、その海に浮かぶ姿や島へと渡る橋など写真家としても愉しめるスポット。

竹島から見た対岸へと続く風光明媚な風景 - -愛知県蒲郡市:竹島- -
竹島から見た対岸へと続く風光明媚な風景 – -愛知県蒲郡市:竹島- –

温暖な気候から特殊な生態系を持つ島

また、島自体も陸からはわずか400mほどしか離れていないにもかかわらず、陸とは違った温暖な生態系の植物が生い茂っており、一風変わった景色が広がります。

対岸の蒲郡クラシックホテル敷地より望む竹島 - -愛知県蒲郡市:竹島- -
対岸の蒲郡クラシックホテル敷地より望む竹島 – -愛知県蒲郡市:竹島- –

竹島のおすすめ写真スポット

春、対岸の蒲郡クラシックホテルの城郭風の特徴ある外観と山の斜面に咲き乱れるツツジの花は写真をとるのにとってもおすすめ!

対岸の蒲郡クラシックホテルの建物 - -愛知県蒲郡市:竹島- -
対岸の蒲郡クラシックホテルの建物 – -愛知県蒲郡市:竹島- –

また、夏には海岸に整備された公園と、その海岸から伸びる橋、真っ青な空と太陽の光にきらめく海と、絵に描いたような風光明媚な光景が広がり、写真に収めたくなる画が見つかります。

竹島の浮かぶ海の景観を際立たせる緑の芝生 - -愛知県蒲郡市:竹島- -
竹島の浮かぶ海の景観を際立たせる緑の芝生 – -愛知県蒲郡市:竹島- –

さらに冬にはシベリアより渡来したユリカモメが竹島との橋の周辺を自由に飛び回り、海の情景をいっそう引き立ててくれる画を切り取ることができます。

アクセス

東名高速道路、音羽蒲郡インターより15分程

JR東海道本線、蒲郡駅より徒歩15分程

 

 

愛知県の撮影スポット一覧

愛知県の観光情報 - -関西地方- - の観光スポット「撮る旅」
愛知県の観光情報 – -関西地方- – の観光スポット「撮る旅」

山桜がおりなす絶景:吉野山(奈良県の観光、撮影スポット情報)

春の桜と多宝塔 - -奈良県吉野町- -

下千本から咲き始める奈良県、吉野の桜がつくる絶景

吉野山の山桜

写真家ならずとも生きているうちに一度はその景色を目にしたいと思う、吉野山のサクラ。一般的な花の多いサクラと違いこの吉野山は花の少なめの山桜。

山々をピンクに染める吉野の山桜 - -奈良県吉野町- -
山々をピンクに染める吉野の山桜 – -奈良県吉野町- –

約3万本のサクラが下千本・中千本・上千本・奥千本と4つに分かれて密集しており、そのはかなげな風景を醸しだしている。

見ごろは4月、下千本から咲き始め中千本、上千本と咲き、最後に奥千本と時間差をもって咲いてゆくため約1ヶ月にわたり愉しむことができる。

また、開花期間中は夜間ライトアップされる為、また違った幽玄な風情も味わうことができるスポットと言える。

幽玄と言えば夜間のライトアップよりもおすすめしたいのが早朝の深い山々が目覚めるとき。徐々に日の光が届き山々を照らし出すが、霧のかかったこの時間帯はこの世のものとは思えぬほどに幻想的な光景が漂います。

吉野山のシンボル蔵王権現を祀る:金峯山寺

総本山 金峯山寺

役 小角により創建されたと伝わり、古来より修験者が多く訪れた修験場の入り口で吉野山のシンボル的存在の金峯山寺。

春の桜と多宝塔 - -奈良県吉野町- -
春の桜と多宝塔 – -奈良県吉野町- –

南北朝時代には南朝方の拠点としても関わった古刹。

境内に漂う空気も格別のお寺。吉野の山を象徴するとともに、ここより始まる密林の入り口としても存在感があります。是非ともその空気感をおさめた写真を撮りたいスポットでもあります。

金峯山寺のみどころは秘仏本尊である金剛蔵王大権現の公開。2018年は30年3月31日(土)~5月6日(日)の期間において公開されるので是非、吉野の桜とともにお目にかかってきてはいかがでしょうか?

※金剛蔵王大権現は撮影禁止となっているとのことです。

秋、深い色合いに染められる山桜たちの紅葉

また、花の咲く春以外にも吉野山は秋にも訪れてみたいスポットです。

春にはピンクに染められていた山々が紅葉にいろどられます。

主に山桜によっていろどられる吉野の紅葉は、可憐でいて深い色にそまります。

山桜主体の吉野の紅葉 - -奈良県吉野町- -
山桜主体の吉野の紅葉 – -奈良県吉野町- –

日本全国に多く紅葉スポットはありますが、この吉野山の紅葉もほかとは一味違って楽しめるのではないでしょうか?

春の桜、そして秋の紅葉、ともに他のスポットとは違ったこの吉野山でしか見られないシーンを是非、カメラに収めて持ち帰りたいものですね。

アクセス

京奈和自動車道、御所南インターより30分程

京奈和自動車道、五條北インターより30分程

近鉄吉野線、吉野駅よりロープウェイにて5分程の吉野山駅より徒歩10分程

 

長野県でも見られる桜が造る絶景:高遠城址公園

 

天孫降臨伝説の地:高千穂(宮崎県の観光、撮影スポット)

自然のチカラが作り上げた美しい地形 - -宮崎県:高千穂峡- -

神々の時代の空気を感じる高千穂神社

高千穂町、高千穂神社紹介ページ

高千穂は神々がはじめて地上に降り立った場所として神話にその名が刻まれています。

神々の時代を感じさせる境内の高千穂神社 - -宮崎県:高千穂神社- -
神々の時代を感じさせる境内の高千穂神社 – -宮崎県:高千穂神社- –

この高千穂神社は約1900年もの歴史をもち、天孫降臨にゆかりのある神社としては最古の神社とされています。

歴史のある高千穂神社の境内や参道には、その歴史を感じさせる大木が生い茂り店を覆うほどとなって、神々の時代の気配を存分に味わわせてくれます。

なかでも2本の杉の根がひとつになった夫婦杉など美しい被写体としての価値が存分にあると言えるでしょう。

毎晩、奉納される高千穂神社の夜神楽 - -宮崎県:高千穂神社- -
毎晩、奉納される高千穂神社の夜神楽 – -宮崎県:高千穂神社- –

また、夜には神楽殿にて観光神楽が奉納されており、神々しい高千穂の空気に包まれた神聖な雰囲気の夜神楽を被写体として撮ってみるのもよさそうですね。

高千穂郷にある高千穂八十八社の総社として最古の歴史の神社がもつ、その神々しい空気を感じさせる一枚を撮影したいものです。

すぐ近くには観光地、パワースポットとしてとても有名な高千穂峡もあり併せて訪れ、思う存分に素敵な写真を撮るのも良いでしょう。

アメノムラクモのつくりし湧き水流れる高千穂峡

写真家が愛してやまない高千穂峡

高千穂峡、風景写真を撮るのであれば一度は撮りたい被写体のひとつと言えるであろう。

高千穂峡はその昔、阿蘇山の火山活動によって噴出した火砕流が五ヶ瀬川沿いに流れ、急速に冷やされたことで出来上がった、自然による芸術品です。

この高千穂峡にはこんにちにも写真家がこぞって訪れ、素晴らしい景観をそのカメラに収めている、写真家に愛される観光スポットです。

自然のチカラが作り上げた美しい地形 - -宮崎県:高千穂峡- -
自然のチカラが作り上げた美しい地形 – -宮崎県:高千穂峡- –

例えば神話で天村雲命(アメノムラクモノミコト)によって造られた湧き水が流れ落ちる、真名井の滝。

三種のアーチ状の橋が一望のもとにでき、自然の造った造詣と、そこに造られた時代の違い、趣も違う人工の橋の織り成す景観を愉しむことができる高千穂三橋。

高さ50m~100mにも及ぶ断崖が織り成す、柱状節理や深いV字型の谷、そして川に浮かぶ貸しボートの影など被写体として、観光地として一級品のスポットです。

是非、神話の時代に続くような美しい一枚の写真を撮影したいスポットですね。

アクセス

国道218号線、高千穂バイパスからすぐ

 

神話に関連する観光、撮影スポット