本州最南端 のまち串本町(潮岬、樫野崎灯台ほか)
・橋杭岩(串本町)
国の天然記念物にもなっており、串本から大島に向かって約850mのあいだに大小40あまりの奇岩が海上に並んだスポット。
5月から11月にかけては橋杭岩の間に朝日が昇るさまを眺められ、その風景は圧巻のひとこと。
早朝より多くのカメラマンが撮影しに来る人気のスポットです。
自分の眼で見た美しい風景をカメラにおさめ残す、そんなシャッターポイントを探して是非、思い出になる写真を撮影したいものですね。
・田原海岸の海霧(串本町)
田原海岸にあらわれる底冷えのする冬の早朝にあらわれる神秘的な霧の風景。海面近くの空気が冷やされ、水蒸気が凝結すると海霧がたちこめ、その様は幻想的です。
たとえば朝日に照らされた黄金色に輝く海霧、たとえばうすく明け染めたこの世なのかあの世なのか定かにならない幻想的な風情など、ぜひ一度その眼で見て欲しいものです。
そしてその景色をカメラにおさめ、永久に遺すのも写真家の楽しみといえるのではないでしょうか?
・潮岬(串本町)
本州最南端に位置し太平洋の大海原を一望できるスポット。
例えば朝の清々しい空気の中、妨げるもののない太平洋の姿をゆっくりと望む。
例えば、夕方、水平線に沈みゆく夕日に染められた大海原とシルエットになった潮岬灯台の美しさなどがとってもおすすめのスポットです。
また、毎年1月には10万平方メートルにもおよぶ望楼の芝を焼く芝焼き行事も行われ、こちらも是非、一目みたい風景と言えるでしょう。
・樫野崎灯台(串本町)
本州最南端の潮岬の東に浮かぶ紀伊大島、その最東端に位置するのが樫野崎です。
灯台へ向かう途中にはエルトゥールル号の遭難事故の際の救助などを通じて結ばれたトルコとの友好の証として建てられたトルコ記念館や太平洋の荒波に削られた荒々しい風景を望めます。
もっともオススメなのは日の出の時間帯、徐々に明るくなってくる空に浮かび上がる石造灯台のシルエット、そして灯台のその先から望める風景は一見の価値ありと言えるでしょう。
太平洋の大海原から上りくる幻想的な朝日をカメラで切り取ってみたいものです。
また、夜明け前には周辺に大きな明かりもないため空一面に広がる美しい星空も堪能できますので、少し早めに行ってみることをオススメします。